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部員日記

中島橙子:強さ

※サムネは久しぶりに4人で歩けたところを撮ってくれました!ちょうど1人離れていて小さすぎたので合成しました。笑



こんばんは。

跳躍ブロックの藤本涼哉から引き継ぎました、長距離ブロック2年の中島橙子と申します。



ライン追加と思いきや、いきなり部員日記のお願い、キャパも大きくはない私、テスト期間で普通なら断るはずなのですか、深く考えず「全然いいよ!」と即答していました(笑)。

寒さが増してきた頃から、トレ室や倉庫で彼と会うことが明らかに増えました。ブロックは違いますが、鍛え上げられた身体と、話しかけやすい和やかな雰囲気のギャップが印象的です。最近はこの冬でさらにムキムキになった気がします。


中々違うブロックの男子と話す機会は多くないのですが、彼とは最初に倉庫で話した時、リーパス治療の時間が一瞬で過ぎた印象です。

練習面においてはトレ室で黙々と筋トレをしていたり、幅跳び専門ながらさらっとバイクに取り組んでいたり、遅くまで練習に打ち込む姿はとても尊敬しています。

また一年生ながら臙脂を纏って関東インカレで戦っていた姿は本当にかっこよく、最も「跳ばない(正しくは跳んではいけない)」競技をしている身としては、華麗に遠くへ跳べるのが羨ましい限りです。。


今シーズンさらにレベルアップした活躍を楽しみにしてます!お互い頑張ろうね!!


ちなみに関西出身だとは全く気づけなかったので、この部員日記を機にぜひツッコんでほしいです!(笑)。






前回の部員日記はトラックシーズン終了直後の11月ということで今回はそこからの冬季のロードレースに向けた練習を振り返ってみたいと思います。




「トラックシーズンが終わり、今はロードレースに向けて、長い距離への耐性をつけているところです。」


とでもさらっと書けていたら良かったです。




振り返ってみると、入学してから昨シーズンまで、毎回自己ベスト、もしくはそれに近いタイムで歩くことができていました。怪我をしてないわけではないですが、たとえしたとしてもいつの間にか治ってまた戻っている。結果だけを見れば、どちらかと言えばいわゆる「うまくいっていた部類」だったと思います。



しかし、現実、うまく行き続けるのは難しいです。11月末に授業でのジャンプ系動作をきっかけに踵骨を骨折しました。治りかけたと思った矢先、年末には高熱で1週間ほどまともに動けなくなり、そこから急ピッチで戻そうとした結果、股関節あたりに違和感が出て腸腰筋の軽度肉離れの診断。肉離れなら今までも競歩をやりながらでも日が経てば治っていたため、またすぐ治るだろうと思っていました。ところが日が経ってもあまり改善は見られず、1月末になった今、原因がはっきりしない状態が続いています。復活しかけて競歩を再開したことは何度かありましたが、結局まともに競歩の練習には戻れず、今はトレ室でのバイクや、できる範囲のウエイトが中心の生活です。


幸いなことに新鮮さを感じているからか、今の練習に対して「きつい、しんどい」という感覚はありません。

その一方で、大学に入ってからなんだかんだうまくやれていた自分や、そこから無意識のうちに自分にかけていた期待、そして「周りからこう思われたい」「期待を超える自分でいたい」という、周囲も巻き込んだ願望に縛られるほど、「そうでなければならない」と自分に義務感を課してしまうことがあり、ふとした瞬間に苦しくなることもゼロではないです。



 この状況ではありますが、いや、この状況になったからこそ、人との関わりの中で今の状態を周りに見せることは、弱さではないのだと気づかせられました。むしろ、それは必要なことなのだと感じるようになりました。

