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池淵秀:Last Race
こんばんは。宮崎から引き継ぎました、短距離ブロック4年の池淵秀です。
宮崎は棒高跳びの選手なので、当然ながら短距離の僕と、ほとんどの練習を共にしていません。したがって、接点を持ちづらい関係とも言えるのですが、彼女は僕を見つけると毎回なぜかニヤニヤしながら「なんですかw」と言ってくるので、僕は「いや、何もないですよ。ごきげんよう。」と真面目な顔かつ、丁寧な口調で返しています。僕は宮崎の前では真面目な姿しか見せたことがありません。「池淵がふざけて接してくる」と部員日記で言われてとても心外でした。しかし、僕の心は宇宙よりも広く、海よりも深いので全てを許しましょう。冗談はさておき、彼女は現在たった1人で棒高跳びに取り組み、自己ベストを目指しています。ただでさえ、孤独な陸上競技において、同じ種目で頼る仲間がいないことは、とても苦しいはずです。しかし、そんな苦しい姿を見せずに直向きに頑張っている姿はとてもかっこいいと感じています。来年はぜひとも、宇宙にバーを設置して、僕の心の領域まで高く跳んでくれることを期待しています!ファイトでぇす。
この部員日記は最後の部員日記になるのか、もう一度書くチャンスがあるのか。というところから内容を決めたいのですが、ここで感動的な文章を書いてしまい、もう一度回ってくると非常に気まずいと思うので今日はpopな文章にしようかと思います。
明日は私の大学競技生活にとって最後の試合の日となりました。所沢のグラウンドで行われる小さな大会ですが、8月あたりから怪我をしてしまい、この試合に間に合うのかどうかも怪しかった私からすると、出られるだけで本当に有り難いことだと思っています。振り返れば13年間、陸上を思い続け、明日のために今日を積み上げてきた日々でした。最後の大会は大きな大会ではないし、体もベストな状態とは言えないけれど、明日は13年間積み上げたものを信じて、全力でゴールを駆け抜けたいと思っています。
ところで最近の私は大学生活自体が終盤に差し掛かり、新しい出会いや挑戦の匂いが漂ってくる日々です。部活という大きな存在に変わって次は何が私を魅了するのか、とてもワクワクしています。先日企業の内定式に参加しましたが、自分が社会人として世の中にどう貢献できるのかを考えるいい機会になりました。これからは自分のことだけではなく、周囲を思いやれる人間になれるよう日々心がけたいと思いました。合わせて、卒業までにやりたいこと、学生のうちにしかできないことに恐れず挑戦しようと思います!
明日は、何が専門種目なのか、未だに誰も知らない一年生の佐々木悠人さんにお願いしました。
佐々木さんは僕が一年生の中で一番丁寧に接している後輩と言っても過言ではありません。いつも頭の中では優しく技術指導をしています。しかし、彼は僕に「雑です」と言ってくるので、とても悲しいです。
菅平合宿では、部屋が同部屋だったので数日を一緒に過ごしました。とてもやかましい彼ではありますが、挨拶もとても大きくしてくれますし、意外と周りに気を遣って生活していました。その姿を見て、女子からの人気がとんでもなくて、モテモテな理由もわかった気がしました。
合宿では陸上以外の趣味の話や、恋愛の話など様々なジャンルの会話をしました。恋愛話では彼のシャイな部分が聞けて、可愛いなと思いました。僕は真剣に恋愛相談に乗るので、決して彼をいじったりすることはありません。的確なアドバイスだけを返すことができたのではないかと当時を振り返っています。
さて、来年からは2年生となり、競走部員としてより一層結果が求められる学年となるかと思います。苦しいこともあるかもしれませんが持ち前の明るさで元気に競走部を盛り上げてくれることを期待しています!がんばれ。
おそらく最後ではないと考えてはいるのですが、絶妙なタイミングですし、一応明日の試合が最後の試合です。今後機会があるかもわかりません。というわけで、この場を借りて、これまで支えてくださった全ての方々に、海よりも深い感謝を申し上げまして、締めくくりとさせていただきます。
4年間本当にありがとうございました。
※明日の最終試合頑張ります。おやすみなさい。