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佐々木悠人:変態になる。
こんばんは。
寺澤さんから引き継ぎました、跳躍ブロック2年の佐々木悠人です。
寺澤さんとの出会いを想起すれば、いつでもあの胸のときめきが蘇ってきます。右も左もわからぬ僕に競走部のいろはを教えてくださったのは紛れもなく優しい柔和な寺澤さんでした。今となっては寺澤さんの優しさに包まれた雰囲気は見る影もありませんが(特に僕に対しては)、優しさの代わりに強く大きく逞しい寺澤さんの背中があります。背中で語り、時に喝を入れてくださる寺澤さんには感謝しかありません。いつか追いつく、そして追い越す日が来ることをここに約束します。
ここ数週間の鍛錬期は跳躍ブロックの棚井さんと共にとにかく走りました。僕たちが特に苦しんでいるのは250m×3という悪魔のメニュー。文章に起こすだけでも恐ろしく手には汗が滲んできます。しかし、僕たちは「漢」です。決して弱音を吐くことなく涙ながらにメニューこなしました。初めは走るだけで精一杯でしたが、それでは大学陸上の醍醐味を堪能できません。これが跳躍にどう繋がるのか、どう走れば遠くに跳べるのか、常に思考することが重要です。短距離ブロックと合同で走る際はレスト中であっても、先輩が酸欠で倒れていてもお構いなしに助言を求めに行きます。
特に印象に残るのは短距離ブロックのエース井上さんが熱弁してくださった250mの走り方です。トップ選手の意識や身体の操作方法をご教授いただくのみにとどまらず、跳躍に応用できるよう相談にも乗ってくださいます。目を輝かせながら250を語る井上さんは、明日怒られることを恐れず言うと変態だなと思います。陸上に対して熱く、強くなるためならば辛いメニューも厭わない井上さんの姿こそ一流アスリートなのだと日々実感します。陸上以外ではよく変態と罵られる僕ですが、井上さんのように良い意味の変態であれるよう今後も積極的に意見を求めていこうと思います。短距離ブロックの皆様、よろしくお願いします。
昨日の寺澤さんの日記にもありましたが、3年目から前線で活躍される選手もいます。結果が出せない今に腐る暇があれば、練習に励まなければと強く思います。言うは易し、行うは難し。ここで宣言するだけでなく今この瞬間から動き始めます。
明日は投擲ブロック3年の鶴澤元基さんにお願いしました。
「引き受けるから可愛くお願いして」とのご要望をいただきましたので、とびっきりの自撮りを送らせていただきました。特別ですよ。
鶴澤さんは我らがフィールドブロックの長として僕たちを導いてくださいます。未だ鶴澤さんには恩を受けてばかりです。必ず結果でこの素晴らしいブロックに貢献し感謝を伝えます。
最近は読書に勤しんでいるようで、心なしか語彙に迫力が増し、文豪の雰囲気さえ纏うようになった気がします。明日の部員日記が楽しみです。よろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは失礼いたします。