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部員日記

西徹朗:海の底へ

 お久しぶりです。村松より引き継ぎました、ハードルブロック4年の西徹朗です。

 

 村松は、OBでもあり部員でもある立場の私に部員日記を渡してくれました。この部員日記を書くことで部員としてこの競走部に残っていることを肯定されたような気分になります。回してくれてありがとう。また、昨日の部員日記の中で私のことを大先輩と称してくれました。彼の心の中に私の存在があることが分かって嬉しい反面、心の距離が若干空いてしまうような気もするので、もっと気安く考えて欲しいものです。村松の部員日記にもあった通り、同じチームでストレングスメニュー(ウエイトトレーニングのようなもの)を行っています。そんな中で受けた彼の印象は、「すごく考える人間だな」です。ストレングスの種目を1つとっても、他者からのアドバイスを言語化し自分の動作に反映させたり、その他の話題でも積極的に他の人に意見を聞いて自分の解釈に落とし込んだりなど、

グラウンドで常に頭をフル回転させています。また政治経済学部と勉学も非常に高いレベルを要求される学部に所属するにもかかわらず、陸上・勉強・ギター・その他の趣味と活動の幅が広いことは素直に尊敬します。「考える」能力が高いからこそ、これほどの多方面に興味の輪を広げられるのだと思います。大学の陸上競技は考えて練習をする人が伸びていくので、村松にはこの姿勢をずっと継続してほしいです。

 

 前回の部員日記は昨年の8月、4年生最後の部員日記として書いたものでした。あれから半年が経過し、来年4月からは大学院生としてもう2年この競走部に残って競技を続けることとなりました。まずは、早稲田大学競走部という素晴らしい環境で競技を続けさせていただくことに感謝申し上げます。

 

 私が予想していたよりも早く部員日記を書く機会が訪れました。これを逃せば次いつ部員日記が回ってくるか分からないので喜んで引き受けこととしました。

 この半年間で最も感じたことは、「陸上の海って甘くないな」です(海水は塩味ですが)。昨年11月から始まったこの冬季練習で、一度も自分の思い描く走りを実現できていませんでした。セット走では周囲から遅れ、フィジカルトレーニングでも以前のような重量が上がらず、別人になってしまったかのような気分でした。ここからの2年間が私の陸上人生の中で、下手をすれば人生の中で最も重要な時間であるということは頭では理解していましたが、そこから出力される私の走りや動作はそこからは程遠いものでした。競走部での4年間が一区切りついたという気の緩みがあったのかもしれません。10-11月の教育実習や12月の卒業論文執筆、これらの貴重な経験を言い訳にするつもりはありませんが、これらに気を取られすぎて自分の心が競技に向かう頻度や程度が減ってしまっていたのでしょう。今考えれば毎日の練習にもただ行っているだけになっていたと思います。そのまま鴨川合宿を迎えましたが、これも上手くいかず、挙句足底を痛める羽目になりました。

 年末年始、今の自分が競走部で陸上をしてもいいのか、OBとしてグラウンドに残ることが競走部にとって価値はあるのか悩みました。それでも、私は再び立ち上がりました。早稲田大学競走部という存在はそれほどまでに私の中で大きな存在であったのです。今までに競走部から受けた恩を結果で返さずには、一緒に練習する後輩たちにあらゆることを伝えずには、私にグラウンドを離れるという判断はできませんでした。結局足底の不調で1月中は全体練習に復帰することはありませんでしたが、補強種目を行う中で日々自分の成長を感じており、心身ともに充実し始めています。この調子で2月中には強くなって全体練習に戻ってこようと思います。関東インカレ1部に出場することはありませんが、全日本インカレやその他の大会でチームに少しでも貢献し、今まで監督・コーチをはじめとするOBさんや先輩方から受けた恩を、後輩たち(今では部員全員が後輩になってしまいました)に還元できるように日々努力していきます。

 

 そして今年は来る9月、私の地元愛知県は名古屋市でアジア大会が開かれます。アジア大会の日本開催は32年ぶり3度目のことです。おそらく競技人生で1度しかない日本でのアジア大会、しかもそれが地元開催となれば、意識しないはずもありません。大学卒業後にも陸上競技を続けることを決断した理由として、この大会はかなり大きい部分を占めます。またそれに伴って、第110回日本選手権が改修されたパロマ瑞穂スタジアムで今年6月に行われます。同じく瑞穂競技場で行われた第100回の日本選手権に友達と観戦に行ったのが2016年のこと、それから10年後に今度は出場選手として再び瑞穂の地に帰ってくるのはとても感慨深いものがあります。アジア大会の代表権を勝ち取るためにも、お世話になった方々の前で一番良い走りをするためにも、まずは6月の日本選手権、ここに向かって全てを出していこうと思います。新たな西徹朗を是非見ていてください。

 

 明日は短距離ブロック1年の滝澤に引き継ぎました。この冬季で最も関わる機会が多かった部員はおそらく彼でしょう。はまっているゲームが同じだったり、何度も唐揚げ食べ放題に一緒に行ったりなど、話すのが好きな人同士ワイワイやっています。滝澤もこの冬季の間チーム由井で一緒にストレングスメニューを行っているメンバーです。彼は競走部内でこの冬季で変わろうと努力している選手のうちの一人だと思います。付属校からの進学、しかも1年のブランクがある中で入部という特殊な経歴を持ち、競走部で競技をするには結果を残すことが最も求められる立場。1年生のシーズンは怪我が多く、かなり足踏みしている印象でした。冬季練習でチーム由井に入ったのはそんな自分を変えようという意思の表れでしょうか。最近の滝澤は色々な人に話しかけて陸上の話をし、意見を交換しているのをよく見ます。この調子でどんどん陸上や走りへの考えを深めていってほしいです。今年はまだ竹葉に行ってないので、どっかのタイミングでまた唐揚げ食べ放題に行こう。同じく怪我の多い村松と共々、2年生となる滝澤悠貴の来シーズンの大きな飛躍に期待したいと思います。

 

 本日所沢では雪が降り、気温も大変低くなっております。皆様も体調など崩されないよう、お体にはご自愛ください。

それでは、失礼します。