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部員日記

髙木沙也:引き算の優しさ

↑サムネイルはインカレの際に4年女子で撮った写真です。みんな揃って撮れて良かった!周子、最後までよろしく頼むよ!


こんばんは。

田村るうより引き継ぎました、マネージャーブロック4年の髙木沙也と申します。


るうちゃんが見学に来てくれた日、話せたのは短い時間だったけれど、なんとなく仲良くなれそうな気がしたのを覚えています。そして気づけば、一緒にごはんを食べに行ったり、大隈庭園で日向ぼっこをしたり、部活帰りに池袋を散歩したり。

初めて会ったあの日の予感は大当たりでした。

そんなるうちゃんとリレーが出て嬉しいです!回してくれてありがとう!まだまだ話し足りないのは私も一緒なので、またどこかに連れ出そうと思います。

おっきいかき氷もまだ間に合うはず、!


授業期間は社学と理工の間みたいな生活をしている私ですが、同じ学部の後輩ができるのは嬉しいものです。私も下級生の頃は、さかたつさん、西さん、石塚さん、菅野さんをはじめ、教育の先輩方にたくさん気にかけていただきました。授業に遅れそうになったときに一緒に近道を走ってくださったり、所沢の冬に凍えているときに大量の防寒具を貸してくださったり、元気がない私に気づいてジョグに誘ってくださったり。そんなたかぎも、おかげさまで4年後期です。この恩を、気持ちを、少しでも後輩に繋いでいけたらいいなと思っています。



さて、日本インカレから1週間が過ぎました。

雨の中での大会でしたが、インカレの空気感はやはり格別ですし、全国の舞台で臙脂が輝く瞬間は何度見ても幸せなものです。

しかしチームとして「ここまで積み上げてきた練習や、当日の好記録をもってしても勝てなかった」という悔しさ、憂い、やるせなさも残り、それを十分に拭えたとはまだ言えないでしょう。対校得点を持ち帰ることができないマネージャーの私も、インカレに至るまでの練習のどこかでもう一押しできたことがあったのではないかと考えざるを得ませんでした。


ただ、思うように目標に届かないこと、勝てないことも、一歩引いてみればまた豊かなものなのではないかと私は思います。目指してきた舞台で味わう「上には上がいる」という実感は、人に負の感情や眩暈までを覚えさせると同時に、次なる可能性への示唆をも与え得るものだからです。


日本選手権リレー、駅伝シーズンとまだ戦いは続いていきますし、残された時間はそう多くないかもしれません。しかし心を無理に急かすのではなく、競技や自分、周囲との関わりの中で感じること、考えること。素通りすることもできるこれらを前に、ひたむきに向き合い続けることで、負けの先にある新たな可能性や楽しさ、そして勝ち筋に巡り合えるものなのではないかと思っています。


その中でマネージャーにできること、求められていること。これまでの経験を通じて、マネージャーは陸上競技に対する詳しさでは選手に劣るものの、だからこそ見えること、伝えられることがあると信じています。この気持ちを忘れず、引退までの4ヶ月間を全うします。


そしてできることなら、マネージャーの後輩たちには、今ある仕事を私たちの代よりも少ない労力でこなし、残りの力や時間を使って、+αの取り組みに挑戦する心を持っていてほしいなと思います。人数が少なくなる中、高い要求であることは承知しています。しかし、その小さな積み重ねや創意工夫がチームを強く、組織を良くすることにきっと繋がるはずです。

残り少ない期間だけど、まだまだ一緒に高め合おう!



明日は長距離ブロック2年の金野真綾にお願いしました。

真綾とは、今年2月の神戸競歩をきっかけに話す機会が増え、今では顔を合わせるとどちらからともなく話が止まらなくなります。時々口をついて出る鋭い発言も、謎のおふざけも聞き逃せません。また、この夏は専門の競歩に加えて、関東大学女子駅伝に向けた走りの練習をしている姿もよく目にします。歩きのみならず走りにもストイックに取り組んでいるばかりか、練習を終えて私を見つけると駆け寄ってきてくれます。愛しかありません。


真綾が試合で満足した顔はまだ見たことがありませんが、そのキラキラした目と負けず嫌いさから、彼女はこれから一回りも二回りも強くなってくれると確信しています。

ここから3戦、追い込み過ぎずいこう。真綾なら大丈夫!

終わったらまた美味しいもの食べようね!!

あと卒業式の袴の相談にも乗ってください!

明日はよろしく!



タイトルにある「引き算の優しさ」は、恩田陸さんの小説『夜のピクニック』にあるフレーズです。

「何かしてあげたり、文字通り何かあげたりするプラスの優しさとは違う、何もしないでそっと見守ってくれる優しさ。」


インカレや合宿は人の支えを多分に実感する機会ですが、目に見えるようなプラスの優しさだけでなく、引き算の部分までを含めたら、私たちは日々どれほどたくさんの「優しさ」に触れているのでしょう。目に見えないその優しさに気づいて、少しずつ返していけるような、そんな人間になりたいものだなとつくづく思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。

それではおやすみなさい。