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松永成美:念願の襷リレー

こんにちは。
伊藤幸太郎さんから引き継ぎました、投擲ブロック1年の松永成美です。
次に部員日記が回ってきたら、必ず幸太郎さんに渡そう!——と秘かに考えていたので、ご連絡をいただいた時は、思わず声が出てしまうほど嬉しかったです(笑)。幸太郎さんとの出会いは、私が小学5年生の時。幸太郎さんの部員日記にもありましたが、私たちは友誠館陸上クラブという同じクラブチームで、3歳差ながらも親しくさせていただきました。当時は私も長距離を専門としていたため、共に汗を流し、練習に励んでいました。幸太郎さんは、本当に努力家です。元々特別に速かったわけではないとご自身でも仰っていましたが、まさにその血の滲むような努力こそが、今の幸太郎さんを形づくっているのだと思います。この競走部への道を開拓してくださり、本当にありがとうございます!箱根駅伝、心から楽しみにしていますね!!
さて、突然ですが皆様、「豆」はお好きでしょうか。枝豆、大豆、落花生、etc…。様々な種類の豆がありますが、実は、私の手にも常に「豆」があります。足にできる人もいるかもしれません。バーベルや鉄の重さに抗いトレーニングに打ち込むたび、豆ができては潰れます。手を洗うたびに水が染みて、思わず涙目になります。しかし、この痛みこそが今日という一日をやり切った証だと感じています。
植物の豆は、種類によって旬や成長のプロセスが全く異なります。枝豆は、未成熟ながらも 畑の上という目に見える場所で、すぐに収穫の時を迎えます。大豆は、成熟した種子として収穫された後、醤油や味噌、納豆などに加工され日本の食文化を支える基盤へと姿を変えます。そして落花生は、花が落ちた後、子房柄が土の中深くまで潜り込み、人目に触れない地中深くで実になります。
自分の旬はいつ訪れるのか。目に見える成果(枝豆)がすぐに出るかもしれないし、人知れず地中で静かに力を蓄える期間(落花生)が長く続くかもしれません。1年後なのか、3年後なのか、10年後なのか。今この手にある潰れた豆の痛みがいつ、どのような結果に繋がるのかは分かりません。それでも自分を信じ、この痛みを栄養に変え、努力し続けたいと思います。
明日は短距離ブロック1年の五味彩花にお願いしました。彩花は、今シーズン、怪我に苦しんだ時期があったと思います。しかし、その中でも自分が今できることを着実に積み重ねている姿は、私にとって日々大きな刺激となっています。怪我の期間中も、ベンチプレスやハムストリングスの強化に励んでいるようで、「成美ちゃん!◯◯キロできるようになった!」「成美ちゃん!ハムストリングスのトレーニングやるから見て!」と、いつも目を輝かせて報告してくれます。そのたび、成長を続ける彩花の姿を見て、私まで同じくらい嬉しくなってしまいます。彩花、地道な落花生期間、一緒に頑張っていこうね!
涼しくなり、過ごしやすい季節になってきました。しかし、感染症が流行っていますので、皆様どうかご自愛ください。それでは失礼いたします。