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岡本漠久:バクッメリッザクッ!!!
こんにちは。あるいはこんばんは。
ハードルブロック 西徹さんから引き継ぎました。トレーナーブロック4年岡本漠久です。
西徹さんは、まさしく近所の気の良いお兄さんです。ひとことで言うなら、いつも明るく聡明、ちょっと変わってるけど、そこがいい。そんな魅力があります。よく覚えていることとして、西徹さんは認識していないでしょうが、西徹さんの話題を話すとき、特に卒業された先輩方と話すとき、全員が笑顔であるという事が挙げられます。愛されているという言葉が一番似合う、優しい先輩です。ただ、競技者としての実力は、圧倒的。『天才はどこかおかしい』失礼にあたるかもしれませんが、私は陰ながらそう思い、ハードルに対して理不尽に駆け抜ける西徹さんを見ていました。
そんな西徹さんは今、昨日の部員日記を見ていただければわかる通り、暗闇のなかで、不意に落としたコンタクトレンズを探すような事をしています。その作業に飛び込むことは、とても勇気が必要なのです。せめて、自分ができることをしていますが、、、役に立てているかは微妙なところ。西徹さんがその暗闇から抜けたとき、私たちは一周りも二周りも大きくなった西徹さんを目撃することでしょう。そこまで、応援をよろしくお願い致します。
昨日の部員日記は、褒めすぎです、、、ヒューマンビートボックスと呼ぶには至らない、レベルの低いものですから、、、。ありがとうございます!受け取りました!
さて、お久しぶりもお久しぶり。半年ぶりぐらいでしょうか。今回は本題の前に、重大なアナウンスをさせていただきます。この度、7月23日に、NSCA-CSCSの基礎、応用の資格試験に両セクションとも合格することができました!正式な資格取得には学位が必要なため、3月の修了とともに取得可能となります。やっとこれで、学生というラインを超え、プロの道へと歩を進めるようになりました。アスリートやスポーツチームを対象とした、傷害予防とパフォーマンス向上を目的とするトレーニング指導の国際的なこの認定資格。全カレに勝つために、駅伝シーズンを制するために、使わない手はありません。選手の成長の伴走をするとともに、自身も成長できるよう、まだまだ精進いたしますので、応援をよろしくお願い致します。また、この資格を取得するのに支えてくださった皆様方にこの場をお借りして感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
私事で恐縮ですが、どうしても伝えたいので。
白井さん、中田さん、玄應さん、川上さん。
非常にわがままで自分勝手で、暴君で熱すぎて手につけられない僕を、トレーナーでいさせてくれたこと、見守ってくれたこと、諭してくれたこと。感謝してもしきれません。僕はようやく誇れる資格を手に入れ、ここまで来ました。僕らの代の集大成はプロTr2人、僕ら4人、後輩1人で全カレの最高のサポートをすることです。目に見えるようなわかりやすい功績も、大舞台の重圧で押しつぶされそうな責任も僕らには実質的にはありません。
でも、選手と共に在る。
先輩方が紡いだ在り方を、僕らで証明したいと思います。見ていてください。
・・・良ければ差し入れください。
よろしくお願いします。
さて、今回の部員日記のタイトルは『バクッメリッザクッ!!!』です。
漫画で描かれる食事シーン。なんであんなに美味しく見えるのでしょうか。グルメ漫画が未だに廃れない理由は、人間の味覚と脳は密接に関わっているからではないでしょうか。あなたの推しグルメ漫画はありますか?私のは、文中に出てきます。お楽しみください。
『ホットドッグは、飲み物でした。』『14キロの・・・砂糖水・・・』『ダチが・・!!腹いっぱい!!!メシ食える世界ィ!!!』
さて、この言葉たち、画面の前の漫画好きのあなたなら、脳内再生は余裕ではないでしょうか?今回は、スポーツ科学から考える漫画の世界、『バクッメリッザクッ!!!』です。
『全ては、タンパク質合成が解決してくれる。』
今日の合宿のメニューでけが人が出た際、とっさに出た言葉でした。
言って思います。まさしくそうだと。
むろん、タンパク質合成に異常があり、身体に問題をきたす場合はありますが、多くの場合、身体の中のタンパク質は分解と合成を繰り返し、ホメオスタシス、いわゆる身体恒常性を保っています。身体恒常性とは、いわゆる『百姓貴族』という農業エッセイで筆者の荒川弘先生がおっしゃっていた、【水がなければ牛乳を飲めばいいじゃない!】ということ。【壊れてしまうならあえて壊して作り直せばいいじゃない!】を、人間の体はあらゆるところで行っています。そんな私たちは、筋肥大を狙うとき、トレーニング効果を最大化するとき、筋繊維やホルモンなどの合成量を増やすことで成長していきます。そこで大切になるのが、栄養!材料となるたんぱく質や糖質、脂質、それらを整えるビタミンにミネラル。それらが無いとアスリートはやっていけません。それは、漫画の中の彼らも、同じなようで、、、。
『バキ』という漫画に出てくる主人公、範馬刃牙。彼は中国で開催される格闘大会に参加し、対戦相手の毒手に苦しみます。みるみるうちに体は衰弱、やせ細っていきました。何とかその試合は勝ち、解毒に成功することはできましたが、衰弱しきった状態の範馬刃牙は健闘場を出たのち倒れこみます。そこで現れるのが「バキ外伝 烈海王は異世界転生しても一向にかまわんッッ」でおなじみの烈海王。彼は仲間である範馬刃牙に対して、大量の薬膳料理をこれでもかと振舞ってくれました。「アンタさ、ほんっ…と優しいのな。」バキはお礼を言いつつ、すべてを平らげ、烈が次に振舞ってくれる、デザートを心待ちにしました。
