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西徹朗:海の向こうからこんにちは
こんばんは。由井から引き継ぎました、ハードルブロック2年の西徹朗です。
木曜日のことです。クライストチャーチ国際空港で飛行機から降り、スマートフォンの電源を入れた途端に由井からのLINEメッセージが表示されました。「徹朗さんオーストラリア忙しいですか?」それを見た瞬間、私は察しました。おそらく部員日記だろう、と。何か要件でもない限り、海外にいる人にこういう聞き方はしてこないでしょう。果たして私の予想は当たっており、部員日記のお願いとのことでした。海外で部員日記を書くという経験なんて滅多にできない貴重な経験ですので、二つ返事で了承し、本日の部員日記を書いております。
由井は一個下の中では最も関わることが多い後輩です。入部当初の彼のお付きが私だったという縁や彼も私も野球好きだということから、以降も種目やプロ野球の贔屓チームこそ異なりますが、練習やそれ以外の場面でもよく話していると思います。彼は向上心の強い選手だと普段の行動を見ていて感じます。彼は昨年、受験のブランクがありながらも自己ベストを大幅に更新ました。そして今年の冬季練習ではさらに成長すべく、同ブロックのカイシン(島田)さんや井上など、自分よりも速い先輩たちに食らいついていったり、意見を交換し合ったりしています。そんな彼の姿からは私も学ぶところが多いです。今年はさらに成長し、個人でもリレーでも競走部の中心となるような選手になっていってほしいです。
由井からの紹介にもあった通り、私は現在オーストラリアとニュージーランドにて修行を行っています。初めての海外、初めての海外試合、英語がわからなかったり、海外の文化や習慣が日本と異なっていて最初はかなり戸惑っていましたが、徐々に慣れてこちらの環境を楽しめるようになってきました。この時期に暖かい地域に行くことで、日本で練習するよりも更に試合に近い練習ができたり、実際に屋外の試合にも出場することが出来ています。また今回の遠征はダイヤモンドアスリートの強化プログラムの一環として行かせていただいております。海外に行くことを許可してくださった大前監督、金井コーチを含む首脳陣の方々、日本陸上競技連盟をはじめ、この海外遠征をサポートしてくださった方々には本当に感謝を申し上げます。また、一部日程が一緒だった西裕大OBには色々な場面で助けていただきました。西さん、本当にありがとうございます!海外遠征もあと1週間残っております。西さんが日本に戻り、完全に一人となるここからが正念場です。残り1週間気を引き締めていきます。
昨日、ニュージーランドのクライストチャーチで試合に出場して参りました。サムネイルの写真もクライストチャーチの試合で日本人の大学生同士で撮ったものです。2ヶ月前の私はシーズンインを海外で迎えることになるとは夢にも思っていなかったでしょう。この試合は、この冬季練習で取り組んできたことの答え合わせのような位置付けで臨みました。レースの展開、レース中の自分の動き等、普段の練習の中で意識していることを試合の中でどれだけ発揮することができるか、ここに重点を置きました。これらがクリア出来れば、自己ベストの更新も可能だろうと考えていました。結果はというと、ラストで差されての2着、自己ベストも更新できませんでした。手応えを感じたポイントはありましたが、それ以上に多くの課題点を突きつけられたレースでした。結果に対して言い訳などせず、これらの課題1つ1つに真摯に向き合い、更に強くなって日本に戻ってきたいと思います。来週も現地で試合に出場します。少しでも良い結果を日本の皆さんに届けられるように努力します。
補足になりますが、冬季練習で一度も離脱しないという目標は達成できました。24時間陸上選手生活には一定の成果を感じています。
明日はマネージャーブロック1年の山崎望にお願いしました。2ヶ月連続の部員日記になるらしいけど引き受けてくれてありがとう!彼はとても優秀なマネージャーです。野球仕込みの声をグラウンドで響かせ、タイム計測や動画撮影を行う山崎、グラウンドでの彼の存在感はチームでも随一です。また練習以外でも彼に助けられたことは何度あったか数え切れないほどです(何故か合宿は居残りのイメージが強いですが)。いつもありがとう!元野球部ということですから彼も当然野球好きです。残念ながら山崎も由井も巨人ファンで、阪神ファンの私とはある意味”敵同士”ではありますが、みんなで野球の話で盛り上がることは非常に楽しいです。日本に戻ったらまた色々な話をしよう!あと、選手より怪我をするのはやめてください。本当に気をつけてください。
まとまりのない文章な上、時差やフライトの関係で変な時間での更新となってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。日本は現在気候の変化が激しいと聞いております。皆さま体調を崩されないことを願っております。それでは、失礼します。