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部員日記

冨田拓臣:「酷暑日」のない夏を願って

こんばんは。

多田から引き継ぎました、長距離ブロック2年の冨田拓臣です。

 

多田から部員日記を受け取るのは、昨年春の新入生リレー以来、2回目となります。当時の日記を見返してみますと、入部早々大きく先行されてしまったと書きましたが、あの時から1年間、私はずっと多田の背中を追っていたように感じます。同期として素直にすごいと思う一方、負けたくないといつも刺激をもらっています。一緒に襷をつないだ宮古島大学駅伝では、他大学の強い選手と秒差の区間5番で持ってきてくれて、あの時の走りと気迫には痺れました。そして今年度、チーム内でのライバルを決めようというものがあり、そこで私は勝手ながら多田の名前を挙げさせてもらいました。実力的にはまだまだ差があるのでライバルと称して良いのかは微妙ですが、今年こそ追いつき追い越したいという思いを込めての選出ですのでご容赦を、、、

FIFA26トーナメント開催が決まったらぜひ呼んでね、

合宿も今年こそ皆勤・完遂目指して頑張ろう!!

 

 

私は前回の部員日記を1月11日に書きましたので、約半年ぶりの執筆となります。ということはつまり、箱根駅伝が終わってからもう半年が経ってしまったということです。改めて今この事実に驚いています。

 

ではこの半年間私が何をしていたかと言いますと、何もしていないという表現が適切でしょうか。2月中旬頃から大きく調子を崩し、そこから数カ月、ポイント練習はおろか、普段のジョグですら思うように走れないという期間が続いていました。春先に数本走ったレースも、リザルトから私の名前を抹消してほしいと思うくらいの結果でした。最近はようやく状態も上向き傾向になってきており、安定して練習ができるところまで戻ってきています。かなり足踏みをした半年間ではありましたが、この期間は、これまでで一番自分自身と競技に向き合い、頭を使って陸上に取り組んだ時期だったのではないかと感じます。

 

今回の不調は、疲労など肉体的問題に端を発していたとは思いますが、ここまで尾を引いた原因の一つとしては、精神的な問題もあったのではないかと感じています。私自身うまくいかないときは、1度のポイント練習やレースの結果に一喜一憂し、他の選手の記録や結果に過剰な焦りを感じ、距離などの細かい数字に執着してそればかり追ってしまうなど、自分の体の感覚をおろそかにしてしまうという傾向があるように感じます。また、結果がでないのは練習不足のせいだからもっと練習しないといけないという、半ば義務感にも近い形で練習に臨み、休むという決断も出来なくなってしまっていました。これらは不調に限らず、競技レベルや専門性が高まっていくことでもなり得るかと思いますが、どんなに必死に練習しても、体と心が同じ方向を向いていなければその効果は薄れてしまうと思います。と、このように書きはしますが、いざ調子が崩れたときにこの考えを持てるかというと難しいですし、実際私も今春は、このような負のループにはまっていたと思います。

 

この時期を経て私は、「書き留めること」を始めました。練習記録とは別にノートを1冊購入し、思考、感情、感覚などの精神面の記録や、いただいたアドバイス、初心や目標を文字で残すようにしています。エビングハウスの忘却曲線というものがあるように、人は復習なしには物事をすぐに忘れてしまいます(厳密には意味が異なりますが)。今回に限らず、私は小さなことですぐ考えがマイナスに向いてしまったり、調子よく練習ができている時ですら無用な先の心配をして勝手に自滅してしまうことがよくあります。そんなときは決まって視野が狭まり、今こうして書いているようなことも頭の中には全く残っていないでしょう。そうなった時にはこの記録を見て、その時に必要な考えや意識、陸上の楽しさや目標を思い出しながら、時に前向きに、時に謙虚に、過去の失敗も活かしながら競技に臨んでいきたいと思います。

 

いよいよ来週末から、夏合宿が始まります。夏はあくまでその先に向けた強化期間であり、それ自体が目的ではありませんが、それでも今年の夏は一つ大きな目標があります。それは紋別合宿完遂です。去年は何とか連れて行ってもらったものの、それはもう散々な結果でありました。今年はチームのレベルも上がり選抜を勝ち取るのも大変になりそうですが、まずは目の前の練習、合宿をひとつひとつしっかりこなして力をつけていき、雪辱の地・紋別でのリベンジと、その先の駅伝シーズンに向かって邁進していきたいと思います。

 

明日は、長距離ブロック4年の工藤慎作さんにお願いしました。

工藤さんは知性とユーモアの溢れる人で、最近は「こんにちはー」と言いながらふらっと部屋にやってきてだべる、というのがほぼ毎日の日課のようになっています。レースの内容や考え方、マラソンの練習や補給について、またある時には、休日の過ごし方や節約術、ポケモンの強い構築の組み方まで、お喋りの内容は多岐にわたりますが、私はその中で、工藤さんの圧倒的な視座の高さにいつも驚かされています。練習の量や質はもちろんですが、目指すところとそこに至るまでの計画、そのために参考にする練習やライバル視する選手など、その視野の広さと目線の高さが強さの所以なのか、と勝手に解釈させていただいています。今は私が一方的に刺激を受けるのみですが、いつかは(できれば工藤さんの在学中に)「おっ」と一目置いてもらえるような走りができるよう精進します。

今後ともよろしくお願いします! 


長くまとまりのない文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、失礼いたします。