最新ブログ

  1. HOME
  2. BLOG
  3. 佐々木悠人:SASAKI in your area
部員日記

佐々木悠人:SASAKI in your area

こんばんは。

増子より引き継ぎました、跳躍ブロック3年の佐々木悠人と申します。


増子と始めて交わした会話は、中国語だったと記憶しています。第二外国語のクラスが偶然にも同じだった僕たちは、その頃からお互いを意識し始め、そして惹かれあっていきました。出会いは偶然、しかしその後の時間は必然だったのだと今では思います。


練習場所も専門も異なる中で、気づけば僕たちは、言葉少なに刺激を受け合い、今日まで来ています。並んで走ることはなくても、背中を追う感覚だけは、常にそこにありました。


誰もが口を揃えて言います。増子はいいやつ。そして、速い。だからこそ、怪我に苦しむ彼の姿はもう見たくありません。競技も、距離も、立つ場所も違います。目指す「場所」が同じだとは言えません。それでも、競技に向かう姿勢や、積み上げてきた時間の重み、その向かう「方向」は同じだと思っています。


来年、箱根の地で襷をかける増子の姿を、僕は常に思い描いています。僕は僕の場所で、彼は彼の舞台で。それぞれの戦い方で、互いに恥じない一年にしよう。  




先日、BLACKPINKのライブに行きました。

正直に言えば、それまで特別な興味があったわけではありません。知人に誘われ、深く考えずに足を運んだというのが実際のところです。しかし、今となっては、その判断は完全に誤りだったと思っています。気づけばすっかりファンになっている自分がいます。


ライブが始まってまず感動したのは、完成度の高さです。激しい動きの中でも一切の迷いがなく、表現が崩れません。それでいて、どこか張りつめた緊張感が常に漂っていました。すべてが周到に用意されているはずなのに、次に何が起こるか分からない。そんな矛盾した感覚に、次第に引き込まれていきました。


その理由を考えているうちに、あることに気づきました。彼女たちは「同じことを再現している」のではなく、「その場ですべてを成立させている」のだということです。音響、会場の空気、観客の反応。毎回異なる条件の中で、パフォーマンスをその瞬間の“正解”にしてしまう力がある。


競技者として目指すべきものもまた、そこにあるのだと思います。

僕たちは日々の練習で、助走の本数、踏切の位置、動きの感覚を揃えようとします。再現性を高めることは、競技者にとって欠かせません。しかし、本番は練習のコピーではありません。風、気温、緊張感、周囲の視線。そのすべてが、助走や踏切に微妙な変化を与えます。


重要なのは、条件が変わらないことではなく、条件が変わっても跳べることです。

完成度とは、完璧なフォームを固定することではなく、揺らぎの中で自分の動きを成立させる力なのだと、ライブを観て強く感じました。


冬季練習中は特に、理想の形を追い求めすぎてしまいます。しかし、多少のズレや違和感があっても、その中で最善を選び取ることも同様に必要なのだと思います。


次に跳躍ピットに立つとき、あのステージの光景を、ふと思い出す気がします。すべてが思い通りに揃っていなくても構いません。その状況で成立させる。そんな選手になってみせます。




明日は、マネージャーブロック2年の眞下優音にお願いしました。


つい先日のことです。僕は、彼の“漢”を見ました。


普段は何事にも笑顔で向き合い、名前の通り優しく柔らかな印象の眞下。しかしその日、合宿中のミーティングで目にしたのは、鬼気迫る表情で主将に訴えかける彼の姿でした。競走部、そしてマネージャーブロックに対する強い想いを真正面から言葉にするその姿に、深い感動を覚えました。


ミーティング後、食堂で交わした会話を今でも覚えています。

「ひっさしぶりに、熱くなったっすわ」

そう語る眞下は、とても頼もしく映りました。それはきっと、彼が「支える側」でありながら、私たちと同じ目線で戦ってくれている存在だと感じたからだと思います。


競技当日、結果として名前が残るのは選手です。しかし、そこに至るまでの準備、判断、環境づくり、そのすべてにマネージャーの尽力があります。競技場に立つのは一人でも、戦っているのは決して一人ではありません。


だからこそ、眞下に結果で恩返しができるよう、全力で競技に臨みたいと強く思っています。

これからも、よろしく。


最後までお読みいただきありがとうございます。

お体には十分お気をつけてお過ごしください。

それでは、失礼します。