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部員日記

佐々木悠人:4年生のみなさんありがとうございました。

こんばんは。

池淵さんから引き継ぎました、跳躍ブロック1年の佐々木悠人です。


誰もが羨む池淵さんからの部員日記を受け取ることができた喜び、生涯胸に刻みたいと思います。夢にも見たこの機会をお借りし、これまで心の奥底に秘めていた池淵さんへの想いを語らせて下さい。

池淵さんは基本的に僕の挨拶を受け付けておりません。

佐々木「こんにちは!」

池淵さん「…、、え、だれ?」

この会話を幾度となく繰り返す毎日でした。そのため昨日の部員日記を拝見し、驚きを隠せませんでした。丁寧に接していただいた記憶は残念ながらなかったからです。しかしなぜでしょう、僕は池淵さんのことが大好きです。そして私は気づきました。底知れぬ愛の存在に。愛のあるいじりはありがたいものです。僕は池淵さんの愛に救われました。全てをここに記すことはできませんが、どうかこの感謝が池淵さんに伝わればと思います。そして引退試合を迎えた今日、初めてしていただいた池淵さんからのグータッチを僕は忘れません。


さて、本日の集合を機に多くの偉大なる4年生方がグラウンドから旅立たれます。改めまして感謝申し上げます。日々の練習ではいついかなる時もそこには常に大きく勇敢な先輩方の存在がありました。特に4年生方の迫力には圧倒されるものがあります。一方で僕はどうでしょうか。僕がこの競走部の門をたたいて以来半年の活動を振り返ると、迫力どころか胸を張り競走部の部員として他と戦える実力すらないことが現実として突きつけられます。入部当初の記録から見れば少しは改善されたように思いますが、依然みなさんと肩を並べて勝負できる力はありません。それを分かっていながら僕は先輩方や同期たちとの差を埋める要素に気づけませんでした。ところが、先日ある先輩と長らくお話しさせていただく機会がありました。私からするとその先輩は輝かしい功績を残し、部内でも地位を確立した無敵の存在でした。しかし、お話を聞くうちに輝かしい功績の裏に血の滲むような苦労と努力が隠されていたことを知りました。僕は心動かされました。そして僕にはなにが足りなかったのか、競技者として早稲田大学競走部の一員としてなにが必要とされているのかが分かりました。僕に必要なものは覚悟です。競技者として挫折を経験しないものなどいないとよく言われます。その挫折や苦労を乗り越えた先に輝かしい栄光が待っているのです。ですが、その壁を乗り越えることは容易なことではありません。険しい壁を乗り越えるには強い覚悟が必要なのだと気づきました。そして今日、グラウンドを後にする先輩方からいただいた言葉からも覚悟の大切さを実感しました。

死ぬ気でやってみろ。

陸上競技に人生を捧げた先輩ならではの言葉なのだと思います。これまで数々の言い訳を繰り返してきた僕だからこそその言葉に怖さを感じました。たとえ死ぬことがなくてもそれほどの辛い想いをしなければならないのだと。ただ、僕が強く逞しくなるにはこれしかないのだと今は理解できます。単純に身体の大きさや年齢、性格などを言い訳に自らの成績に納得することも容易いことなのだと思います。しかし、僕は今、早稲田大学競走部の一員です。なんのために入部したのか。今一度深く考え覚悟を決めます。そしていつの日か後輩たちに囲まれ、偉大な先輩であったとグラウンドから送り出される日を迎えることでしょう。


話は変わりますが、僕には今シーズンあと2試合残されています。まずはこの2試合、私の覚悟を見せる試合にして見せます。よく佐々木は自信だけは一丁前であると言われます。その自信を根拠のある自信にすべく、今シーズンの締めくくりを良きものとするべく残された時間を有意義に使っていきます。


明日は跳躍ブロック2年の棚井将輝さんにお願いしました。

快く引き受けてくださりありがとうございます。棚井さんとは跳躍ブロックで共に活動させていただくことが多いですが、プライベートでもよくご一緒させていただいております。「今日、餃子行こうぜ!」がもはや口癖となっている棚井さんですが、おそらく棚井さんは餃子が好きというより佐々木のことが好きなんだと思います。棚井さんは厳しい先輩です。特に僕には。これは完全なるツンデレであると言えます。僕だって棚井さんのこと好きですよ。棚井さんがいなければ部活動における僕の笑顔は半分以下になってしまうことでしょう。これからもよろしくお願いします。競技面では切磋琢磨しつつ、プライベートでは2人だけの甘い時間を過ごす、そんな関係を築いていけたらと思います。


拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただきありがとうございます。


それでは失礼いたします。