
最新ブログ
渕上翔太:キミシダイ列車

こんばんは。
河野から引き継ぎました、ハードルブロック2年の渕上翔太です。
河野は先輩から同期までコミュニケーションの幅が広く、とても面白いことで名が知れています。具体的に何が面白かったかは思い出せませんが、河野との話の最後は大体笑って終わっている気がします。関西出身ということもあるのでしょうか。河野と同じ高校出身の強烈な人が自分の同期にもいますが、その人に匹敵、いや超えているかも知れません。それだけユーモアがあり、走りについても貪欲に研究する、これが河野の強さだと思います。練習の合間に走りについて話しますが、自分の考えを言語化し、試行錯誤しながらしていることがとても伝わってきます。対校戦においても1年生ながら個人種目、4継、マイルに出場し、これだけこなすことのできるのは、河野しかいません。
「次のユニバは私も一緒に行きます。」と言われたからには、僕も負けていられません。2年後のユニバ、共に出場できるようこれからも頑張ろう!
シーズンも早いものでいよいよ終盤に差し掛かろうとしています。
・ユニバーシティゲームズに出場する
・世界陸上に出場する
これが今季掲げていた目標です。
1つ目の目標は達成することができ、大学生の代表としてドイツで行われた大会に出場させていただきました。共に出場した代表メンバーの中には、日本のトップで活躍されている選手もいてその方達との会話や選手村の雰囲気、海外の試合感など多くのことを経験させていただきました。9レーンと観客席の間隔がぶつかりそうなくらい狭かったり、夜の9時近くに試合があったりなどこれまでになく、驚くことでいっぱいでした。この大会がこれまでの競技に対する価値観を変えてくれました。結果としては、6位と満足するものではなかったですが、現地まで駆けつけてくれた両親の前で3本走れたことや、得た経験が多くとても価値のある大会となりました。
2つ目の目標である世界陸上への出場。これは叶いませんでした。
日本選手権、各グランプリなど勝ちきれなかった部分に自分の弱さを痛感しました。あと少しでという段階ではなく、僅かにかすめただけでした。シニアでの「世界」というものはまだまだ遠いようです。大会が近づくにつれ、テレビや街中で「世界陸上」という言葉は増え、目にする度悔しさが増しています。ただ少し面白くも感じています。昨年まで学生内で戦うことを目標にしていた自分が、今年、世界陸上出場を目標にする段階になれた。ほんの少しずつではありますが、世界に対して現実味が表れているのも事実です。
「過去の自分が今僕の土台となる」
僕が好きな歌の中の言葉です。
2027年、同じように世界陸上に出場するチャンスがあります。
この経験を出場するための土台とするかしないか、生かすも殺すも自分次第です。
2年後「あの日があって良かった」と笑って迎えるためにも、やるべきことを着実にこなしていきます。
明日は盛岡優喜さんにお願いしました。
無茶なお願いを引き受けてくださりありがとうございます。というのも、盛岡さんは2週間前の競技会を最後に引退されたからです。その中で回すのもどうかと思いましたが、あまりにも回したすぎたので回させていただきました。
盛岡さんは僕にとってお兄さん的存在、いやもはや兄です。
1年半という短い時間でしたが、その多くを共に過ごさせていただきました。初めて早稲田に練習見学に参加した際、少しだけ言葉を交わしたのですがその時の印象は「こわい」この一言でした。あまりにも怖すぎて、高校の同期に「早稲田どうだった?」と聞かれた時に咄嗟に「むちゃ怖かった」と答えたことを覚えています。そこから入学し、関わらせていただく中でここまでの関係となるとは全く想像していませんでした。何から何まで相談させていただき、毎度的確にアドバイスくださいました。特に僕の中で印象的だったことが、冬季練習でのウエイトのことです。冬季練のウエイト練習を共にさせていただき、それまでウエイト知識が全くと言っていいほどなかった自分が質問したことや意図について細かく説明していただきました。走りや、ハードルについても深く考えられているのに、ここまでも考えているのかと驚きました。懸垂など言われた動きがすぐできなかった自分を見離さず面倒を見てくださりました。「頭を使って陸上をする」を常に教え、体現されていました。そんな盛岡さんだからこそ、110mH、400 mHの2種目で安定した走りだったのだと思います。盛岡さんのハードル技術は唯一無二で、頭では理解できていても、することはとても難しいです。少しでも真似できるように頑張ります。
その他にも、怪我はある程度のものなら走っても自己ベストが出ることや、どこにあるこのお店が美味しいとか、多くのことを教わりました。大学に入ってからの自分を作ってくれたのは間違いなく盛岡さんです。3度一緒に表彰台に乗ったこと、対抗戦の行き道で携帯を無くしたこと、ハードル会はまぐり案件など何もかもが思い出です。
本当にありがとうございました!そしてこれからもよろしくお願いします!
※ちなみに僕の中で引退は仮なのでいつでもグラウンドで待ってます!(大川さんも)
拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは失礼します。