そのデザートとは、なんと「14キロの果糖水」。それを一気に飲み干したバキは毒と激しい戦いで失われた水分とエネルギーが、爆発的に補給され、全身が光り輝きます。その後、次の挑戦者を、開始2秒でKO。彼は覚醒したのでした。
このことは、私たちの日常生活にも、身近に存在するものです。「糖質スパイク」なるものを耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。食事の摂取において、急激に上昇した血糖値が急激に下がり、頭がぼーっとしたり、眠くなったりすることを指し、それによって健康被害がある場合もあるそうです。この、糖質スパイクは、血中のインスリンというホルモンによって引き起こされ、血中に広がったエネルギー源である糖質を細胞の中に取り込もうとする働きで起こります。つまり、『バキ』の世界の栄養吸収は、多少強引ではありますが、フィクションなどではなく、実際の人間の体に起こりうることなのです。薬膳料理を詰め込み、豊富なたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル等を摂取した後、大量の糖質で細胞に直でそれらを流し込む。つまり裏を返せば、アスリートは糖質制限を過度に行ってしまうと、細胞に栄養が行き届く仕組みをひとつ使わないまま、成長しなくてはならないことになってしまいます。計画的に行う糖質制限と、フィーリングで行う糖質制限は根本が違います。バキのような大覚醒を起こしたいのであれば、糖質とはうまく付き合う必要があるかもしれませんね。
あ、光り輝きはしないです。
さてお次。皆さんは、「8000mを超える塔の上にネコチャンが住んでる」と言ったら、何の作品かわかりますか。そう。みんな大好き『ドラゴンボール』です。
カリン塔ですね。作中では、主人公、孫悟空がレッドリボン軍という組織と戦い、負けてしまった後、実力をつけるためにカリン塔を登り切り、頂上のネコチャンことカリン様に修行を付けてもらいます。カリン塔には、多くの不思議な食べ物が存在しており、食べると向こう10日間は飲み食いをしなくていい豆、カリン様が修行の効果を見せるために組んできた超聖水など、幅広くある中で、とりわけ注目できるのは、「超神水」。人間の体内に眠る潜在能力を極限まで引き出す魔法の水です。すごい!飲みたい!と思ったそこのあなた。いえいえ違います。この水は猛毒。毒に打ち勝つ強い精神力と生命力が無ければ、命を落とすものなのです。作中では、ピッコロ大魔王に対抗するため、悟空が死を覚悟して湯呑一杯分の超神水を飲み干し、数時間にわたり悶絶した後、驚異的な生命力で見事に毒を克服しました。
さて、現実世界には、そんなスーパーでエレガントでトキシックなものはあるのでしょうか。答えは、NOです。あるわけないやろがい。あってもドーピングです。許されません。
しかし、ドーピングにも該当せず、高強度運動能力の向上やトレーニング中の筋肉量の増加において最も効果的である。とされているサプリメントが、ないわけではありません。それが、「クレアチン・モノハイドレート」。スプリント性能、筋力、最大パワー、筋耐久性、疲労耐性の向上など、短時間・高強度の運動全般において顕著な効果(1〜15%程度のパフォーマンス向上)が確認されています。ええ!魔法の粉じゃないか!副作用は??と考える人も多いかもしれませんが、有害な問題があるという科学的根拠は薄く、現状では、クレアチンは正しく摂取する限り、よい効果が強く見込める、ということが言われています。足がつりやすい、などのうわさがあるようですが、あまり科学的な根拠や証明はなされていないようです。この部員日記では、「飲んだほうが良い!」というような推奨は一切していないということを明記しておきますが、調べるだけの価値はありそうです。さて、これを読んでいるアスリートの皆さん、ぜひ、調べてみては?
さぁ、いかがでしたでしょうか。今回例が少なくて申し訳ないですが、まぁ、合宿中なのでご愛嬌ということで。まだまだ紹介したいものがたくさんあるので、次回に紹介しようかな。
最後に、食に関する僕の大好きな言葉を紹介して、締めたいと思います。
「食いてぇやつには食わせてやる!!!コックてのはそれでいいんじゃねぇのか!!!」【ワンピース:サンジ】
次の部員日記は短長ブロック、2年の木下晏里にお願いしました。
木下の第一印象を包み隠さずに言いましょう。「体は貧弱、心はブ厚い」です。彼女は2年生にして、コミュニケーション能力、キャラの出し方、世渡りの仕方、どれも上手だなと感じました。ただし、私もSCの端くれです。身体的な特徴をしっかりと評価し、この人が伸びるためにはどうすればよいのだろうと考えてしまうもので、、、。なので、体は貧弱。でした。しかし、時は経ち、冬季練習を開けた彼女は、それまで伝えてきたことを素直に咀嚼し、実践し、着実な成果をつかみ取っていました。ゴリマッチョ木下、とまではいきませんが、確実にアスリートの理想形へと歩みを進めています。きっと、彼女はどんな場所に行っても、どんなことをしても、進化していたのだろうなと強く感じます。しかし、この競走部を彼女は選んだ。それならわたしがやるべきことは一つ。彼女の成したい目標を達成するために、どんな形であれサポートしようと考えています。良ければ、手伝わせておくれ。
明日は頼みました!
なんか、最近の夏は何がしたいんでしょうね。全然いいんですよ。全然いいんですけど、気温の調節おかしくないですか?適切な水分・電解質を摂取し、クーラーを適切に使い、この地獄を、乗り越えましょう。ではまた。








