筒井さんから引き継ぎました。跳躍ブロック2年の古川知征です。

筒井さんの紹介にもあった通り、先日の菅平合宿にて7日間、生活を共にさせて頂きました。僕か初めて食べたソフトドックは筒井さんに奢って頂いたこともあり、一生味を忘れません。筒井さんはいろんな後輩によく話しかけていて、真面目な話もふざけた話もできるノリのいい尊敬できる先輩です。僕らの代はみんな筒井さんのことが大好きです！対抗戦や日本選手権でも活躍するマイメンの筒井さんにずっとついて行きます！

前回私が部員日記を書いたのは2月の鴨川合宿の際と記憶しておりますので、半年間の出来事について書かせて頂きます。期間が長いため、文章が長くなってしまう上、少しネガティブな内容であることを先にお断り致します。

3月のシーズンインの試合である春季オープンに出場しました。国立競技場での試合であったこともあり、気合いが入っていたのですが、それが空回りしたのか、1本目で重度の右ハムストリング肉離れを受傷してしまいました。完治までおよそ3ヶ月かかると診察され、人生初の長期離脱となってしまいました。

冬季期間でとても良い練習が積めており、関東インカレの標準もすぐに切れそうなくらい調子が良かったのですが、挑戦権すら与えてくれないなんて、陸上という競技は無慈悲だな、と感じました。

しかし、案外すぐに気持ちは切り替えることができ、この期間は自分の弱点であるフィジカルを鍛えるチャンスだと捉え、怪我人ブロックみんなで腐らずに毎日トレーニングに取り組んでいました。その結果、全く出来なかった懸垂が容易に出来るようになったり、ベンチプレスのベストも大きく伸びるなど、フィジカルの大幅な強化に成功しました。 

そして待ち望んだ復帰、現実は甘くなく、大きな壁に当たることになるとは思ってもいませんでした。

6月初頭に無事完治し、徐々にスプリントや跳躍練習も行えるようになり、走る喜び、三段跳の楽しさ、陸上の素晴らしさを久しぶりに感じました。もちろんすぐには元の状態には戻りませんでしたが、着々と身体は戻っていき、１ヶ月程で9歩助走の練習ベストを出すほどになりました。これなら試合ですぐに記録を出せると感じて胸を高鳴らせていました。

そして迎えた復帰戦となる県選手権でしたが、結果は全く満足出来るものではありませんでした。100mは専門種目では無いにしろ、4年前の自分にも及ばないタイム。三段跳は先程述べた9歩助走の練習よりも悪い記録でした。

周りは復帰にしては悪くないと励ましてくれましたが、自分の中ではそんな言い訳は通用しない、身体は戻っているから早くもっと良い記録を出さなければと焦燥感に駆られていました。

その後、合宿前に出場した記録会では県選手権よりも記録が悪化し、その上何故こんなに跳べないかが、よく分からなくなってしまいました。復帰からの身体の戻り具合が主観と実際に大きなギャップがあるのか、怪我前には出来ていた動作が出来なくなっているのか、単なる実力不足か、その全てか……

大きな怪我の後に良い記録を出している選手も大勢いる中で、悪化してしまっている事実はあまりにも受け入れ難いものでした。怪我期間は復帰したら全日本インカレの標準を切ってやると意気込んでいましたが、遠く及ばない記録を連発する自分が情けなく、かなり大きい絶望を感じています。

私の本心の一部である弱音をつらつらと書き連ねましたが、結局は自分の実力不足であり、あの怪我も練習で対策出来ていたかもしれないし、怪我期間の努力不足がこの結果を招いているのだろうから、ここから私に残されているのは自分が思っている何倍も努力し、結果を残すことだけです。

その点において菅平合宿はかなり有意義なものになりました。走れない、体力が無さすぎるなど自分の弱さをまざまざと実感させられ、このままでは上がり目が一生来ない、と尻に火が着きました。

まずは今週の順天堂記録会、早慶戦で初心に戻り、高校生の頃の自分をイメージし臨みたいと思います！（腰の痛みが再発していますが！）

また、早慶戦では対抗走幅跳に出場させて頂き、専門ではなくなったものの昔を思い出し、やる気に満ち溢れています。さらに、嬉しいことがあり、私が中3の頃から東北大会で戦っていた、1年の佐々木と今度は仲間として走幅跳に出場出来ることです。短距離ブロックの選手には東北出身が僕と佐々木の二人しかいないため、ここから二人で活躍していき存在感を高めていきたいです！頑張ろうな！

明日はトレーナーブロック3年の白井さんにお願いしました。快く引き受けて下さりありがとうございます！

白井さん始めトレーナーブロックの方々には怪我期間に非常にお世話になり、本当に感謝しかありません。白井さんはどこか痛いと相談するとすぐにチェックして下さったり、適切な対処を教えて下さります。また、気軽に話しかけたくなるくらいいつもニコニコしていたり、僕のつまらない話にもノってくれたりと白井さんには魅力がたくさんあります。(改めて僕が言うほどでは無いと思いますが笑)

これからもその素晴らしい笑顔でズバズバ物事を言っていく白井さんを推していきます。

明日はよろしくお願いします！