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石原慎也:今しかチャンスはない

こんばんは。
眞下から引継ぎました,短距離ブロック4年の石原慎也と申します。
部員日記を基本的に断らない主義の私ですが、半年ほど前、期末試験や就職活動が重なってしまい眞下からのパスを断腸の思いで断ってしまったことがありました。だからこそ、今回回してくれてとても嬉しいです。ありがとう!
競走部には個性豊かなマネージャーの方が在籍していますが、眞下を一言で表すとすれば、「選手に元気を与えてくれるマネージャー」でしょうか。グラウンドでは誰よりも大きな声でタイムを読み上げてくれますし、私の同期で1番声が大きいでお馴染みの西徹朗をも凌駕する声量で応援をしてくれます。厳しい練習の中でも彼から元気をもらった選手は私以外にもたくさんいるはずです。
昨年の春学期には、集合のない金曜日に私が1人で練習していると、眞下が木村と共に毎週のように駆けつけてくれ、計測や動画撮影をしてくれたこともありました。あの時、彼らにどれだけ支えられたか分かりません。
また、グラウンドで活動する1・2年生のマネージャーが眞下1人ということで、練習外での仕事も非常に多いはずです。それでも苦しい顔一つせず、私たち選手のために尽力してくれています。だからこそ、私は人一倍感謝の気持ちを伝えるようにしているのです。
眞下と共に活動できる期間はあと少しですが、結果で恩返しできるよう精進していこうと思います。引き続きサポートよろしく!
多くの4年生の引退試合となる早慶戦まで、早くも残り1ヶ月余りとなりました。
近況報告としては、先週、一つの大きな目標としていた兵庫県選手権に出場しました。グラウンドコンディションも自身の調子もこれ以上ないほど良い状態でしたが、スタート直前に足を攣ってしまい、自分のパフォーマンスを全く発揮できないままレースを終えてしまいました。狙った試合で結果を残すという、陸上競技の難しさを改めて実感しました。自分の力を発揮することができず非常に悔しかったですが、何より応援に来てくれた父の前で良い走りを見せることができなかったことが一番心残りです。
引退まで残り数レースしか残されていませんが、自分が納得できる走りをして大学陸上を終えたいと思います。
話は変わりますが、最近出会った1人の陸上選手について書かせていただきます。彼の名前はChun Ho Chan(ニックネーム:Hoho、サムネイル写真前列左から3人目)。彼は香港出身で、専門種目は400mと400mH。FISUワールドユニバーシティゲームズの香港代表であり、今年のアジア選手権にも出場した選手です。彼は先月中旬から本日まで競走部の練習に参加していました。
滞在期間中、私は彼と多くの時間を共にしました。同い年で同じ専門種目という共通点もあってか、言語の壁を超えてすぐに打ち解け、外食や温泉、ショッピングにも出かけました。彼と話す中で、彼は陸上競技に対する熱い想いを語ってくれました。相手と競い合うこと、自分の限界に挑戦することが楽しいと。その言葉を聞いて私はハッとさせられました。私はこれまで、結果ばかりを追い求め、自分に過度なプレッシャーをかけ続けていたように思います。走ることが楽しいという、私が陸上競技を始めた原点をすっかり見失っていることに気付かされました。
彼自身も来年までに香港記録(400m:47.28)を突破できなければプロとして競技を継続できないというプレッシャーを抱えているそうです。それでも彼はそのプレッシャーをものともせず、心から陸上競技を楽しんでいるのです。そんな彼の姿を間近でみて、私の考えにも変化が生まれました。残り少ない大学陸上を全力で楽しもう、そう心に決めました。
彼は本日帰国の途につきますが、彼と再会した暁には、今よりももっと笑顔で、陸上競技の魅力について語り合える自分でいたいと思います。
日本選手権で活躍した選手の日記を読みたいという声があることは重々承知していますが、あえて明日は,短長の後輩である2年の鹿毛丈にお願いしました。
そこまで鹿毛にこだわる理由は、私が最も関わった後輩と言っても過言ではないからです(次の部員日記は4年生リレーになりそうです)。月に1度は彼と食事へ行き、練習では1本走るごとに彼とコミュニケーションをとっているように思います。
彼はとても人懐っこく、どれだけくだらない話をしても目を大きく見開き笑顔で聞いてくれますし、時には鋭いツッコミを入れてくれます。そんな鹿毛のことを私は心からかわいい後輩だと思っています。
私は鹿毛に今後大きく飛躍してほしいと思っていますし、その可能性を十分に秘めていると確信しています。たしかに大学入学後は苦しい時間が続き、練習に参加できない期間さえありました。しかし彼の練習に対する姿勢は目を見張るものがあります。どれだけ苦しい練習でも何があろうと、必ずやり遂げます。地面を這いつくばってでも上級生にくらいつき、メキメキ力をつけてきているように思います。
いつか鹿毛が対校戦に出場し、活躍する姿が見たい。似たような境遇の後輩だからこそ、よりそう強く思うのかもしれません。みなさんも今後の鹿毛の活躍にご期待ください。
明日はよろしく!
最後までお読みくださりありがとうございました。
本日で日本選手権が終了し、多くの競走部の選手が活躍し、大きな感動を与えてくれました。
来週の日本選手権リレーや8月の早慶戦など、主要大会が今後も続きます。引き続き競走部へご声援のほどよろしくお願い申し上げます。
それでは、失礼します。