
最新ブログ
水野琉之介:頂の景色
こんばんは。
大辻から引き継ぎました。短距離ブロック3年の水野琉之介です。
種目は違えど、彼は練習中によく僕を頼って質問しに来てくれる可愛い後輩です。ただ、アドバイスをするたびに毎回のように苦難の表情を浮かべさせてしまっています。それでも、僕の拙い説明からなんとか意図を汲み取って、自分の動きに繋げようと考えてくれている姿を見ると、本当に応援したくなるし、すごく嬉しい気持ちになります。
この前の合宿を経て、色々な話もできてさらに仲が深まりました。今では彼のよく響く低音ボイスの完全な虜になっています。
大辻からは果てしないポテンシャルを感じるので、これからの急成長に期待しています。4年という長い時間の中で、沢山の困難を乗り越えながら、自身の血をより濃い臙脂色に染め上げて欲しいです。
P.S.僕の弱点は、周りから弱点がないと勘違いされてしまうことだよ。
菅平合宿が終了し、いよいよシーズンの後半戦へと突入します。
振り返れば、前半戦は非常に実りあるものでした。海外レースでのシーズンインに始まり、自身初のグランプリとなった織田記念での5位入賞、そして関東インカレでの優勝。確かな手応えを掴みながら駆け抜けてきました。その中でも、日本選手権で見た景色は圧巻の一言でした。
10年間、観客として見つめるだけだった憧れの大舞台。そこに主役の一人として立ったときの感覚は、想像を遥かに超えていました。視界を埋め尽くす観客、強く照らしつけるライト、そして気温以上に肌を刺すような人々の熱気。私は、その圧倒的な世界に完全に没頭していました。結果は6位。目標のアジア大会に届かず、もちろん悔しさはありますが、それ以上に心から楽しかったという想いが勝っています。この舞台の頂から見える景色は一体どれほど美しいのだろうと、ワクワクが止まりません。来年、必ずその頂に立ち、自分自身の目で確かめたいと思います。
そして今、全日本インカレまで残り1ヶ月となりました。開催地は「日産スタジアム」。私にとって、非常に強い思い入れのある場所です。
2020年、新型コロナウイルスが猛威を振るい、数々の大会が失われる中で開催された中学生の代替全国大会。私はあの場所で、同着ながら100mで優勝を果たすことができました。あれから6年。数え切れないほどの苦難と挫折を経験し、もがきながらも成長した今の自分が、再びあの思い出のスタートラインに立とうとしています。
中学生の時に見た景色も、確かに素晴らしいものでした。しかし、今の私が目指すのは、さらにその遥か先です。
目標は
100m:『10秒0台での優勝』
リレー:『学生記録での優勝』
です。
最高峰に到達するだけでは満足できません。そのさらに先にある、未踏の絶景を必ずこの手にして見せます。
明日の担当は、マネージャーブロック4年の富樫優さんにお願いしました。快く引き受けて受くださり、ありがとうございます。
富樫さんは、我が競走部が誇る頼れる「姉御」的な存在です。走り込みのメニューがきつくて、僕ら選手がなかなかスタートラインに立とうとしない時でも、「早く来い!」と言わんばかりの絶妙なタイミングで無慈悲に計測の合図を出してきます。一見かなりのスパルタですが、その裏には確かな愛情を感じています。また、富樫さんが発する一言や、文章に綴られる言葉はどれも熱く、重く、強い力を持っています。普段から周りを深く見て、本気で物事と向き合っていないと出てこない言葉だと思います。その毅然とした姿や熱い言葉に動かされた選手はたくさんいるはずです。
そんな富樫さんですが、とにかくよく褒めてくれます。練習前、練習中、練習後を問わず、「いや〜水野さん…」と褒め言葉が止まりません。たぶん僕のことが大好きなんだと思います。いや間違いないです。たまに僕の知らない水野さんが登場することもありますが、素直にめちゃくちゃ嬉しいです。もっと褒めてください。明日の紹介文、本文と共に楽しみにしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。それでは失礼します。








