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部員日記

伊藤幸太郎:春高健児

 失礼します。鈴木琉胤から引き継ぎました、長距離ブロック四年の伊藤幸太郎です。


 琉胤は同部屋の後輩です。一年生ですが、チーム204号室のエースであり、いつも走りで僕たちを引っ張ってくれています。琉胤の強さは皆さんご存知の通りだと思いますが、個人的には走り自体のセンスはもちろんのこと、気持ちの強さが競技者の中で群を抜いていると思います。どんな状況でも自分を貫く、苦しくても顔に出さずに100%以上の力を出し切る。自分が監督でも琉胤なら絶対に大丈夫、そう安心して任せることのできる選手です。一緒に競技ができるのも残りわずかです。同部屋襷リレーが実現できるように頑張ります。



 さて、前回の部員日記は合宿中でしたが、その時も書いたように、今年の合宿は量も質もバランス良くこなすことができました。合宿も人生ラストになるので、ジョグのペースや距離、補強の内容など細かく計画を立て、ほぼその通りに進めることができました。出雲駅伝には絡むことができず悔しさを味わいましたが、早稲田競技会では5km、13'57"の自己ベストを更新し、夏の成果を発揮することができました。いいシーズンインとなったので、この結果を駅伝シーズンの勢いに繋げていきたいです。



 今年の部員日記では僕の陸上人生について何回かに分けて振り返っていますが、本日はその高校編です。

 僕の出身は埼玉県にある春日部高校という男子校です。文武両道を掲げていますが、行事も盛んで文化祭や体育祭では全生徒が全力になって取り組みます。行事のたびに全校生徒で肩を組んで歌った応援歌は今でも自分を奮い立たせてくれます。

 そんな高校での目標は学校として48年ぶりの関東高校駅伝に出場することでした。長距離ブロックの同期は12人おり、非常に個性豊かなメンバーが揃っていました。(現在も競技を続けている人も多く、明日の箱根駅伝予選会にも2名が出場します)一年生の頃は先生が見ていないと練習をサボってしまう人も多くいました。僕は大学では口でチームを引っ張っていくようなことは少ないので今のチームメートにはあまり印象が無いかもしれませんが、高校では2年間キャプテンを勤めており、後輩や同期にも少し厳しいことを言っていた記憶があります。最初はバラバラなチームでしたが、年々まとまっていき、受験を目前に控えた3年生の11月まで、6人が部活に残り競技を続けました。3年間の目標だった関東高校駅伝は2秒差で出場することができませんでしたが、春日部高校陸上部での思い出は僕の青春そのものです。高校では3年間で5000mの自己ベストを2分以上縮めることができました。ここまで成長することができたのは顧問の秋庭先生やチームメートのお陰です。本当に感謝しています。

今年の箱根駅伝では優勝したゼッケンを秋庭先生にプレゼントできるように頑張ります。(高校の先輩であり、オリンピアンの青木涼真選手が試合のゼッケンを先生にプレゼントしており、いつかは同じことがしたいと憧れています)



 明日は投擲ブロック一年の松永成美にお願いしました。松永さんは私と同じ埼玉県出身で同じ友誠館陸上クラブに所属していました。松永さんは現在、槍投げを中心に競技に取り組んでいますが、中学生の頃は長距離、高校生の時はハードルとさまざまな種目で活躍している印象です。大学では理工学部に所属しており、高いレベルで文武両道を実現している姿を見て刺激をもらっています。競走部では大会があるたびに全選手の結果がLINEで送られてくるので、密かに応援しています。これからもチーム友誠館で頑張っていきましょう。明日はよろしく!



 本日はこの辺で失礼します。最後まで読んでいただきありがとうございました。