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石原佳篤:老後と向き合うことで得られた考え方
↑自分の写真がなかったため、急遽帰り道に悠人さんに撮っていただきましたが大変不評でした。
こんばんは。
髙木沙也さんから引き継ぎました、混成ブロック1年の石原佳篤と申します。
部員日記を回してくださりありがとうございます。そろそろ書きたいと思っていたので、正直とても嬉しかったです。
髙木さんのお話には、いつも新しい刺激があります。特に印象に残っているのが「こんな友達がいるシリーズ」です。就活が徐々に他人事ではなくなり、将来について考える機会が増えた今、エリートの方から多くの失敗を経験された方まで、さまざまな人生の話を聞けるのは非常に貴重だと感じています。人脈が広く、人としての魅力に溢れた髙木さんのような大学生になりたいと思ったことは一度や二度ではありません。また、どんな話でもまず肯定して聞いてくださるので、つい話し過ぎてしまいます。『人は聞き方が9割』という言葉がありますが、まさに髙木さんのような方のことだと思います。マネージャーとして私たち選手を支えてくださっていることに感謝しつつ、競技で応えられるようこれからも全力で取り組んでいきます。
さて、「就活」を意識し始めた私ですが、どうやら祖父は「しゅうかつ(終活)」を始めたようです。先日、祖父と旅行に行き、残りの人生について話す機会がありました。今回はその経験を通して考えた老後の人生観について書いてみたいと思います。
一般に、後期高齢者は75歳以上の方を指します。56年後、私もその仲間入りをします。祖父はすでに75歳を過ぎ、体力などに徐々に制限が出てきたそうです。それでも旅行や食事に連れて行ってくれますし、幼い頃から多くの愛情を注いでもらいました。祖父なしでは今の私はありません。
その一方で、ある疑問が浮かびました。祖父は「何かをしてあげられる自分」でいようとしているのではないか、と感じたからです。
働くこと、稼ぐこと、家族を支えること。そうした役割を通じて自分の価値を確立してきた世代にとって、それらを失うことは単なる変化ではなく、存在そのものに関わる問題なのだと思います。もし自分が年を取り、誰かの役に立てなくなったとき、その自分をどう肯定すればよいのか分からなくなる(無気力なども一つの状態でしょう)――その不安が、「まだ与えられる自分」であろうとする行動につながるのかもしれません。
しかし、役割があるから一緒にいる、役割を果たせるから価値がある、という関係はとても脆い側面があります。それができなくなった瞬間に関係が崩れるのであれば、それは安心ではなく条件付きの居場所です。祖父にとって本当に必要なのは、新しい役割を与えられることではなく、何もできなくなっても関係が続くという経験なのではないかと、私は考えるようになりました。何も与えられなくなったとしても、その存在自体が肯定される居場所は、大きな救いになるはずです。
ここで競走部の話に繋がります。「結果を残せなければ存在に意味がない」という感覚は、多くの競走部員が一度は抱くものだと思います。チームがシーズンへと前進する中で、私自身怪我で4か月以上全体練習から離脱し、競走部に「何も与えられない存在」だと感じて、自分を否定することがありました。しかし祖父との会話を通じて、役割を失ったと感じる時期にこそ、自分をどう肯定するかが重要なのだと気づきました。下を向いていてはもったいない。どんな自分であっても否定せず、前向きに取り組むことで、競走部には必ず見えてくる景色があると信じています。
まとまりのない話をまとめます。
就活と終活は正反対の言葉のようでいて、どちらも「自分の価値とどう向き合うか」という点で通じています。将来、もし自分が役割を失ったとしても否定されない環境であってほしい。そのために、今の自分がどう生き、どう人と関わるのかを考え続けていきたいと思います。本稿が、普段あまり考えない領域に目を向けるきっかけになれば幸いです。
さて、明日の部員日記はハードルブロック2年の千葉史織さんにお願いしました。突然のお願いにも関わらず引き受けてくださりありがとうございます。実はあまりお話ししたことがなく、「実は、、仲良くなりたくて……」と恐る恐るお伝えしました。ですが、私は千葉さんの競技結果や練習への取り組み姿勢を心から尊敬しています。冬季練習では、誰もやりたがらないメニューを淡々とこなす姿が印象的で、競走部を真に背負って闘っているその姿に、強く惹かれています。
仲良くなる第一歩として、部員日記を通じてお互いの偏見を共有してみようと思います(以下、完全に根拠のない私の偏見です)。
「前向きで真面目。たまに弱みを見せるギャップがあり、自然と人が集まるタイプ。焼きプリン派でたけのこの里派、夏は海派。MBTIはESTJ。」
もし違っていたら大変失礼しました。明日の答え合わせを楽しみにしています。これからぜひたくさんお話しさせてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。季節の変わり目ですので、どうかお体ご自愛ください。
それでは、失礼します。








