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オレゴン2026 U20世界選手権観戦記(8月5日~9日)

競走部中長距離コーチの江本亘です。


日頃より温かいご声援、ご支援をいただき誠にありがとうございます。


8月5日(水)から8月9日(日)の5日間でU20世界選手権がアメリカのオレゴンで行われました。早稲田大学からは4名が選出されました。


選手は大会数日前から現地入りして調整を重ねておりました。私は8月5日の正午過ぎにユージーン空港に到着しましたが、山火事の煙の影響で1km先の景色が見えないほどでした。現地の方によるとここ数年山火事が多いと聞きました。


8月5日(水)の1日目には男子5000mに増子陽太が出場予定でしたが、体調が整わず現地スタッフの判断により棄権となりました。9月には世界ロード選手権の代表に選出されていますので、この悔しさを糧に頑張ってほしいと思います。


増子は8月7日(金)まで現地におりましたが、その間も腐ることなく他選手のサポートを献身的に行っており、日本チームを支えていました。


8月6日(木)の2日目の午前には女子400mH予選にガードナレイチェル麻由が出場しました。予選を危なげなく突破し、準決勝へと駒をすすめました。


準決勝は1日休息を挟んで、8月8日(土)に行われました。山火事の影響も落ち着きかなり見通しが良くなりました。準決勝では3着までが決勝進出条件でしたが惜しくも4着となり決勝へは進出できませんでした。


彼女は今回の日本選手団の女子キャプテンとして臨んでおり、今後の糧となる貴重な経験を積めたのではないかと思います。


8月6日(木)には男子1500m予選が行われ、本田桜二郎が出場しました。800mを2分9秒で通過するなどスローな展開でしたが、ラスト1周を52秒でまわり、最後は流して2着で危なげなく決勝進出を決めました。


8月7日(金)には男子3000m決勝が行われ、新妻遼己と本田が出場しました。この種目においては2人とも持ちタイムでは世界の上位選手に及ばず、厳しいレースになることが予想されました。しかしスタートしてみれば共に集団を引っ張るシーンもあり徐々にメダル圏内へと順位を上げていきました。ラスト1周での勝負で本田は56秒でまわり、U20日本歴代2位の記録で銅メダル獲得!新妻は入賞が目の前にあり悔しさを感じつつも今シーズンの中で手ごたえを感じる自己ベストでの11位でした。



8月9日(日)には本田がトラック個人最終種目のフィナーレを飾る男子1500m決勝に出場しました。500mをすぎたところで本田が仕掛けて先頭に立ちました。このシーンをスタンドで見ていて本当にワクワクしました。しかし2種目の疲労もあり、最後はうまくまとめきることはできず悔しい14位となりました。ゴール直後は大会救護スタッフに車いすで運ばれましたが、その後すぐにテントへ徒歩で向かっています。


大会全体として6つのU20世界記録が更新されるなど、非常にレベルの高いレースが繰り広げられました。その中で桜二郎が世界の選手たちと正面から勝負し、銅メダルを獲得できたことには大きな価値があると感じています。


私個人としては有力選手のアップ会場での様子を観察したり、オレゴン大学のコーチと意見交換などを通じて「早稲田から世界へ」を体現するためには何ができるのか、しっかり考えることができた遠征でした。世界のトップを目指す選手、それらを支える環境に触れ、今回得た気づきを日々の指導に落とし込み、「早稲田から世界へ」を体現する選手を育てていきたいと思います。


今回出場した4名が、次はシニアの日本代表として世界の舞台で活躍できるよう、私自身も日々の指導に向き合っていきたいと思います。今後とも早稲田大学競走部への温かいご声援をよろしくお願いいたします。