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新井公貴:鍵括弧至上主義
こんばんは。
金本から引き継ぎました。
ハードルブロック4年の新井公貴です。
競走部のヌーこと金本はご存じの通り、試合では外さずタイムを出す非常に厄介であり、最高の後輩、ライバルです。普段の練習でも1年の頃とは目つきを変えて取り組んでいる姿は誇らしいです(僕が何かしたわけではありませんが…)。得意の後半を活かすために余力を残し捲り上げる姿は見ている分には面白いです。捲られると鼻につきます。
練習中に走りについて話す機会が多いですが、1本1本に明確な意図をもって練習に取り組む姿を見ていたら、49秒も納得できます。
金本と走れるのもあと数回ですが、1回ぐらいは先着したいです。
僕ら4年が引退した後は400mHのメンバーを引っ張るのは金本になります。
最上級生になる自覚も見え始め後輩に指導する姿が散見されるため、相談事に真摯に向き合い背中で語る(背中のほうが声は通るかも⁉)、いい4年生になるのだろうと思っています。
最近の部員日記はボリューミーで読んでいて面白いものが多いですよね…。
みんなに負けないように書きたいところですが、1つの話題で同量を書けないで3部構成にしようと思います。
興味がない項目は飛ばしてください。
目次
- 最近の競技について
- 競技の向き合い方について
- 最近のマイブームについて
- 最近の競技について
コアな競走部ファンの方々はご存じかもしれませんが、僕、最近調子いいです‼‼‼。
金本の記録の裏でこそこそとPBを更新し、今年に入って計4回の更新をしています。50秒69を出した横浜市選手権のことは以前の部員日記で書いているので、それ以降のトワイライトゲームズでの50秒45と早慶戦オープンの50秒33について書かせていただきます。
トワイライトゲームズはタイムが出せるか不安な試合でした。試合1か月前に発症した風邪が長引き1週間近く走れていなかったことと個人練習期間後の試合ということが要因です。
風邪からの復帰後は心肺系と筋力系の両面での能力低下を感じ、1週間前に余裕でできていたはずの練習がなかなかできていませんでしたし、あまり練習をせず怠惰な日々を過ごしていました。試合当日も体は重く感じていたことを覚えています。
ただ、そんなコンディションの中でもいざ動いてみたら普段以上に推進力を感じ、「もしかしたらタイムを狙えるかも」と感じていました。
また、猛暑の中行われたレースだったため、選手紹介まで2つの氷を手のひらに忍ばせ、体温を下げるよう努めていたことも記録更新の要因だと思います。
レースで意識していたことは「前半内側から抜かれても焦らないこと」と「後半で抜かし切る位置取りをすること」です。案の定内側の選手には3台目あたりで追いつかれました。しかし、「焦らない自分のペース」と言い聞かせ6台目から切り替える準備をしていました。しかし、5台目あたりで脹脛が痙攣してしまったため、切り替え地点を8台目に変更し、速前の選手が落ちてきて抜けるか勝負と割り切って考えていました。結果的には4位ではありましたが、外に選手がいない中でレースを作り記録を更新できたことは自信がついた試合です。
早慶戦は全日本インカレを想定し連戦の最終日とし、まとめきることを意識していました。気温はあまり高くなく好条件の中行われた試合でした。また、2年の盛岡が前日練習で調子が良かったこともあり、「生半可な心持ちでは負ける」と気を引き締めて臨んだことを覚えています。
この試合で意識していたことは「前半にいつも以上の出力を出すこと」と「勝ち切ること」です。僕は後半型の走りが得意なため、前半の力感を落していましたが、いつもより出力を出す展開を試す意味でも速度を上げて走りました。前半速度を出しつつも後半に余力が残り、いつものような展開で走れたことが記録の要因だと思います。また、この展開でも最後まで持つことを確認できたことはとても大きな収穫となりました。
- 競技の向き合いかたについて
ここまでで長文をかいたつもりですが、ご愛読者の中には競技に行き詰っている方や競走部員がいると信じて、僕なりの調子の上げ方をご紹介します。
結論から申し上げますと「アスリートである時間を増やす」ということです。
この言葉は僕が日ごろから意識する行動基準でもあり、久保田コーチがおっしゃっていた言葉でもあります。
内容は言葉の通りです。遊びに使う時間を減らして、自分のその日の走りを分析し改善点を洗い出す。疲労がたまっていたらお金をかけて治療院に行き回復させる。(最近できていませんが)コンビニに行った時にはジュースやお菓子ではなくお茶を選択する。翌日の練習がハードだから寝る前のyoutubeを見る時間を減らし睡眠時間に充てるなど。日々の行動選択の枕詞に「自分はアスリートなので…」といった具合に考えると想像しやすいと思います。私も昨年はあまりできていませんでした。同期や後輩と走れば10m差をつけられ、補強をしていても面白くないと思い、あまり自分の走りについて興味を持てずメニューを受動的に消化する人間になっていました。今調子の悪い競走部員であまり練習が楽しくない者もいると思います。まずは自分の走りを徹底的に見て、「できていること」と「できていないこと」を自分の中で明確にしてみてください。そして、「できていないこと」を「できなきゃいけないこと」と「まだできなくてもいいこと」を分け、「できていること」と「できなきゃいけないこと」に対してアプローチをすれば何らかの形で成果は出ると思っています。
アプローチ方法で悩んだら競走部には多くの先輩や同期、後輩がいるので頼ってください。
競技で伸び悩んでいるご愛読者の方々には現状打破の方法としてご参考にしていただければ幸いです。
- 最近のマイブームについて
ここまでは競走部としての新井公貴として長々と陸上競技について語ってきましたので、個人的な話をしたいと思います。
今のマイブームは2つ「ポケモンGO」と「ナミブ砂漠の定点カメラを観ること」です。
休日に外に出るきっかけが欲しいと思い、「ポケモンGO」を始めました。寮内でも多くのポケモントレーナーが居住しており、夕食後にはみんなで近くの神社に行きポケモンを倒しに出ることや、「○○にリザードンがいた!」など活動を報告しています。
日常生活にポケモンを!皆さんもぜひインストールしてみてください。
2つ目はナミブ砂漠の定点カメラ鑑賞です。今更見ていると感じる方もいらっしゃるかもしれません。ナミブ砂漠とはアフリカ南部にひろがる砂漠です。定点カメラは人工(?)オアシスのような水が溜まっている場所に設置されているため、多くの野生動物の生活を窺えます。キリンが水を飲みに来た時には声を出してしまったほどです。キリンの画像を添付したいですが、著作権などの法関連について無知なので忠実に再現したイメージ画像を添付します。
明日は3年の眞々田にお願いしました。
眞々田は練習から強いです。調子が良くても勝てません。5m差ならいいほうです。眞々田も自己記録を更新し乗りに乗っています。セット走の後半でもダチョウぐらい脚が回っています。ポイント練習でも、きつそうな顔せず常に甘いマスクを振りまいており練習中からファンを作っています。向上心が高く、走練習後に話しかけると「もう少しいけた」とよく口にしており、好調の理由が窺えます。
普段は同期からいじりを受けていることが多く、夕食中や夕食後には部屋に集まって談笑している姿をよく見かけます。
「眞々田!強く生きろよ!」
以上で本日の部員日記とさせていただきます。
最期までお付き合いいただきありがとうございました。
写真提供:早稲田スポーツ様