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部員日記

川村優佳:感謝

西から引き継ぎました、ハードルブロック4年の川村優佳です。

 西は競走部で1番陸上競技を突き詰めて考え、楽しんでいた人だったと思います。昨年の冬にカーブの走り方を聞いた時は、ホワイトボードに何個も数学の公式を並べて体を傾ける角度などを満面の笑みで説明してくれたのを強烈に覚えています。さすが教育学部数学科です。(数学が大の苦手の私は理解に苦しみました)あの陸上競技に向き合う姿勢を思うと、西の今シーズンの快進撃とも言える活躍は当然の結果だと納得できます。練習からも試合での結果からもたくさんの刺激をもらいました、本当にありがとう。 もう一年競技を続けるようです。頑張ってね! 


昨日まで3週間、母校の日本大学櫻丘高校へ教育実習に行っていました。可愛い生徒たち、素敵な先生方に囲まれ、大変ではありましたが幸せな実習期間を送れました。 本来であれば教育実習は6月ごろにするものですが、関東インカレや日本選手権と日程が被るので時期を引退後に移していただきました。そのため、授業だけでなく体育大会など行事の運営も手伝わせていただきましたが、先生方が生徒のことを第一に考えて一生懸命に動かれている姿をみて感銘を受けましたし、今までの学生生活や部活動をする中でも決して学ぶことができない貴重な経験をたくさんさせていただきました。本当に濃い3週間でした。 この場を借りて、感謝申し上げます。ありがとうございました。


 引退から約1ヶ月が経とうとしています。 引退直後から教育実習に行っていたため、引退の余韻に浸る余裕がありませんでしたが、やっと一息ついて私の陸上生活を振り返ってみたいと思います。

 私が引退して一番に感じたのは、10年間の競技生活は本当に人に恵まれたということです。

 私は自分のために頑張るというよりも、人のために頑張るほうが力を発揮できるような気がしています。しかし、陸上競技は個人競技です。自分のために頑張れなければ頑張れるはずがないのですが、いつも私の頑張る理由には周囲の人々の存在がありました。 


西が紹介してくれていましたが、どんなに辛いことがあっても、女子主将として最後まで頑張りきれたのは監督・コーチの方々や同期、後輩たちの存在があったからです。思い返すと、私の周りには「この人たちのためならいくらでも頑張りたい」「あの人に良い報告をしたい」そう思わせてくれるような素敵な人しかいません。 


そんな人たちを誰1人取りこぼさず全員で頑張りたい。その思いから、女子主将としては女子チームが一つになれるように意識してきました。時には本当にこのやり方で良かったのか、迷い苦しむときもありましたが、結果が正しかったと証明してくれたようにも思います。女子チームとしても、全日本インカレでは、目標の総合8位には惜しくも届きませんでしたが、昨年の3点から28点と大きく得点を伸ばすことができ、全員の努力の結果が表れてくれました。この代で、このメンバーで最後の年を迎えられて本当に幸せだと心から思いました。こんな私についてきてくれた後輩たちにも感謝の気持ちでいっぱいです。


 また、私は指導者の方々に本当に恵まれてきたと思います。中学生の時の顧問だった中澤先生や江原さん、強化の先生方。高校生の時の顧問だった阿部先生。大学では、礒先生、大前さん、久保田さんはじめ監督の方々と、いつもハードルブロックに寄り添い全力で指導してくださった金井さん。 

そして負けず嫌いの私を刺激し成長させてくれた、たくさんのライバルたちと実業団のお姉さま方にも感謝の気持ちを伝えたいですし、常に全力で支え応援してくれた家族や、友人たちの応援に何度も背中を押されました。 

整体の先生方、早スポの方々、いつも試合で応援してくださった方々…ここには書ききれないほどの方々に支えられてやり切ることができました。 


今年の全日本インカレの女子400mH決勝。タイムは速くなかったかもしれないし、ベストでもなかったけれど、ラストの直線で背中を押してくれたのは紛れもなく周りの人々の存在でした。

 気づけば自分の考えを綴るというよりかは、全て感謝の言葉になってしまいましたが、そんな人との出会いが私の陸上競技人生の全てだったのだと思います。


高校3年生のインターハイ後のこと。私は競走部に見学に来ていました。

その時、「ここで強くなりたい」と強く思わせてくれたこの競走部で陸上競技を締めくくることができて幸せでした。

 先日、スポーツ科学部の推薦入試の結果が出て、嬉しい報告も聞いています。陸上競技は確かに結果が全てですが、どうか後輩たちが失敗を恐れず、最後まで自分を信じて、陸上競技を純粋に楽しめることを心から祈っています。



 次は短距離ブロックの藤好にお願いしました。 かなり前に部員日記を頼んだ時振られましたが、さすがに最後の部員日記なので受け入れてくれました笑 藤好は怪我に苦しませられている時も多かったですが、何といっても2022年に日本選手権リレーで優勝したメンバーのうちの1人です。この優勝は、短長ブロックに本当に大きな影響を与えた優勝だったと思います。中学生の時からトップで戦ってきた彼ですが、良い意味で頑張ってなさそうだけどとても速い無駄のない走りにはいつも感動していました。もうお互いに引退してしまいますが、後輩たちの応援なども同期みんなで行けたらいいなと思います!4年間本当にありがとう。明日はよろしくね!


 これが最後の部員日記になります。

10年間の陸上競技生活の中で関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました!後輩たちの応援のため、試合に行くと思うので、またお会いできれば嬉しいです。

 それでは、失礼します。