最新ブログ

  1. HOME
  2. BLOG
  3. 山本真菜:受け継ぐ
部員日記

山本真菜:受け継ぐ

こんばんは。

竹内さんから引き継ぎました、短距離ブロック1年の山本真菜です。


 競走部の一員となって1年目、竹内さんは本当にお世話になった先輩のお1人です。不器用で飲み込みの悪い私にも、いつも熱心に指導してくださいました。

 以前、竹内さんは「自分は特別才能がある選手じゃない。だから、誰よりも考えて速くなる方法を探してきた」と仰っていました。その強い志は竹内さんの1つ1つの動き、身体、言葉すべてから伝わってきます。そんな竹内さんと共に練習させていただくうちに、私もこの人のように陸上競技に向き合いたい、強くなりたいと思うようになりました。

 そんな憧れの竹内さんが引退されるのは本当に寂しいですが、竹内さんの思いも引き継いで精いっぱい練習に励みます。そして、いつかまた「山本いいじゃん」と笑顔で褒めていただけるよう頑張ります。見ててくださいね!

 うわぁ、想いが伝えきれない...。とりあえず私の母と妹は竹内さんの大ファンです。


 今シーズンを振り返ると、沢山の経験を積めたと同時に苦い思いをすることが多かったように思います。8月頃から突然の不調に悩まされ、専門種目の400mでは58秒台を連発するなど目も当てられないレースが続きました。もっと強くなりたいと思い早稲田大学の門を叩いたにも関わらず、高校時代の記録にも到底及ばないタイムしか出すことができず、焦り落ち込む日々でした。

 そんな時「焦るな」と沢山の先輩方が声をかけてくださり、的確なアドバスをしてくださったことで自分の課題を明確にすることができました。そして試行錯誤の末、先月の関東新人で3か月ぶりに56秒台に乗せることができ、尊敬する先輩である奈々子さんと表彰台に立つことができました。自己ベストからまだ1秒ほど遅いタイムですが、ほんの少し自信を取り戻せた試合になりました。

 結果が出ないとき、調子が悪いときは視野が狭まり、がむしゃらになりがちです。しかし、そんな時こそ広く周りを見て、やるべき事を1つ1つ確実にクリアしていく。それが不調脱却の近道だと学ぶことができました。

 これから始まる冬季練習では、1日1日の練習を大切にすること、先頭に出て走ること、怪我をしないことを目標に頑張ろうと思います。そして、来シーズンでは自己ベストを更新し、臙脂を背負って戦える選手になります。個人種目はもちろん、リレーでもチームを盛り上げられる存在になりたいです。

 また、先週のところざわアスレチックフェスティバルでほとんどの4年生が引退されました。沢山の人に惜しまれながら引退していく4年生を見て、やはり競技力だけでなく人間性も優れた方たちだったのだと改めて感じました。109代目の一員として、強く温かい4年生の方々の下で競技ができたことは一生の思い出であり誇りです。先輩方が築いてくださったものを受け継ぎながら、さらに強い早稲田を目指して励んでいきます。本当にありがとうございました。ぜひ冬季練習にいらしてください!


 明日は長距離ブロックの佐藤航希さんにお願いしました。引き受けてくださりありがとうございます。

 航希さんとは六大学対抗戦で初めてお話しさせていただき、唯一自分から話しかけることができる長距離ブロックの先輩です(紺碧を除く)。応援席でカレーパンを頬張る私を、温かい目で見てくださっていたのが出会いでした。

 航希さんの第一印象はずばり「こんなに面白い方がこの世にいるんだ」です。航希さんの宮崎弁を駆使した一言一言がなぜか私のツボにクリーンヒットし、沢山笑わせていただきました。その後、なかなかお話しできる機会はなかったのですが、キャンパスや寮周辺ですれ違うと笑顔で挨拶をしてくださいます。

 そんな優しさとユーモア溢れる航希さんは、力強い走りが魅力的で、練習中いつも見入ってしまいます。最近調子がいいという噂を耳にしたので、全日本駅伝、箱根駅伝とかっこいい姿を見せてくださると思います!応援しています!


 長い文章となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。それでは失礼します。