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部員日記

中島詩草:チョコミントシーズンももう終わり

こんにちは、千葉より引き継ぎました。

トレーナブロック1年の中島詩草と申します。

 

 千葉は第一印象から、私が憧れる雰囲気を持っていました。明るくて落ち着いていて、そのため声をかけずに見ていることが多かったのですが、最近はそれに加えて芯を持っているタフな人だという認識と、普通の女子大生らしく少し天然な部分もあるなぁと感じるようになりました。先日は美味しいスムージーをごちそうしてくれてありがとう!

ラウンドを踏む試合でもブレずにずっと前を向く千葉が私は大好きです。「チハッ」という短距離ブロック4年の島田カイシンさんリスペクトの挨拶も磨きがかかってきているので、競技・挨拶ともに彼女の今後に要注目です。

 

 初めての部員日記ということで、自己紹介から始めさせていただきます。

私は兵庫県西宮市に生まれ、神戸女学院中学部、高等学部を経て早稲田大学に参りました。あいみょんや甲子園で有名な西宮ですが、大阪や神戸に30分ほどで到着する利便性がありながら自然の残る住宅地もたくさんあるため、安住の地をお探しの方にはぴったりです。引っ越しを考えている方はぜひご検討ください。

 

 私にとって競走部は早稲田大学を選んだ大きな理由のひとつです。今年の3月、2通の合格通知書を受け取った私はどちらの大学に進学するのかとても悩んでいました。

しかし、早稲田に入れば競走部でかけがえのない経験を積めるのだということがどうにも忘れられず、このままもうひとつの大学に入学しても、「早稲田に入学していたら競走部で過ごせたのだ」と後悔するかもしれないと思い、ルーレットに命運を託しました。その結果こうして部員日記を書かせていただいておりますので、競走部に入ることが私の運命だったのだと信じています。

 

 そうして競走部に入って数ヶ月を過ごし、「大学で陸上を続ける」ということについて考える機会が増えました。

他の競技と違い、陸上競技はマラソンを除いて大学卒業後、趣味であっても競技を継続することが困難なスポーツです。トラックやハードル、砲丸など、競技を行う環境を準備することはもちろん、競技について考え、他の種目の選手からも話を聞けるようなコミュニティまで確保することは難しいでしょう。

 競走部の選手の大半は、大学で陸上競技人生を終えます。1年生でもあと3年半、2年生なら2年半、と競技を終えるタイムリミットが明確な中、競走部の選手たちは一心に競技に打ち込んでいます。高校で部活を辞める人がほとんどでも、自由と言われる大学生において髪色や身だしなみ、生活態度において高い基準を要求されても、自分の記録が日本記録になるわけでもなくても、コンマ以下2桁にこだわる選手たちの姿を見てきて、競走部での日々が、選手たちの人生において杖になるのだと感じました。

 人生100年時代と言われる現代、中高大と陸上を続けても10年ほどの陸上生活はたった10分の1にすぎません。ですが、その10年がもし悔いなく終われたのなら、自分の目標を達成できたのなら、きっと100年の間で何度も何度も回顧され、思い悩んだ時や苦難に陥っている時において自分を奮い立たせる杖のような経験になるのだと思います。

例えば選手が40歳50歳で苦しんだ時、競走部を続けた経験が、競走部で自身の目標タイムを達成したことが、競走部のその雰囲気が、その選手に「だから今も頑張ろう」と思わせることができたら。それはどれだけ素敵なことでしょうか。私は、その回顧の際に名前を思い出されたいわけではなく、その回顧される「競走部にいてよかったな」の「競走部」を形作る存在になることを目指して、これからの日々励んでいこうと思っております。

 

明日は長距離ブロックの中島橙子に引き継ぎます。

競歩の選手として度々自己ベストを更新する彼女の競技者としての姿勢に感服することはもちろん、普段から「雨の中ありがとう」と気遣ってくれたりフランクに話しかけてくれたりと、人間性に惹かれずにはいられません。彼女は「中島のために頑張ろう」と人に思わせられる選手だと思います。中島の今後にもぜひご注目ください!

 

拙い文章でしたが、最後までお読みくださりありがとうございました。

連日、蒸し暑い日々が続いておりますので、こまめな水分補給を忘れず、お身体によく気をつけてお過ごしください。

それでは失礼いたします。