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辻陽介:第2章
こんにちは。
増子陽季さんから引き継ぎました、長距離ブロック2年の辻陽介と申します。
私もまた、増子さんには特別な思い入れがあります。
この紹介文は、最後に書いています。書きたいことが多いのか、増子さんに全て書かれて書くことが無くなってしまったのか。
増子さんの仰る通り、ツーショットは1枚もありません。お付きとして仲が良いのか、あんまり思い出がないのか。
2年過ごして、未だによくわかりません。
2年前のお付き期間、私は部屋で昼ごはんを食べたいと言って、ほとんど増子さんに外食へ連れて行ってもらわなかった(決して、連れて行ってもらえなかったとは言いません。)のが懐かしいですね。
ただ、一つ言えることは、私が言うのも恐縮ですが、増子さんと私は似た人間だということです。
増子さんが全て書いてくださいましたね。
もっとも、増子さんの爆発力は私なんかとは桁違いですが。
こういう人に活躍してほしい、と思っている一番手です。ここまで3年間続けてきた増子さん、凄いです。私のそばには常に増子さんがいて、増子さんのそばには常に私がいた気がします。
ラストイヤー、多少の違和感で私にお世話になるのはいいですが、長期間続けるのはなしでいきましょうね!
完璧なタイミングで増子さんが回してくださったな、と思います。さすがですね。
清々しい気持ちで部員日記を書けるのは、初めてかもしれません。
この2ヶ月半、「自分は何者なのか」という疑問が、常に自分の頭に付き纏いました。
2月14日の10000mを、私の中で最大のターゲットとしていました。
ここで設定タイムを切ることができなければ、選手という肩書きを捨てる。
8月に疲労骨折してからは、その一心でした。
ここ数週間で気づいたことがあります。
私が、どれだけ怪我をしても、どれだけ結果が出なくても、なんとか這いつくばって頑張ってこれたのは、結果を出そうとしたからではなく、周りに影響を与えたかったからに他ならない、ということです。
もちろん、「自分が」活躍したい、結果を出したい、という気持ちは根底にありました。
でも、私の中で、それが占める割合は圧倒的に低かったのだと思います。
まわりにいる人を勇気づけたい。
怪我をしても這い上がれるんだぞ、ということを証明したい。
その気持ちが大多数を占めていました。
特に、この2年間トレ室で多くの時間を共にした増子さんと優喜さんをはじめ、さとひろ、晃央、安食、、、(勝手に名前挙げてすみません。。)
彼らの心を少しでも動かせたら。
そして、チーム全体に、これだけ地道に自分と向き合う人間がいる、ということを感じさせられたら。
こんなことを考えてるの、さすがに綺麗事すぎるじゃん、と思われているだろうし自分でも思っていました。
でも、これが自分の本心でした。
結果、設定タイムを切ることはできませんでした。
1ヶ月前にインフルになり、1週間前に転倒により右手を(ほぼ)骨折し、あぁ、これはレースに出ることすらできないかもな、と感じてしまいました。
漢祭で一安心し、インフルでメンタルを抉られ、(ほぼ)骨折でさらなるダメージを食らって。
しょうがないか、と思いました。
きっと、競技人生、自分のためだけに尽くしていたら、もっと、とは言わずとも、もう少しは、結果が出ていたのではと、今になって思います。
増子さんは、私のことを、妥協しない人間だと書いてくださいましたが、振り返れば、やれることは全部やった、とは言い切れません。
人生は妥協の連続なんだ、というあの曲のワンフレーズが聞こえてきます。
だからこそ、3月21日、選手という肩書きで出させてもらったラストレースは、やり切りました。
大学に入って初めて、タイム以上に、納得のいくレースができたなと。
色んな人が応援してくれて。何より、お母さんとお姉ちゃんが観に来てくれて。
3月に入ってからは、レベルがどうであれ、私の陸上人生で一番調子が良かったと思います。
自分らしく、もがいてもがいてもがきまくる。
全てが詰まった8分30秒と言えました。
サムネイルの写真(和田悟志さん提供です。ありがとうございます!)は、私という人間を表す最高の写真なんじゃないかな、と思います。
そんな姿を多くの人に見せられて、満足しています。
みんなの前で、4月から、とは宣言したものの、既にスタッフとしての道を走り始めています。
この1週間、高尾さん、浅川、木暮の3人の凄さを肌で感じています。
トレーナーさんたちの対応力の高さにも目を見張るものがあります。
新鮮で、新しい日々です。
もちろん、選手として大成できなかった悔しさは今も大きいし、一生残るはずです。
でも、自分の結果のためだけに尽くせなかったというその妥協と、周りへの感謝を走りで表し尽くしたというその清々しさの狭間に、「自分」という存在の一端を垣間見ることができたのではないか。
最近ふと目にした、
「何者でもないって、最強だ。」
というキャッチフレーズ。
「変わり者」が美徳とされ、「変わり者」が強者の象徴ともされるこの部内で、私は特筆すべきものをもっているわけでもなければ、結果を出しているわけでもない。
でも、自分って、何者でもない。それって、最強なんだ。
そう思ったら、少しは胸を張れるような気がしました。
マネージャー、トレーナー、学生コーチ(?)、そしてもちろんランナー。
追求できる限り、追求したいと思います。
「自分が」活躍するのではなく、選手を活躍させる存在。
私の本心に合致しています。
だからこそ本気で取り組めます。
唯一無二の存在になれるよう、精進していきます。
明日は長距離ブロック1年の木暮耀幸にお願いしました。当然のように引き受けてくれてありがとう。
実は木暮のお付きが私でした。多くの人は、彼がまともにアスファルト上を駆けている姿を見たことがないはずです。しかし、私は何度も(3回ぐらい?)一緒に走りました。自慢できます。
「シンスプリントの木暮」という異名をもつ彼の潜在能力は、まだベールに包まれています。私なんかとは比にならないぐらいすぐに脚が痛いと言います。トラック内の芝以外で、早く一緒に走りたいなぁ。
グラウンドでは(良い意味で)1年生らしからぬ態度を見せています。立場がかわったからこそ、より木暮のプロ意識を感じることができています。
一方で、時々あらわれる、照れてニコッとし、赤らめた顔は非常に見応えがあります。彼はつい最近、紺碧民の仲間入りを果たしたので、これからはもっとイジろうと思います。期待して待っててね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
くしゃみが止まりませんね。。。花粉症の皆様は特にご自愛ください。
3月に入ってからは陸上人生で一番調子が良かった、と前述しましたが、現在進行形でもあります。
今から、辻陽介第2章のスタートラインに立ちます。
ということで本日はこの辺で。
それでは、失礼します。








