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富樫優:前髪リバイバル

こんばんは。
平山から引き継ぎました、マネージャーブロック3年の富樫優です。
平山は、私の切りすぎた前髪を一生いじってきます。
私の明らかに失敗された前髪に、みんな触れても良いのか様子を伺っている中で、平山だけは毎日違う角度からいじってきます。
でも、そろそろ前髪も伸びてきて、いい感じになってしまいました。
そうなると、もう平山との会話も無くなってしまうのでしょうか。
それはそれで寂しいので、いつも隅の方でストレッチをしている平山に、これからは私の方からから話しかけに行こうと思います。
度胸のある、私の愛すべき後輩です。回してくれてありがとう。
※なぜか私は、平山のように独特な人に懐かれることが多い気がします。私も独特ということなのでしょうか泣
就職活動を通して自分の20年をざっと振り返ったとき、私は案外プレッシャーに強い人間だと気付きました。
手に入れたいものができたときは、あまり親しくない人にさえ強気な目標を話し、応援や協力をしてもらってきました。
そのような過程を経て進んでいったとき、然るべきタイミングで諦めたり外したりすることはありませんでした。
人に話し、支えてもらっている分、「必ず結果を残さなければいけない」「他人や自分との約束を破ってはいけない」という強いプレッシャーを、自ら与え続けてきたのだと思います。
しかし、プレッシャーがあるというのは幸せなことです。
「プレッシャーがかかる」ということは、自分の志を理解してくれている人が、「あなたなら実現できる」と、応援してくれていることの裏返しだと考えているからです。
優秀な姉と弟に挟まれて育った私は、幼い頃から自分自身に対する周りの期待は全くないと感じながら生きてきました。
おかげで、我慢の多かったであろう姉のそばで、私はやりたいことを自由に選び、のびのびと生きてこられました。"プレッシャー"という言葉とは無縁でした。それが寂しいと感じる瞬間もありましたが、今では感謝しています。
現在も特別大きな期待を背負っているわけではありません。
ただ、マネージャーとしての私の働き方や過ごし方を見て、
グラウンドに一人でも自分を求めてくれる人がいること。ミスをしたら怒ってくれる人がいること。正しい道に引き戻してくる人がいること。
これは本当にありがたいことです。
私は、そうした人たちの期待を超える生き方をしてやろうと思っています。
そしてこれからは、自分が僅かにも受けてきた「期待」という形のプレッシャーを、今度は選手の志を応援する力に変えていきたいと思います。
明日はハードルブロック2年の瀬能に回しました。
瀬能のハードリングは本当に見応えがあります。
「ガシャンガシャン」と音が鳴っている方向を見ると、大体瀬能が跳んでいます。いつも足にハードルが当たっているので、見ているこちらの胸が痛くなります。どうか、見る人の心に優しいハードルの跳び方をしてほしいです。
ただ、瀬能の限界を決めないところと無邪気なところを、私は尊敬しています。
長い怪我からの復帰戦で、自己ベストタイを出しても、「もっといけると思っていました」と、次の日にはもう一人で練習を始めていました。
それに、私の頭がパンクしそうな時に瀬能と話したことがありました。スッカスカのコメントをそれっぽく言う瀬能に、心の底から笑ってしまいました。でもあのとき、私はとても救われました。
その節は大変お世話になりました。明日もよろしくね!
強風にあおられて、短い前髪が無くなって萎えてしまう前に失礼します。
お読みいただきありがとうございました。