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ワールドユニバーシティゲームズ観戦記(8月6日)
競走部監督の大前です。
今日は男子4×100mリレー決勝でした。
予選の状況からも井上から中央大学の宮崎君にオーダー変更、調子と状況を見ても代表スタッフの先生方の判断は間違っていないと感じました。
オーダー変更ですが、変わらず金メダルを目指して頑張ってほしいと陰ながらの応援となりました。
西・稲毛共に最後のレース。
力を出し切りましたが僅かにメダルに届かず。
選手はよく頑張りました、本当にお疲れ様でした。
予選から決勝に向けて、海外の選手はタイムを上げて来るのが定石。
いわゆるタフさです。
この1年間でタフさを身につけて来たと思っていましたが、世界基準からすればまだまだでした。
課せられた役割、レースを最後までこなして初めて一人前です。
我々としても、トレーニングとコンディショニングの在り方・取り組み方を再考する必要がありそうです。
井上に関しては、試練の大会となりました。
苦い経験を積んだことが今後の陸上人生の糧になるだろうと思います。
短距離3名に伝えた言葉です。一言で片付けられないが、本当に悔しいな。
代表での借りは代表でしか返せない。
この場に戻って来れるよう、また頑張ろう。
この経験を大事に、日本へは胸を張って戻って来てください。
秋シーズンを経て2024パリへ意識を高めてくれると思います。
また、今回経験したことをチームに伝えることでチーム全体の意識が変わると確信しています。
今大会を通じて感じたことは、他国は積極的に外部の情報を収集、吸収しようとしていること、そしてそれを元に結果を残していることです。
トルコチームの躍進やタイリレーチームのアジアでの戦い方、学ぶところが多くありました。
また、中国がポストコロナで威信をかけた大会であったというのも感じました。
会場の座席を満席にしたりと、国威発揚を目の当たりにしました。会場の雰囲気に関しては最高でした。
このような中で選手を走らせたい、日本でやるためには何が必要なのか、これもまた考えさせられました。
様々な経験を積むことができましたので、日本に持ち帰ってからしっかりと結果に結び付けていきたいと思います。