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部員日記

平野智也:スタートライン

こんばんは。更新が遅くなってしまい、申し訳ございません。

石原から引き継ぎました、短距離ブロック3年の平野智也と申します。

始めに断っておきますが、そんなに依頼を断っていたつもりはありません!笑謎の洛南リレーが始まり、とうとう私にまで部員日記が回ってきました。洛南高校出身は、短距離と長距離を合わせると7人になり、今では附属校を名乗れるレベルまで大きくなりました。頼もしい後輩がたくさん入ってくれることはとても嬉しいです。


石原とはそれはもう長い付き合いになります。彼を初めて見た時、これがダイヤの原石かと納得したのを覚えています。すらっとした長い手足から繰り出される走りは、外国人選手かと思わせるほどダイナミックで、最近は一段と洗練されたフォームに磨きがかかっています。また私は彼ほど真面目が似合う男はいないと思っています。才能×努力の無限パワーで早稲田の400mを背負う男になってください!期待しています。


久しぶりの部員日記ということで、今回は前半シーズンの振り返りをさせていただきます。

私は競走部に入部してから2年間、臙脂を着るどころかそのスタートラインにすら立つことができませんでした。数々の挫折を味い、時にはこのまま続けていてもいいのだろうかと頭をよぎることもありました。しかしここまで続けてきた陸上人生をこんな形で終わらせたくない、お世話になった競走部に結果で貢献したい、そんな思いを胸に続けることを決意しました。後がないなかで覚悟を持って臨んだ冬季練習を終え、これまでにない程良い感覚を掴んでいたのですが、試合が迫った目前に怪我をしてしまいました。この時ばかりはさすがに焦りましたが、今できることを着実に一歩一歩取り組んでいきました。しかし怪我から回復し、最初の数試合は悪天候も重なり、散々な結果でした。もしかしたら普段の私ならここで諦めてしまっていたかもしれません。今振り返るとここで諦めなかったのは、仲間の存在が大きかったと思います。そしてついに六月の上尾市記録会で関東インカレB標準を突破することができました。競走部に貢献どころか迷惑ばかりかけてしまっていたなかで、ようやくスタートラインに立つことができました。何が変わったかといわれると、大きく変わったことはないかもしれません。ただ少し先輩に頼ってみたり、少し前に出て走ってみたり、自分の中での小さな変化の積み重ねがきっかけとなり、大学ベストを更新することができたのだと思います。しかしまだ自己ベストを出すことはできていません。高校の時に比べ、心身共に大きく成長し、こんなにも考えて考えて陸上に向き合っているのに、自己ベストはまだ遠いです。本当に不思議でしょうがないですが、最近になってこれが陸上競技の魅力なのだと気づきました。何が自分の中で足りないのか模索する日々、0.01秒のために精神を削って努力する毎日は苦しいですが、悔いを残さないためにも頑張っていきたいです。そして次に部員日記が回ってきた際には、臙脂を着て走っている姿をupできるよう精進して参ります。


明日は長距離ブロック3年の伊福陽太にお願いしました。意外に思われるかもしれませんが、伊福とは高校の3年間、同じクラスで苦楽を共にしてきました。普段は、明るい性格で、おちゃらけている彼ですが、陸上のこととなると一気に真面目になります。毎日欠かさずに練習日誌をつけたり、真摯に陸上競技に向き合う姿に陰ながら感心していました。高校では、中々結果が出すに苦しんでいた彼でしたが、その後も諦めずに努力を重ね、昨年見事に箱根駅伝を走っている姿を見てとても感動しました。最近では、練習時間も異なるため関わることが減ってきてしまいましたが、まだまだお付き合いよろしくお願いします!


拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。まだまだ厳しい暑さが続いておりますので、お体には気をつけてお過ごしください。それでは。