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部員日記

稲毛碧:「悪くなかった」!!

こんばんは。

関口から引き継ぎました、短距離ブロック4年の稲毛碧と申します。

 

 関口は、僕の母校である東京学館新潟高校出身、直属の後輩です。同じ高校の後輩が1-4年という関係ではありますが入ってきてくれたことは非常に嬉しかったです。僕が居た時の学館と言えば、新潟県の中でもトップクラスの強豪校ではありましたが、やんちゃな選手が多いイメージでした。(もしかしたら僕もでした。田村先生ゴメンナサイ)しかし、関口は全くそんなことはなく、どちらかというと礼儀や考え方とかしっかりしてて、僕がいたころの学館にはあまり見ないタイプの選手です。ただ、考え方がしっかりしすぎてあまりにも考え込むととことん考えてしまうタイプで、僕も考えすぎる節があったので関口の苦悩は非常に理解できます。冬季練習では何かきっかけづくりをしてあげられるように接していきたいと思います。

 

 先月の国体にてシーズンオフしました。今シーズンもたくさんの応援ありがとうございました。 今年は高校生ぶりの日本代表を始め、多くの経験をさせていただきました。また、3シーズンぶりに一度もケガをすることがなかったため、大きな成長とも言えます。しかし、重要な場面で勝ち取り勝負弱さやシーズンが後半戦になる一方スタミナ不足によりパフォーマンスが低下して終わったことなど多くの課題が浮き彫りになった来年にはパリオリンピックがあります。一つ目の精神的、技術的課題をクリアし、必ずパリのためにも今後の半年間、貪欲に競技に向けて展望します。

 

 関口からフライング(笑)受け取ってしまいましたが、来年度も多くの方々のご支援により競技継続させていただけることとなりました。今までに結果が求められる環境となる以上、日々の練習を今後とも稲毛碧をよろしくお願いいたします。

 

 また、10月の上旬に行われた日本選手権リレーが早稲田として、臙脂として出る最後のレースでした。 もう臙脂を身につけることができないと思うことができず寂しさでいっぱいです。早稲田に関しては、臙脂というものはかけがえのないものでした。 臙脂にWの文字のユニフォームに憧れを抱き入学した4年前、右も左もわからず無我夢中に駆け抜けた1年生、初めての冬季練習を経て大きく自己ベストを更新できた2年生、ユニバ代表に選ばれるも中止、さらに度重なる怪我に悩まされた3年生、200m、追加招集という形で出場したユニバやすべてが最後だった4年生。数えられなければキリがないほど多くの思い出が臙脂にはあります。この4年間の経験を糧に、今後の陸上人生は「悔しかった!」と言うような残念なことはありません。

 

 全く話は変わりますが、10月26日にて4年間お世話になりました早稲田大学競走部合宿所を退寮し、ついに一人暮らしが始まりました。毎日が新鮮でとても楽しいです。寮で毎日のように寮飯が食べられていたことは当たり前ではないのだなと痛感させられています。 今後は身体作りのためにも栄養のある自炊ができるよう毎日様々な料理にチャレンジしてみたいと思います。

 

 明日は我らが主将、田中天智龍にお願いしました。 天智龍との付き合いも来年で5年目になります。 この4年間、何度も天智龍には折れそうになった時に助けてもらいました昨年のインカレ優勝の重圧や競走部の主将としての責任、この1年間で彼は多くのことを経験し大きく成長したのを近くに辛いことだらけだったこの1年間を諦めずにやり切った天智龍をとても尊敬しています。陸上競技を全力でできたのだと思います。これからも長い付き合いになると思いますので、よろしくお願いします。

 

来年は天智龍とともにパリオリンピックに出場します!

 

おそらく部員日記を書くのはこれが最後になると思います。4年間ありがとうございました!

 

失礼します。