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部員日記

田中天智龍:天智龍先生

※写真は2021年5月1日の早大競技会の写真です。


こんばんは。

稲毛から引き継ぎました。主将の田中天智龍です。

稲毛の部員日記にありましたが、支えられたのは私の方です。1年生の時からどんな時も近くにいて励まし、支えてくれていました。時には、練習の方向性を間違っていた私に対して厳しい言葉をかけてくれた時もありました。1年生の時に「辞めたい」とばかりいう私に対して「まだやれるっしょ!」と明るく声をかけてくれた稲毛がいなければ今の私はいなかったと思います。それくらい稲毛は私にとって、私の陸上人生にとって必要な友でした。誰よりも陸上を愛し、陸上にお金、時間全てをかけた「24時間陸上選手」とはまさに稲毛碧のことです。来シーズンから早稲田大学競走部OBとしてそれぞれ別のチームで走ることになります。種目が違うので一緒に走ることはありませんが、お互いの成績は意識し合って高め合っていけたらと思います。これからもよろしく。



 本日は私の大学4年間で1番思い出に残っているレースを紹介させていただきます。

 大学2年生の時の5月1日の早大競技会です。そのレースは関東インカレの選考レースでした。早大競技会前までの51秒65が自己ベストでしたが、レース展開が上手くハマり、50秒99と0.5秒以上の自己ベストを更新することができました。自己ベストはもちろん嬉しかったですが何より、その週にグランプリを控えていたため、帰寮していた先輩方が競技場に戻ってきて、私を祝福してくれたことが何より嬉しかったです。「お前が50秒出したから戻ってきたぞ」と言ってくれた先輩方の言葉が、「辞めなくて良かったな」と笑ったあの顔が、私よりも嬉しそうなあの顔が今でも忘れられません。その時に改めて早稲田大学競走部を選んで良かった、もっと速くなりたいと思いました。陸上競技をする上で良い時ばかりではありません。苦しいことの方が大半です。でも誰かが私の走りで喜んでくれるこの瞬間のために、私は陸上をしているんだと思いました。「自分のために走った方がいい」とよく聞きます。私は自分のために頑張れない人間です。支えてくれる人がいるから、応援してくれる人がいるから、私の走りで喜んでくれる人がいるから、何度折れても立ち上がりまた頑張れる。今シーズンもなかなか上手くいきませんでしたが、ありがたいことにまだまだ私を応援し、支えてくださる方々がたくさんいます。もう1度這い上がります。また今後も温かく見守っていただけたらと思います。



 10月30日から教育実習で母校の鹿児島南高校に来ており、明日研究授業を控えており少し緊張しております。懐かしい母校でシーズンオフした今も充実した多忙な日々を送らせていただいております。私は見てわかる通り、要領の悪い人間であり、たくさんの助け、支えの中でなんとかこの4年間走り抜くことができました。書きたいことはまだまだあります。研究授業が明日あるので、また準備に戻ります。教育実習が終わったらまた誰か私に部員日記を回してくれると嬉しいです!笑



明日は、新井公貴にお願いしました。新井と出会ったのは高校3年生の時の茨城国体です。その時は新井が8位決勝進出、私が9位で決勝を逃しました。入学前の合宿で新井と同じ大学と知った時、絶対に勝って、先に臙脂のユニフォームを着ようと誓ったのを覚えています。新井も私が成長する上で欠かせない人物でした。1年生の時は練習で新井の30m後ろをいつも走っていました。どうやったら追いつけるのだろう、どうやったら勝てるのだろうと負けず嫌いの私の心に火をつけてくれたのはいつも新井でした。そして、新井はチームのムードメーカーであり、109代目になくてはならない存在です。新井に出会えてよかったと心から思います。引退した新井の分、私が頑張らねばと思います。またご飯行きましょう。明日はよろしく。


お付き合いいただきありがとうございました。

寒暖差が激しい日々が続いておりますが、体調管理にはお気をつけください。

それでは失礼いたします。