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部員日記

増子陽太:坂道を登った先の暗がり

お疲れ様です。本田桜二郎から引き継ぎました、長距離ブロック1年の増子陽太です。

まずは、桜二郎との日常について少し触れさせていただきます。授業や練習で常に顔を合わせている私たちですが、オフの日は二人で決まってカラオケへ行くのが定番です。私はSaucyDog、桜二郎はあいみょんを中心に時間を忘れ夢中になり歌っています。常に攻めの姿勢を崩さない選曲に、桜二郎らしいなと思ったりしています。

彼は短距離顔負けのスプリント力を持っていて一緒に練習出来ることが幸せです。今人気急上昇の桜二郎に惚れられてるとは嬉しい、です。

良い時も悪い時もみんなで助け合っていこう!


さて、初めての部員日記ということで、これまでの歩みを振り返らせていただきます。

私は福島県鏡石町の出身で、学法石川高校を経て早稲田大学スポーツ科学部に入学いたしました。

高校時代は周囲から期待を寄せていただける恵まれたスタートでしたが、競技の世界はそう甘くはありませんでした。中盤からは、貧血や怪我といった心身の揺らぎと向き合う日々が続きました。

しかし、その困難な期間があったからこそ、多くの大切なことに気づかされました。

まず、監督やコーチをはじめとする指導者の方々への深い感謝です。思うような結果が出ず、歯痒い日々を送っていた時も、私という選手を信じ、導き、見守り続けてくださいました。先生方の支えがなければ、今の私は間違いなくここにいません。

そして、どんな時も一番近くで私の挑戦を応援し続けてくれる家族の存在です。家族の温かさは、私の競技人生における最大の拠り所です。

何よりも、かけがえのない財産といえるのは、共に戦ってきた仲間たちです。苦しい練習を共有し、悔しさを分かち合い、喜びを噛み締めた濃密な時間は、どんな記録よりも価値のある宝物です。

私が今、早稲田の臙脂を纏い、この過酷な長距離の世界で前を向き続けられるのは、挫折の中で私を支えてくれた彼らの姿が、今も私の原動力として心に刻まれているからです。

早稲田大学競走部という、高い志を持つ選手が集う環境に身を置き、私は改めて走ることの尊さを感じています。支えてくださるすべての方々への恩返しとして、私が今できることは、目の前の練習に懸命に取り組み、自分自身の限界を突破し続けること。自分自身が納得できる形で、感謝を込めた最高の走りを追求していきます。そして私が日本人初の12分台を出します。


明日は、同部屋で毎日を共にしている長距離ブロック1年の水出依寿に回します。

朝起きてから寝るまで、もはや家族以上に顔を合わせている存在です。最近は少し不運が続く彼を内心心配しつつも、どんな時も変わらずポジティブに振る舞う姿に、実は私の方がいつも元気をもらっています。お互いに刺激を与え合い、この先どんな飛躍を見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。水出なら、きっと大学競技生活でとんでもない活躍を見せてくれるはずです。明日はよろしく。


最後になりますが、日本選手権では多大なるご声援をいただき、ありがとうございました。

憧れの選手が見る景色を全部、いつか自分の目で見るために頑張り直します!


季節の変わり目、皆様もどうぞご自愛ください。

失礼いたします。