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部員日記

佐々木悠人:全日本インカレ終了!

こんばんは。

後藤さんから引き継ぎました、跳躍ブロック2年の佐々木悠人です。


人間は大きく分けて2種類いると思います。

「後藤さんかそれ以外か」です。

僕にとって後藤さんはこれまで出会った人の誰とも異なる特別な魅力を感じさせる先輩として存在しています。なぜか。それは、おそらくこの1年半未だかつてないほどの優しさと強さを持つ後藤さんの姿を目の当たりにしてきたからなのだと思います。本当の優しさと強さは誰よりも辛く険しい道のりを歩んできた者のみが獲得できる、とかつての偉人は言いました。後藤さんこそがまさにその最たる例でいらっしゃると思います。偽りの優しさと強さではありません。辛い経験を乗り越えた分だけ、誰よりも強靭な肉体と精神を手に入れることができるのだと後藤さんから学ばせていただきました。残り少ない後藤さんとの日々、寸分たりとも無駄にせず過ごしていきたいです。


さて、怒涛の全日本インカレが嵐の如く訪れ、そして去っていきました。早稲田大学競走部へのご声援ありがとうございました。

女子走高跳では矢野が優勝、男子400mHの渕上はu20日本記録を更新し本日の決勝では見事優勝、男子400mRではかつて早稲田大学が持っていた日本学生記録を奪還するなど素晴らしい活躍がありました。 

共に切磋琢磨してきた仲間が日本の頂点に立つ光景には深い感動を覚え、同じ陸上選手として尊敬の念を抱きました。その反面、選手としてグラウンドに立てない自分が情けなく悔しさも強く残ります。昨日の競技終了後、居ても立っても居られずある先輩のもとを訪ねました。そこで僕は来年自分が全日本インカレに出場、そして勝つために必要なことを学びました。

まず、「不安になることと自分を疑うことは違う」ということです。不調が続き思うように記録が出ない時、誰しもが今のままで大丈夫なのかと不安になってしまうと思います。しかし、そんな時でも自分を信じ続けることが選手として必要なことだと知りました。日本のトップで活躍してきた先輩いわく、強い選手はどんな状況でも皆共通して強く自分を信じ自信に満ち溢れた顔をしているそうです。目標から程遠く納得のいかない記録が出ても、誰からどんな言葉をかけられようとも必ず自分はいけるんだ、そう思うことが大事なのです。加えて、「時に根拠のない自信も大事」ということも学びました。もちろん根拠をもとに理論的な練習をすることは陸上にとって、特に僕にとっては最も重要な事項です。しかし、思うように練習が消化できず根拠など見つけられない瞬間もあります。そんな時でも自分を信じなくてはなりません。ただ漠然とした自信がいずれ根拠のある自信へ繋がり、ここ1番の勝負どきに効力を発揮するのだと思います。


もう一つ、どうしても部員日記で書きたいことがありました。それは感謝と決意です。先日、3年ぶりに自己記録を更新しました。今シーズン、大事な場面で記録を残せず正直陸上を続ける意味を見失いかけていました。しかし、自己記録を更新した順天堂大学競技会終了後すぐ、たくさんの部員から本当に多くの祝福をいただきました。本当にありがとうございました。翌日の集合でもたくさんの声掛けをいただき、この組織にいられる幸せを感じました。それと同時に、必ず結果を出し応援してくださる方々へ恩返ししなければならないという使命感が強く湧き出ました。目標にはまだまだ程遠く、満足するどころか気を抜く暇など1秒たりともありません。まとめればありきたりな言葉になりますが、自分を信じ周囲への感謝を忘れず精進して参ります。必ず今シーズン中に7m40を跳んでみせます。


明日はハードルブロック4年の金本昌樹さんにお願いしました。

試合後、急なお願いにも関わらず引き受けてくださりありがとございます。

金本さんは今回の全日本インカレ男子400mHに出場されました。僕がこの競走部に入部した時から常に早稲田、さらには日本の最前線を駆ける金本さんの姿を見てきました。想像を絶する苦難に立ち向かい乗り越えてきた金本さんの過去を知る今、スタートラインに立つ姿には尊敬という言葉以上のものを感じました。試合後、金本さんとお話しさせていただき、様々な考えを持ちました。上で述べたある先輩とは金本さんのことです。金本さんといえば昨日の僕のような迷える選手たちに対して積極的に声をかけ、励ましてくださる姿が印象的です。金本さんのようになりたい、金本さんのようでありたい。僕は今強くそう思います。時間は残りわずかですが、少しでも近づけるよう頑張ります。

明日はよろしくお願いいたします。


改めまして、4日間早稲田大学競走部へのご声援ありがとございました。


拙い文章になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。

では、失礼いたします。