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生田桃子:「最後に笑えるように頑張れ」
鈴木から引き継ぎました。中距離ブロック4年の生田桃子です。
翼沙はとても素直で向上心の強い子です。上級生だけでなく、同期にも積極的にアドバイスを求めに行く姿勢が印象的です。以前も、SSC(走りの基礎となるトレーニング)では納得がいくまで教えてもらい、理解を深めるために自分なりに言語化していました。普段はいじられキャラで可愛い後輩ですが、直向きに取り組む姿を私は尊敬しています。また周囲に合わせたり、気を遣える優しい一面がありますが、それが時に自身を苦しめてしまう時もあるのではないかと心配しています。もし悩むことがあれば、これからもいつでも気軽に話して欲しいと思います。
早いもので、引退までの日数は残り41日となりました。よく驚かれますが、今年で陸上を始めて16年目になります。始めたきっかけは、2つ上の姉が陸上クラブで楽しそうに練習している姿を見て「私も小学生になったら入る!」と思ったからです。
小中高大と、これまで様々な種目を経験してきました。私は元々短距離をしていましたが、駅伝も得意な方であったので、中学では100mや200mに伸び悩んだ際には、800mへと距離を伸ばす挑戦もしていました。伸び悩んだ時に違う種目にシフトすることは、なんだか自分に負けたような気がしていました。しかし、1からまたリスタートし、記録を更新できるとその喜びは大きく、沈んでいた気持ちを切り替えることができました。今では、新しい挑戦や視点を変えることは悪くなかったなと感じています。
さて、今週末に行われる順天堂大学競技会で個人としての800mは最後になるかと思います。納得のいくタイムを出して全日本インカレに出場するメンバーを鼓舞できれば最高です。
「最後に笑えるように頑張れ」
私も大切にしている言葉です。
私「も」と言ったのは、これはSGホールディングスの近藤幸太郎選手が大事にしている言葉だと教えてくれたからです。近藤くんは、私の父からこの言葉を受け取ったようで、それを私に伝えてくれました。挫けそうになったときはこの言葉を自分に言い聞かせてここまで頑張ってくることができました。
私が競走部に入部する際、礒先生や主務の佐藤さんとの面談で掲げた目標は未だ達成できていませんが、最後に笑って終われるように精一杯頑張ります!
明日は長距離ブロックの藤田真美加にお願いしました。「生田さんのお願いは喜んで!」と引き受けてくれました。本当に可愛くて良い子だな〜と目がうるっとしてしまいます。競歩では先輩として色々抱えることもあるかなと思います。それでもいつも笑顔で元気な真美加の姿には、私も元気をもらっています。先日の所沢合宿では紺碧寮で一緒にご飯を食べたりおしゃべりする時間を過ごせて、とても嬉しかったです!真美加がいると場が一気に明るくなります。今は菅平で頑張っているかなと思います。そんな真美加に託しました!明日はよろしくね!
長々と自分の陸上人生を話してしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは失礼します。