今回日記を書く上でも当たり障りないことを書くか、今綴っていることを書くか、かなり迷っていましたが、後者を選ぶことができたのはそのおかげです。




「強く見せたい」ではなく、「強くありたい」。




そう思えるようになったことは私にとって大きな変化でした。そう思わせてくれたこと、本当に感謝しかないです。





今以上に「強さ」について深く感じることはない気がしているので、ここから少し書いてみたいと思います。



「強さ」について考えるとき、ある話を思い出しました。当時はあまり深く考えずに聞き流していたのですが、今の自分には不思議としっくりきています。


ダイヤモンドは、この世界で最も硬い物質の一つだと言われています。傷がつきにくく、”強さの象徴”のように扱われることも多い存在です。

けれど、その硬さは決して万能ではなく、力の加わり方や方向によっては、意外なほど簡単に砕けてしまうことがある、という話でした。

それは、「強さ」が一つの性質だけで成り立つものではないことを教えてくれているように感じました。


その話を思い出しながら、今の自分を重ねていました。

何にも動じず、頑として変わらない意思や姿勢だけを強さだと思っていたら、身体やメンタルの状態変わったとき、その強さは簡単に限界を迎えてしまうのかもしれません。


思い返す中で、もう一つ、自分の中に浮かんできたことがあります。

ダイヤモンドが強そうに見える理由は、硬さだけでなく、”キラキラと輝いてみえる”からではないかということです。


思い返せばこれまでの自分は、結果が出ているときほど、順調なときほど、どこかで「強く見せたい」と思っていた気がします。

うまくいっている姿、順調そうな姿、輝いているように見える自分でいたい。

その「輝き」を保つことが、いつの間にか自分の中で強さの基準になっていたかのように感じます。


しかし今考えてみると、そうした輝きだけが強さではないと感じています。

むしろ自身の揺らぎを認め、弱さを受け入れ、突っ走り続けるのではなく、必要なときに立ち止まりながら、周囲の支えを受け取って形を変えていくこと。

そうした一見すると強さとは逆に見える在り方の中にこそ、折れずに前へ進み続けるための本当の「強さ」があるのではないかと感じています。





周囲の人の存在は本当に大きいものだなと感じます。

人の強さは一人で完結するものではないのだと思います。一方向に踏ん張り続けるのではなく、揺らぎながらも周囲の支えを受け取り、その都度形を変えながら模索して前に進むこと。

そうした柔らかさを含んだ強さが、本当の意味での「強さ」なのではないかと思います。


 忙しい中2時間近く評価をして考えてくれて、トレーニングを教えてくれるトレーナーさん。


この状態をまとまりなく話続けた時に最後まで聞いてくれて「絶対に大丈夫。」と言ってくれる人。 


最後までやり切れるか分からない状態でも、ポイント練習のためのサポート体制を整えてくれるスタッフさん。


「今日、歩きません?」と、(早く一緒に歩きたいかのように?笑)声をかけてくれる人。


その全てが、私に「強くありたい」と思わせてくれる大きな存在です。



だからこそ私は、今この壁に向き合う中で育まれている、育んでもらっている「強さ」を、必ず競技の力へと昇華させ、来シーズン、過去の自分を更新する結果で示します。







と書き綴った昨日、少し自分に素直になれたからでしょうか。

今朝、理由のわからなかった脚が、何事もなかったかのように私の願望に静かに応えてくれました。



焦らず、誤魔化さず。

あと二年、この過程ごと背負って、全力で駆け抜けます。








明日は中距離ブロック1年の熊倉花萌にお願いしました。


テスト期間が終わって「やっと一息。。。」なタイミングだと思うのに、引き受けてくれてありがとう!!


多分本人の中では、

「ブロックも違うし、長期休みに入ったら練習時間も違うのになぁ」

とちょっと思っていたのではないでしょうか。

それでも、部員日記を誰に回そうかなと考えたとき、彼女が頭に浮かびました。

理由は、正直すごくしょうもないです(笑)。


練習後の「お疲れ様」から、部室でたわいもない話を初めてしたとき。

笑顔で柔らかい雰囲気が印象的で、話の流れでジュースの話になり、私もちょうど飲みたかったので2本買って渡しました。

そのとき、誰よりも美味しそうに受け取ってくれた姿が、なぜか今でも強く印象に残っています。あのオレンジジュース、果汁200%に見えました(笑)。

そこからか話しかけることが多くなり、彼女が大会で自己ベストを更新したときは、素直に嬉しく、直接「おめでとう!」と伝えていました。



グラウンドやロードで本気で練習に打ち込む姿はもちろん印象的ですが、きつさ以上に「楽しんでいる感じ」が伝わってくるのが彼女らしさであり良さだと思います。

また、授業の出席カードを出してすぐ一人で練習を始めていたと聞いたときも、その姿勢に驚かされました。


寒い中の長い距離の練習はきついこともあるけど、シーズンに向けてお互い頑張ろうね!!


次は冷たいジュースじゃなくて、あったかい飲み物を一緒に飲みたいです(笑)。


「食への興味は人一倍あります!」とLINEで紹介してくれたので、

これを機に練習後に沁みるものを食べに行けたら嬉しいなと思っています!!


明日はよろしく!



最後までお読みいただきありがとうございました。

風が強く冷え込む日が続きますが、どうか体調にお気をつけてお過ごしください。