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部員日記

眞々田洸大:3月の黒さじゃない

※サムネイルは、合宿の陸上教室で交流した早稲田渋谷シンガポール校での1枚です!


こんばんは。
大川から引き継ぎました副将の眞々田洸大です。


私の自己肯定感を高めてくれるような紹介を書いてもらいましたが、彼女にも同じ言葉を返したいくらいです。

昨年は両インカレでメダルを獲得した部の勝ち頭ともいえる活躍で、1年生の頃から大きな成長をしました。それもそのはず、特に彼女はストイックで、だいぶ前ですが練習のハードルでこけてしまった時は悔しさから涙する姿を見かけたことがあります。練習への本気度がその時えげつない程伝わってきて、ここまで熱心に自分が出来ているのかなと考えさせられた出来事でした。今年の冬は後輩を率いてトレーニングに励む姿が印象的で男女学年ブロック問わずの信頼は大きいです。学業でも体育各部の最上位成績優秀者として表彰され、文武両道を一番高いレベルで体現しています。しっかり者で信頼されていることでの周りからの期待だったり、求められているものは高いかもしれないけど、自分のやってきたことに自信と誇り、自分の強みを最大限生かしつつ、大川らしく活躍する姿が一番見たいと思っています!現状に満足せず、きついブロック同士助け合って頑張り続けよう!!回してくれてありがとう!



大川も昨日の日記で述べていましたが、3月10日から22日の13日間でシンガポールにて初の海外遠征を経験させていただきました。G7奨学財団様やシンガポール陸上競技連盟、現地のコーチや学生の厚い支援によって不自由なく合宿を遂行することが出来たこと、大変感謝しております。


今回は海外遠征を通じての学びと感想を書かせていただこうかと思います。

私の今回の遠征の大きなテーマとしていたのは、「対応力」です。

海外の試合に対して心の中で漠然とした不安があり、身になる成果を得られるのかと遠征前は考えていました。

幸い今回は時差が1時間ということで時間への苦戦はなかったものの、到着後すぐに感じたのが移動による体のダメージです。とてつもない疲労感とむくみにやられ、以後3日間練習の際には考えと動きが嚙み合わず不安感で溢れていました。しかし、この経験に向き合うことが今回の目的であることを再認識し、与えられた環境下での取り組みに工夫を練りました。

まずは35度近くあった現地の環境に慣れるとともに、現地での自分のリズムを整えたことです。練習で身体の状況を把握し状態を見極め、ケアに努めるとともに、意識的に栄養面でエネルギー不足とならないような三食を心がけました。食物アレルギーもあったため、予めパックご飯を持っていけていたのが正解だったなと振り返られます。

自分のリズムが分かってきて対応できてきた所で試合前日を迎えましたが、試合前と変わらない過ごし方や調整に取り組むことができ、試合日は到着当初抱えていた体への不安はゼロに調整することが出来ました。環境が変化した中で自分の主観的な感覚をコントロールできたのが今回一番大きな収穫だったかと感じます。

400mは現状も考え、自分が冬季を経て掲げたレースプランを形重視でレースで実践することを目標に。その直後の200mと翌日の100mと200mはスピード練習と位置付けて、自分の中で明確な計画と目的を持って望むことが出来ました。


ハードなスケジュールの中で4本ともほぼ目標通りのレースをすることが出来たこと、慣れない環境下の中で200mと100ⅿはPBを更新することが出来たことが自分にとって何よりも自信に繋がりました。

「対応力」は競技に限らず様々なフィールドで求められていると思いますが、アスリートはパフォーマンスをし結果を出す上では身体が資本となるので、より一層レベルの高い対応力が求められていると考えています。今回感じたのは自分の軸自体がいろんな方向に行ってしまったら崩れてしまい、得られるものがなかった・薄れてしまったのではないかということです。

各国代表の選手は海外を転戦したり世界大会で戦ったり、さらには世界大会で世界記録やエリアレコードを更新したり、圧倒的な強さを感じさせる選手が多く存在します。私が遠征を通じて感じたのは、自分への理解と選手としての引き出しの多さ、ある程度の割り切った考えなのではないかということです。

日本はこうだったから、という考えのままでは世界で勝負をしたくなった時に通用しないと感じます。だからこそ今回はシンガポールという異国の地で新しい考えや気づきを養うことが出来たり、代表レベルの選手たちがどのような苦労や調整をしているのかを、小さな競技会ではありましたが、体験・経験することでその一つの雰囲気を味わえることが出来たと思います。

国際大会で戦いたいと思える貴重な経験になりましたし、それを掴むための自分の実力のなさや目標に対する距離感を実感できたので、この経験や収穫をもとに部としても、個人としても飛躍できるよう自分の行動に責任と自覚を持って精進していきたいと思います。



明日は短距離ブロック1年の髙須にお願いしました。

今年で彼と同じチームで活動するのも4年目となりました。高校の頃から気づいたら足元にいるような可愛いペットのワンちゃん的存在でしたが、その彼らしさは今も変わらず(いや、増してる?)みんなからの愛されキャラかついじられキャラです。

共に高校のマイルリレーで全国準優勝をした時、4走の私がゴールした時に一番最初に悔し涙を流していたのが当時高校1年生の髙須です。たかが数カ月しか一緒のチームにいなかったのに、チームの一員として熱い想いを持って戦えることと結果に対して素直に向き合えることが出来るのが私の思う彼の強みです。(こういう話たくさんありますが割愛させていただきます。)高校の頃からのポテンシャルと気持ちはそのままに、大学に入学して走りについて思考することが増え、自分の中での引き出しが増えているように感じます。走りの話をすると、どこか可愛いワンちゃんから大きく成長しているなと実感して嬉しく思います。同じチームとして戦える最後の一年はお互い掲げる目標は達成したいと思いますし、あの高校の時に負けた悔しさを何かの形として達成したい思いが私は強いです。200mだけじゃなくてマイルでも待ってるよ(笑)

半ば強引に引き受けてもらいましたが、回したい後輩のうちの一人であったので回せてご機嫌です。明日はよろしく!!!!



最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは失礼いたします。