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部員日記

松田晏奈:悔しくなくなったら、終わり

こんばんは。山本真菜さんから引き継ぎました、ハードルブロック1年の松田晏奈と申します。真菜さんの部員日記にもありましたが、寮が一緒なので、お話しする機会がよくあります。普段からさまざまな話題で盛り上がりますが、「国宝」という映画や韓国ドラマの話をしている時の真菜さんは、いつも目がキラキラしていて、映画やドラマを鑑賞するのが本当に好きで、その姿がとても可愛いなと感じます。


そんな真菜さんですが、私が怪我をした際にはとても気遣ってくださり、「何かあったら、すぐ相談してね。」と、優しく声をかけていただきました。そんな真菜さんが大好きで、どこか心が救われるような気持ちになります。また、練習の時は表情が引き締まり、ひたむきに努力する姿が本当にかっこいいです。私も、そんな非の打ち所がない、真菜さんのような先輩になりたいです!


真菜さん、いつかぜひ映画とご飯に行きましょう!


この夏、菅平での合宿を終えた直後の練習中、初めて大腿二頭筋腱の肉離れを経験しました。怪我をした直後は「たいしたことはないだろう。少し休めば治る。」と楽観的に考えていました。しかし、現実は厳しく、再びスピードを上げて走れるようになるまでには1ヶ月以上の時間を要しました。合宿中は手応えもあり、調子も上向いていた矢先のアクシデントだっただけに、そこで足踏みを強いられた悔しさは、非常に大きなものでした。

復帰後も思うように身体が動かず、焦りや不安が募るばかりで、練習を重ねても納得のいく動きができず、自分を見失いそうになることが何度もありました。そんな中、恩師とお話しする機会があり、その際、ふと心に触れたのがこの一言でした。


「悔しくなくなったら、終わり」


この一言に救われたような気がしました。悔しいという感情は、今の自分にとって「もっと前へ進みたい」という強い意志の表れであり、まだ自分の中に向上心が残っている証だと気づかされました。「悔しい」と心から思える限り、私は立ち止まらずにいられる。むしろ、その感情こそが、次の一歩を踏み出す原動力になってくれるのだと感じました。

今回の怪我もまた、決して無駄なものではなかったと思いたいです。これは、むしろ自分の競技人生において欠かせない一つの学びであり、強さの源になっていくはずです。そう信じて、これからも精進していきたいと思っています。


さて、明日の部員日記は、ハードルブロック2年の林美希さんにお願いしました。

実は、入学前から、いつか美希さんに日記を回してみたいと密かに思っていたので、今回、快く引き受けてくださりとても嬉しく思っています。

美希さんとは、私が高校2年のとき、大阪で開催された全国合宿でご一緒させていただいたのがきっかけで、そこから親しくさせていただくようになりました。(サムネイルの写真はその時の写真です。)あのとき、閉店ギリギリの百貨店に駆け込んで買い物をしたのは良かったものの、出入り口が閉められてしまい、二人で「あれ?出られない…」と焦りながら出口を探し回ったことは、今でも楽しい思い出です。

高校女子ハードル界を牽引していた美希さんが進学される早稲田大学で、私も一緒に陸上に打ち込みたいという気持ちが強くなり、「もう一度、世界を目指したい」という思いも重なって、早稲田大学への進学を決めました。

いつか美希さんを越えられる存在になれるよう精進して参ります。

美希さん、明日はどうぞよろしくお願いいたします。


拙い文章でしたが、お読みいただきありがとうございました。

所沢では、どんぐりをよく見かける季節となってきました。とても暑かった夏も、もうすぐ終わりそうです。皆様、季節の変わり目、どうかお身体に気をつけてお過ごしください。それでは失礼します。