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清水奈々子:2年生髪長い
こんばんは。田中美雪より引き継ぎました、短距離ブロック3年の清水奈々子です。
彼女と私は、お互い認めようとしませんが似ているところがあります。趣味も食の好みも生活スタイルも何一つ共感し合えるところはありませんが、根幹となる考え方がすごく似ています。だから時々、本当に時々、二人で心の内をさらけ出して語る日があるのです。彼女はそんな瞬間を「残したい日」と綴ってくれましたが、私にとっては猫を被りながら薄っぺらい会話をする瞬間も「残したい日」のひとつだったりしています。
それから良い機会なのでこの場をお借りして言わせていただくと、私は美雪の部員日記が大好きです。感情と論理性が絶妙に相まった彼女の言葉には人を惹き込む力があります。これからもその言葉で後輩を引っ張り、そして我々を支えてください。
恥ずかしいのでしばらく彼女の顔見れません。
先日101回目の箱根駅伝が幕を閉じました。
早稲田大学競走部員として3度目の箱根を迎えた私ですか、年を重ねる毎に「応援する側」から「応援される側」になっている自分がいます。
スタートラインを切った間瀬田からゴールテープを切った菅野さんまで、彼らに向けられた沿道からの声援は自分にも向けられているように感じました。
彼らが時折苦しそうな表情を見せると自分も苦しくなりましたし、彼らが襷を繋ぐと自分も手を握りしめて走り出しそうになりました。
「One早稲田」
これは魔法の言葉です。20kmを1時間で走る駅伝に、10kmを2時間で走る私が出場することは一生叶いません。しかしこの言葉がある限り、私は彼らと一緒に箱根路を走ることができます。
逆も然り。私が日本一になれば、周りも日本一の景色を見ることができます。競走部全員で絶景を見るために、今年も私は走ります!
さて、今年で101回目を迎えた箱根駅伝ですが、一方のハーゲンダッツは今年で41周年を迎えます。振り返ると、40年間の集大成ということもあり、昨年の期間限定商品のラインナップには目を見張るものがありました。更に年末には「40周年の幸せを運ぶ電車」と称して、メトロ車両内をファンから寄せられたハーゲンダッツエピソードで埋めつくすという粋な計らいを見せてくれました。味の追求だけでなく常に新しいことに挑戦してファンを楽しませようとする姿勢、これこそがハーゲンダッツが40年間応援され続ける所以だと思います。
2025年度、いよいよ陸上人生を締めくくる年が幕を開けます。私もハーゲンダッツのように、自身の結果だけを求めるのではなく部員一人一人にいい影響を与える選手になれるよう精進して参ります。
明日は長距離ブロック3年の間瀬田にお願いしましたが、どうやら彼は忙しい様子なので今回に限り見逃してあげました。そんなこんなで間瀬田の流れ弾を食らったラッキーパーソンは、ハードルブロック1年の渕上です。
「渕上って今何年生だっけ?」
これは私が渕上に話しかける時の枕詞です。それくらい彼には貫禄があります。
昨シーズンの彼はアジアチャンピオンの座に輝いた後、怪我により片腕が不自由な中で日本学生界のトップに君臨しました。
つまり両腕が使えるようになった今年の彼は文字通り無敵です。世界のトップに躍り出る日もそう遠くないって確か本人も言っていたような気がします。
とにかく冬季練習の彼はとんでもなく速いので今シーズン乞うご期待。
え、彼の恋愛事情が聞きたいですって?
今頑張っているところなんです。温かく見守ってあげてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。それでは失礼します。
サムネイル:内藤香乃s