こんばんは。森田から引き継ぎました、短距離ブロック2年の山本真菜と申します。

前回紹介した高須楓翔と同様、森田陽樹も私のベスト仲良しさんです。お互いの事はだいたい分かっているつもりなので、個人的には友達や仲間を超越した従兄弟のような存在だと思っています笑

彼の今年の全日本インカレにかける思いは並大抵ではないと思います。充実した冬季を過ごした陽樹ですが、終盤の怪我により関東インカレはサポートに回ってくれていました。アップ場に誰よりも先に来て、全力でチームを送り出してくれた彼の強さ、優しさ、その後こっそりと「俺まじ何してんだろ」と笑った彼の表情は忘れられません。思うような練習ができずもどかしい思いをしていた時期ですら、「必ず全カレで」と彼は常に前を向き、そこまでの計画を緻密に立てていました。陽樹のすごいところは、目先の結果や困難にとらわれず、常に先を見据えて、考え抜いた先の最善の行動を取り続けることです。これは彼が急激なスピードで成長し続ける要因でもあると思います。復帰して３週間で46.50の自己ベストを叩き出すなど前代未聞の大躍進が止まらず(怪我期間の壮絶なトレーニングの賜物です)、全日本インカレでも陽樹の走りが必ずチームを勢いづけてくれると誰もが確信していると思います！お互いがんばるぞ！

先週、全日本インカレ前最後の追い込みになる二次菅平合宿が終了しました。本番のレースを想定したメニューを積極的に行ったり、各々が自身の課題と向き合ったりと非常に良い合宿になったと思います。このような合宿のメリットは、いつもと違う環境で質の高い練習ができるだけではなく、１週間ほどの共同生活の中でそれぞれの競技に対する信念や目標、悩みなどの意見を交換する機会があることだと思っています。特に、様々な経験をし、何度も悩み挫折しそれを乗り越えられてきたであろう先輩方のお話は、私たち下級生にとって気づきや学びが多く、自身の競技観に新しい視点を与えてくださるものばかりです。その中でも特に、最近の私の軸となっている言葉、全日本インカレのスタートラインに立った時に真っ先に思い出すであろう言葉をかけてくださった先輩がいます。「確固たる自信は、これまで自分の積んできた練習以外では得られない。」実績があるから、他より持ちタイムがいいから、何だかいけそうな気がするなどの漠然とした自信は、最後の最後で自分自身を支えてくれる、背中を押してくれるものにはならないのです。こう言われた時、私の中で一瞬の不安がよぎりました。高校時代は特に怪我が多かったり、満足いく練習が積めていなかったりと、私は胸を張ってスタートラインに立てた経験があまりなかったのです。そんな過去を思い出すと同時に、気がつくと今シーズンの自身の行動を振り返り、自分に問いかけていました。「毎日妥協せずに取り組んできたのか？後悔はないと言えるか？“自信”と呼べるものを積み上げて来れたのか？」答えは「もちろん。」でした。思うような動きができず何度も動画と向き合った日も、情けない結果に涙を流した日も、合宿のセット走で限界突破しトイレに駆け込んだ日も、熱中症克服のためフラフラになるまで浴槽に浸かった毎日も、全て最後に私を支えてくれる日々たちです。頑張った分だけ必ず記録が出るような甘い競技ではない事は痛いほど知っています。それでも、「自分史上最強の私である！」と自信をもって言えるくらいの練習はしてきましたし、手応えもあります。全日本インカレまで残り１週間。1日1日大切に取り組み、今できる最善を選択し、最後まで揺るがない自信を積み上げていきます。応援よろしくお願いいたします！

明日は短距離ブロック4年の千田杜真寿さんにお願いしました。引き受けてくださりありがとうございます！

知的で落ち着きがあり、大人な杜真寿さんと地元でのあだ名はポンコツだった私とでは、あまりに人間レベルに差があり、普段は交わることのないように思われるかもしれません。ところが実は、ちょっぴり仲良しです(ですよね...？)。杜真寿さんは練習で私が行き詰まりそうなタイミング、苦戦しているときに的確なアドバイス、最も必要な言葉をかけてくださります。常に部の最先端を走っている杜真寿さんの助言は私には見えていなかったものが多く、日々勉強させていただいています。また、私生活の相談に乗ってくださったり、落ち込んでいる時に丁度よくイジってくださったりと杜真寿さんの優しさに救われることも多いです。少しずつ近づいてくる杜真寿さんの引退レースを想像してうるっときてしまうくらいには、いつの間にか杜真寿さんの虜になってしまいました。いつもお世話になっています。ありがとうございます！全日本インカレでは200mと4×100mRにエントリーされており、早稲田の要として大注目の選手です。杜真寿さんらしく悠々と競技場を駆け抜けていただきたいです！明日はよろしくお願いします！