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伊福陽太:再スタート
こんばんは。平野智也から引き継ぎました、長距離ブロック3年の伊福陽太です。
まさかこの場で平野の紹介を書くことになるとは思ってもいませんでした。昨日の彼の日記にもあったように僕と平野は高校3年間同じクラスであり、学校生活の多くを共にした存在のひとりです。平野は人見知りなのか、あまり話したことがないという人が部内にもちらほらいるように思います。そんな人こそぜひ話しかけてみてください。意外とお話好きでいじられキャラだったりします。高校の担任の先生にはよく「ともやく〜ん」と呼ばれ、可愛がられていました。そんな彼ですが、素人目線ではあるものの走りのセンスは抜群なのではないかと思います。決して体は大きくありませんが、素早いピッチで一直線に駆け抜けていく姿を僕は高校の時からスタンドで眺めていました。そしていつも凄いなあと思っていました。大学に来てからはまだ息を潜めているように見えますが、ここから本気を出してくれることと思います。練習時間が短距離と長距離では違うためあまり会う機会がありませんが、平野が臙脂を身にまとい活躍する姿を人一倍期待しながら、密かに応援しています。
そしてここでひとつ、申し上げておかなければならないことがあります。今日まで続いてきた洛南リレーですが、僕で終了となります。あれ、まだ洛南出身がいるのでは??と思ったそこのあなた。そうです、一人います。僕のひとつ上の代の諸冨湧主将です。ですが彼はまだ書きたくないそうです。箱根メンバーによる日記リレーまでネタを蓄えるそうです。ということでその時の主将の日記に期待しましょう。きっと皆が涙するような感動の超大作を書いてくれることと思います。高校時代、頼れる主将でしたという紹介だけ、簡単ではありますがしておくこととします。
さて、久しぶりの部員日記なので、自分の前半シーズンを振り返ろうと思います。といっても、振り返るのが嫌になるくらい悲惨なものでした。3月の学生ハーフ以降なかなか調子が上がらず、思うように走れない日が続きました。オーバートレーニング気味になり、寝付きが悪く寝れても3時間程度、体重は減る一方で血液検査の結果も良くないという状況でした。また、関東インカレではスタート直後に脚を痛め、調子の悪さと相まって過去一悪いタイムを出してしまいました。今になって振り返ってみると、去年の秋以降割とずっと調子よく走れていたため、もっとタイムを出したい、もっと練習しなければと焦って上ばかり見て、足下が見えていなかったと感じています。結局、一番大事なことは地に足つけてコツコツ取り組むことだと思い知らされました。今まで経験したことがないくらい長い間不調が続きましたが、ようやく少しずつ元に戻ってきたように思います。復帰戦となった函館ハーフではまずまずの走りで、関東インカレでの悪いイメージは多少払拭することができました。そして今は合宿期間に入り、順調に走り込みができています。チームの状態としても昨年よりも怪我人や不調の選手が明らかに少なく、いい感じなのではないかと思います。この夏が勝負であり、この時期にいかに継続して練習ができたかどうかで駅伝シーズンの結果が大きく変わります。トラックシーズンは早稲田の短距離勢の活躍が目立ち、良い勢いを貰えたと思うので、その勢いのまま駅伝シーズンに突入できるよう頑張りたいと思います。
明日は同期であり同じ学部の中村真由にお願いしました。いつも部員日記を人に頼むのを忘れて直前に誰かに頭を下げており、今回も中村に泣きつく形になりました。ありがとうございます。先程、中村を紹介するにあたって「同じ学部の」という表現を用いましたが、本当に同じ学部でいいのでしょうか。というのも彼女とても頭がいいのです。成績には雲泥の差があり、脳みそが違うのではないかといつも思わされます。そして、誰とは言いませんがその頭の良さの違いをいじってくる輩もいます。その度にいつも中村は学業の手本だと思わされています。そんな学業優秀な中村ですが、競技面でもここ最近調子が良いようで先日も自己ベスト更新の知らせを目にしました。授業の関係で1人でコツコツと練習している姿をよく見るのでいつも密かに応援しており、大会がある度にまわってくる結果報告の中村のタイムの横に自己ベストの文字があった際はとても嬉しく思いました。この調子のまま残りのトラックシーズンを駆け抜けて欲しいと思います。明日宜しくです。
まだまだ暑い日が続きますので体調にくれぐれもご注意ください。