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部員日記

川上恵麻:"metamorphosis"

こんばんは。木村から引き継ぎました、トレーナーブロック2年の川上恵麻です。

 

日差しの強い練習後、太陽にエネルギーを奪われ電車でぼーっとしていた帰り道、木村からメッセージが来ました。久しぶりの部員日記、後輩からの部員日記、本当に嬉しかったです。眠気も疲れも一瞬で消えました。回してくれてありがとう。

木村は私が話しかけた後輩第一号のように思います。というのも、彼の雰囲気はとても優しく、話しかけやすいからです。当初はなぜ競走部に入部したのかなどと、面接官の様な問いかけをしてしまったのを覚えています。しかしそこから過去に陸上経験がないことを知り、同じく陸上未経験の自分と似ているかもと親近感を抱くようになりました。第一印象の通り、優しい性格を持つ木村ですが本当にしっかりしていて、1年生とは思えない程です。グラウンドでのマネージャーの仕事は(熱中症になるのではないかと心配になるぐらい..)一生懸命です。その中でも選手としっかりコミュニケーションをとり、常に笑顔で接している木村からは、トレーナーとして学ぶことも多く、また部員として常に元気をもらっています。木村のことを私は本当に尊敬しています!!そんな彼は、自身の部員日記に記していた様に「唯一無二のマネージャー」に成長していくのではないでしょうか。同じスタッフとしてこれからも頑張ろうね!

 

木村の紹介文によると、私は「とても話しかけやすい人」らしいです。しかし、今まででそのようなことを言われたことは滅多にありませんでした。実のところ、大学の友人に自分の第一印象を聞くと誰しもが「話しかけづらい」「怖い」と口を揃えて言います。中高で親しくしていた友人からも同様の答えが返ってきます。ですので、初対面で「話しかけやすくなった」という点は、私の中での“変化”の一つなのではないかと思います。普段の練習から同じブロックの大先輩である白井さんには相談することが多いですが、その中でも「川上は川上らしいトレーナーでいい。色んなトレーナーがいていい。」というアドバイスをもらったことがあります。勿論技術的面でのトレーナーのあるべき姿は求められる一定のものがあると考えます。一方で個々の性格や強み、興味のある分野を活かして自分らしさというものをトレーナー活動で出していくことも大切であると感じます。

 

8月下旬よりシンガポールから早稲田へと、選手が練習に参加しています。先日シンガポールチームのコーチであるハムカさん(Coach Hamkah)の講義を受けたのですが、”a sound mind in a sound body”という言葉を大切にしていらっしゃると伺いました。これはどれだけ身体的に努力して技術を磨いても、精神的強さがなければそれらを発揮することはできない、という意味を持ちます。選手の些細な変化に気づき、ケア中・対話中に小さなことから深い悩み事までメンタル面からもアプローチできる、そんなトレーナーに成長していきたいです。

 

「話す」という点に再度戻りますが、2年生になってから感じるようになったことは「他者から学べること」です。春学期のスポーツ科学部の授業中、教授から「人の考えが綴られた本の2,3千円を高いと思うのならば、まだその価値を分かっていない」という話を受けました。本とは自分がそのプロセス全てを経験せずとも、他人の成功あるいは失敗体験から学ぶことのできる最短手段であるということを仰っていました。これを受け、部活の集合で以前、短距離ブロック長の新上さんが似たようなことを発言されていたのを思い出しました。新上さんは、部員との話を通して、相手の経験談を自分の糧にしていくことができると語られていました。競走部には様々な考え方を持つ、おもしろい人が集まっています。陸上に対する考え方は勿論ですが、それ以外のことも話を通して引き出していき、相手から学んでいく、そして自分の考え方も柔軟に変えていくことが、自分自身、人としての成長に繋がるのではないかと思います。2年生となり、後輩ができたということも要因としては大きいですが、これらの話を踏まえて以前より自分からコミュニケーションを取るようになったと感じます。ここにも自分の“変化”を見ることができるのではないでしょうか。

 

久しぶりの部員日記、自分の中での変化が多くあり書きたいことがたくさんですが、本日はここで終わろうと思います。

 

明日は短距離ブロック3年の島田さんにお願いしました。引き受けてくださり、本当にありがとうございます。島田さんとは7月の菅平合宿にて、たくさんお話する機会がありました。毎回と言っていいほど、食堂で席が近かったというのも一つの理由です(わざとではないです,,)。入部当初から島田さんの笑顔が印象的であったのに加え、先輩後輩そして同期全員から慕われている「愛されキャラ」のイメージを持っていました。そしてそのイメージは私の中で今も尚、変わりません。島田さんは会話中、一番大きくリアクションをしてくださいます。それもあり話しかけやすく、また話していて楽しいです。一方で走りになると、人が変わったようになります。その二面性も私の尊敬するポイントの一つです。これからも、お世話になります。明日はどうぞよろしくお願いいたします。

(追伸: NewJeans:Super Shyのダンス、楽しみに待っています.)

 

*写真はシンガポールの選手達と撮ったものです。

 

まとまりのない文章となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。9月が始まりましたが、暑さの厳しい日がまだまだ続きますので体調にお気をつけてお過ごしください。それでは失礼します。