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部員日記

坂本一竜:十足の草鞋

こんばんは。酒井から引き継ぎました、混成ブロック1年の坂本一竜(さかもといちり)と申します。


酒井は1年生ながら先日の関東インカレに110mHと400mHの2種目で出場し、110mHでは5位入賞を果たすなど、同級生といえど本当に憧れの存在です。また陸上での活躍にとどまらず、彼はオンデマンド授業を月曜日のうちに全て終わらせてしまうなど、非常にスマートで計画的な一面を持っています。そういった高い人間性の部分も同期として心から尊敬しています。酒井も日記で言ってくれた通り、自分も10分の1ハードルが入っているのでこれからよろしく!


今回初めての部員日記ということで、僭越ながら自己紹介をさせていただきます。


私は宮城県に生まれ、高校卒業までの18年間を宮城の地で過ごしました。仙台育英学園高等学校を卒業し、早稲田大学に参りました。私が卒業した仙台育英高校は、陸上界では長距離、特に駅伝で知られていると思います。同級生にはナショナルレコードホルダーがいたりと、トップレベルの選手を間近で見続ける日々でした。素晴らしい環境で素晴らしい仲間たちと過ごせたことは一生の財産ですが、同時に自分も負けていられない、いつか大きな成績を残して学校へ恩返しがしたいと思うようになりました。


私が陸上競技を始めたのは高校進学を機に、かねてより中学校時代の体育の先生に勧められていたことがきっかけでした。中学校時代は野球部に所属していたのですが、怪我に見舞われ、一時は競技を断念せざるを得ない悔しさを味わいました。その後、バスケットボール部へ転向するなど複数のスポーツを経験したのですが、あの時期にさまざまな動きを経験したことが、結果的に現在の十種競技というマルチな能力を求められる種目への土台になったと感じています。


右も左も分からなかった私を陸上の世界へ導いてくださった中学校の坂田圭先生、そして高校から陸上を始めた私に混成競技の基礎を叩き込み、高いレベルへと引き上げてくださった仙台育英高校の菅原新先生には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


高校2年生から本格的に混成競技に取り組み、最終的には東北大会まで進出することはできたのですが、競技人生を通して全国大会に出場することは叶いませんでした。この高校時代に味わった悔しさを晴らし、大学で結果を残すために、今年の目標の紙には十種懸命という言葉を掲げました。一生懸命、一所懸命取り組むのは大前提として、十種競技の一種、一種を誰よりも泥臭く、全力で極めていく。その10個の積み重ねの先に、高校時代には届かなかった憧れの舞台、そして大学での大きな結果があると信じています。早稲田で大きく成長した姿を見せることが、これまで支えてくださった先生方への本当の恩返しになると確信しています。


自分がそれまでいた宮城県は、世代違いで4種競技の全中チャンピオンが2人もおり、滅多にないようなハイレベルな環境だと思っていました。しかし、この早稲田大学競走部に入部して目の前に広がっていたのは、それを遥かに凌駕する異次元の景色でした。日々一緒に練習する先輩方や同期たちの圧倒的な強さ、そして陸上に向き合う高い意識のレベルを肌で感じ、ただただ驚かされると同時に、自分の未熟さをより一層痛感しています。


また先日行われた関東インカレでは、最終日に現地スタンドから応援させていただきました。そこで感じたことは、ただ競技レベルが高いだけではないということです。関東の陸上大会、こと学生の大会ともなれば初めての経験で、まずは応援の人の数に驚きました。それぞれの大学が強い誇りを持って戦う中、臙脂のジャージを着て、紺碧の空を歌った時、自分が早稲田大学競走部の一員になったのだということをより強く自覚しました。それと同時に、このチームに点数で貢献したい、次は選手としてこの臙脂のユニフォームを着てトラックに立ちたい、という覚悟が強く芽生えました。


今はまだまだ技術も体力も未熟ですが、早稲田という環境、高い意識を持った先輩方・同期に囲まれているという中で、頂いたチャンスを最大限に活かし、一歩ずつ着実に強くなっていきたいと思います。


明日は短距離ブロック1年の佐藤克樹です。


今更ながら、前後をとんでもない陸上エリートたちに挟まれているなと身が引き締まる思いです。克樹も高校時代から全国規模の大会で輝かしい実績を残しており、先日の関東インカレにも出場した実力者です。克樹の出身である新潟は日本一の米どころとして有名ですが、実るほど頭を垂れる稲穂かなという言葉はまさに彼のためにあると言っても過言ではないほど、誰に対しても謙虚で礼儀正しい人間です。その高い競技力はもちろん、人として見習うべき素晴らしい人間性も心から尊敬しています。


拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。それでは失礼します。