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髙木沙也:Whisper of the Heart
↑サムネイルは、短距離同期の引退の日にマネージャーも一緒にお花をもらったシーンです。畑山がニコニコして歩いてきてくれるのが視界に入ったとき、私もいつも以上にニコニコしてしまいました。私の最後の仕事はきっと、3月に畑山に学連登録を引き継ぐことです。解散楽しんで、冬期も頑張ろうね
こんばんは。
舟生より引き継ぎました、マネージャーブロック4年の髙木沙也と申します。
早織との思い出は尽きません。
早朝でも雨の中でも一緒に帯同の荷物を運んだ日、寒さのあまり交代でフィジカルトレーニングに参加した日、私がオーストラリアに行く前日に大真に連れて行ってくれた日、翌日朝練があるのに泊めてくれた日。
常に選手や部のことを考えて先々の準備をし、遅くまでグラウンドに残って真剣に選手のケアをしている姿には本当に頭が下がります。そして、困ったときや迷ったときには、一緒に悩んで対応してくれたり、より良い相談先を考えてくれたり。早織に相談すればなんとかしてくれるという信頼が常にありました。トレーナーとマネージャーとして、不測の問題が起きた際に相談し合うことも多かったのですが、悩んだ結論が「いや、頑張るしかない」という意外とあっさりした根性論(?)のときがあるところもかなり好きです。
多くの選手がそうであるように、私を含め学生スタッフも、舟生さんにはたくさん助けられてきました。早織ちゃん、あと2ヶ月、いや、まだまだずっとよろしくね。
この数週間、短距離同期の引退リレーを読んでは、いつ自分に回ってくるのかという楽しみと、何を書こうかいまいちピンと来ていないモヤモヤとした気持ちが入り混じっていました。一区切りしたという実感はありつつも、お腹いっぱいの達成感はまだ持てていません。インカレ、選手権リレー、アスレチックフェスティバルと、ギアを上げて臨んだのですが、まだ絞れそうです。しんみりした日記はまだお預けにさせてください。
私の7週連続大会(運営or帯同)期間もいよいよ7週目、今週末は全日本大学駅伝です。箱根まで含めて、もう1ギア、2ギア上げて、最後の一瞬まで力を尽くそうと思います。そして、思い残すことなく引退します。
上述のように「思い残すことなく」や「後悔のない選択を」とはよく言うものですが、ここ半年ほどで何人かの後輩たちと「選択」や「後悔」について話す中で、思い至ったことがありました。
競走部員は毎日の少ない時間を陸上競技に注ぎ、競走部で過ごしています。何人かの同期も書いていましたが、その中で競走部か、別の道かという岐路に立つこと、その選択肢が頭をよぎることは誰しも多かれ少なかれあると思います。
かく言う私も、競走部に使っている時間を他のことに使えるとしたら、2つも3つも新しいことができるのではないかという考えをはじめとして、モチベーションを意識する間もなく使命感だけでやっていた日もありましたし、もしもボックスがあるなら競走部に入らなかった自分も見てみたいと思ったこともあります。
選手であれば、怪我や不調に直面しても努力するのが当たり前のような環境に苦しくなったり、ガラスの天井が見えたりすることもあると思います。
そんなときは、立ち止まることを恐れず、自分の心の声に耳を傾けてみてください。
究極的なことを言ってしまえば、陸上も競走部も、人生のオプションの一つでしかなく、良い人生への登竜門とも限りません。
また、もしもボックスの例にもあるように、選ばなかった選択肢を振り返って全く気にならないことなど無いとも思います。もし後悔のない選択というものがあるとしたら、少し時間が経ったときに、取ったものを良い選択だったと思えるようになることだけなのではないかと感じます。
いずれにせよ、自分で自分の選択を信じてさえいれば、最後には「良かった」と思えるようになるはずです。
私は、自分や周囲と向き合って決断し、別の道に進んだ仲間のことも心から応援したいし、できることならこれからも繋がりを持ち続けていたいと強く思います。
今顔が浮かぶ何人かの後輩たちへ、もしこの先自分の選択を信じきれなくなったら、いつでも私に連絡してください。そのときは、どんなに忙しくとも、私が持てる力を尽くして一緒に考えます。また、他愛もないおしゃべりもごはんのお誘いもお待ちしています!私も誘うので、選んだ道で元気でいてくれたらとても嬉しいです。
そして競走部にいる私たちは、選択的に早稲田大学競走部に属し、陸上競技をしているという意識を忘れないことが、進退含め自分の軸を保つ上で大切なのではないかと思います。
私は向こう2ヶ月で悩む余地などもう残っておらず、幸いなことに毎日の練習も事務作業も楽しくこなせているので、長距離同期や後輩たちの背中を押しながら、最後まで一緒に走ります!比喩ではなく本当に走りたいので、ジョグに誘ってくれると嬉しいです!
明日はハードルブロックの平田和にお願いしました。
平田は、優しさの中に強さがある人だと思います。
入部当初は温かい雰囲気を纏っていてどこかふわふわした印象がありましたが、今ではその温かさが大きな安心感や頼もしさにもなりました。
学年ミーティングでみんながハッとするような一言を言ってくれたり、怪我をしていて自分が一番苦しいであろう期間も周囲を鼓舞していたり、ブロック外の後輩にも声を掛けて技術的なアドバイスをしていたり。
周りが見えていて優しいだけでなく、厳しい言葉や苦い経験も、飾らず等身大で伝えられるのが平田の優しさの形であり、素敵さだと思います。
選手としても、和くんの練習にならどこまでも付き合いたいと思わせてくれる存在でした。日本選手権リレーのメダルは、決勝を走った4人だけでなく、教育実習の合間に鹿児島から駆けつけて予選を走ってくれた和くんの功績でもあることは間違いありません。決勝が終わって最後に和くんと握手したとき、ここまでマネージャーを続けてきて良かったなと心から思いました。
4年間お疲れ様。最後の部員日記で和くんの想いを聞けることを楽しみにしています。
この日記のタイトルは、ジブリ映画『耳をすませば』の英語版タイトルから取ったものです。日本語版タイトルでは何に耳を澄ますのかが直接的に語られていませんが、英語版では”Whisper of the Heart” ”心の囁き”と直訳されます。自分自身に対しても、競走部をはじめとして関わる人に対しても、一人ひとりの心の声に耳を澄ませ、それがどんなに小さな囁きであっても、聞き逃すことなく向き合っていけるような人間になりたいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
いよいよ明後日は全日本大学駅伝です。
アンカーがトップで宇治橋前まで駆け込んできてくれることを信じて、伊勢神宮で待ちます。
皆さんも現地、テレビや配信の前、そして心の中でもご声援をよろしくお願いいたします。
それではおやすみなさい。











