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部員日記

高橋優喜:身体スキル獲得への道(ロンダート含む)

サムネイルはTwitterから引用

伊藤凜さんから引き継ぎました、長距離ブロック2年の高橋優喜です。凜さんと初めて話したのは1月のTOEIC試験の時です。一つ後ろ席に綺麗なロングヘアの方がいるなーと思ったら、まさかの凜さんでした。気さくに話して下さって、奈々子さんと3人でご飯にも連れて行っていただいて本当に嬉しかったです。成績優秀で料理上手で、歌が上手いなど、欠点が見当たりません。ただそれ以降あまり関わっていなかったので、橋の下で声をかけられた際は何か悪いことでもしたのかと思いましたが、先輩から日記を回していただいてとても嬉しい(喜び)です。現在は怪我に苦しんでいるそうですが、目標が爆発なだけに、練習中に見かける時の目は英気を漂わせているように感じます。これから爆発すること間違いありません。TOEIC サボってしまっているので、良かったら一緒に勉強しましょう。



さて、先月あったイベントといえば、関東インカレです。2度目の10000mWは手術後の復帰明け初レースではあったものの、思うような結果を残すことができませんでした。全日本インカレ標準の42:30切りを目標にしていましたが、あと一歩のところで終わってしまった点、入賞まであと7秒だった点、競歩の同期に次々と抜かれている点など考えるとかなり焦りを感じています。国立競技場でたくさんの方々の応援もあり、申し訳ない気持ちと素直に悔しさがありました。競技への取り組み方を考えなければならない、より一層陸上を頑張ろうと関東インカレをきっかけに気持ちに火がつきました。



話は変わりますが、私はスポーツ工学という授業をとっており、その授業の中で技術獲得におけるプロセスについて学びました。自分が獲得しようとしているスキルに対して課題を見出し、それをどの先導レベル、背景レベルから意識づけできるかという内容です。競歩はフォーム7割、持久力3割で実力が決定づけられると言われているので、フォーム技術の向上は競技力向上に必須です。意識しなければ、動かすことのできない定めた先導レベルをいかに無意識下に持っていけるのか(運動の自動化)ということについて最近考えています。ランニングに関しても、今は省エネの時代でいかに酸素を取り入れられるかよりも、いかに同じ酸素量で速く走れるかにフォーカスされています。自分は今何が出来ていて、何が出来ていないのか俯瞰して見ることはとても難しく、イメージと実際の動きを擦り合わせられないことばかりです。競歩のフォームはどうしても言葉によるメタ認知だけでは分からない領域です。科学的な解釈が大きな指針になってくれると思います。近いうちに、長距離Bチームではレジスタンストレーニングの走力への効果について、実験対象者として研究に参加するので、ランニングエコノミー的な面で色々と得られるものがありそうでとても楽しみです。スポーツ科学部で学んで得られた科学的根拠に基づいた技術獲得が出来ればいいなと思っております。



明日は長距離ブロック3年の須山向陽さんにお願いしました。須山さんとは器械体操の授業が同じで、毎回二人で悪戦苦闘しています。須山さんのランニングフォームはめちゃくちゃ綺麗で体操も上手そうだなと思っていたのですが、出来なくて少しホッとしました笑。このままでは2人して落単コースなので、協力して側方倒立回転1/4捻りの技術獲得をしていきたいです。普段はふわっとしている感じの印象ですが、器械体操の授業が終わったあとはそのまま、トレーニング室で鏡と睨めっこで動きの矯正のような練習していたり、記録会で補助員をしていた時も暇さえあればどう動かしたら良いのかを考えていたりしていました。怪我の中でも陸上に対してめげずに真摯に取り組んでいると近くで見て感じています。早く怪我から抜け出して、悠々としたフォームで爆走する須山さんを見たいです。



拙い文章でしたが、読んでいただきありがとうございます。梅雨がもうそこまでやってきておりますが、体調にはどうぞお気をつけください。それでは失礼いたします。