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高橋優喜:もう怪我はしない
日野斗馬さんから引き継ぎました、長距離ブロック2年の高橋優喜です。日野さん、まずは誕生日おめでとうございます!バックは大学と院でいっぱい使ってください笑。日野さんは同じ紺碧寮の長であり、とても親しくさせてもらっています。この前もハワイアンズに日帰り旅行に連れて行ってくれました。競技の方は、今年の日野さんは上のチームの合宿に行かれて、気付けば月間走行距離ランキング上位者にいます。練習量も質も去年とは比べ物にならない事は間違いありません。夏休み共に過ごした時間が短くなったのは少し寂しいですが、かつて怪我に苦しんだ日野さんが強くなっているのはとても嬉しいですし、増子含め僕たちの大きな指針になっています。秋シーズン一回り、二回り強くなった日野さんを楽しみにしています。
今年の夏はあっという間でした。今はもうキンモクセイの香りがトラックに漂い気温も落ち着いて来て、すっかり秋めいています。私の夏の練習は目標としていた完全消化とはなりませんでした。夏休み序盤でまた怪我をしてしまい、2、3週間ほどの離脱で、メンタル的も大きなダメージが残りました。怪我をすると毎回感じるのが、走れるということの幸せです。でもそれは走れるようになると徐々に消えていき、やがて走るのが面倒に感じ始めます。なんて都合のいいやつなんでしょうか。出来ないときに出来ないことをやろうとしたがるという感情がどうしても湧いてしまいます。そんなときに冷静になって、自分のやるべき事をやる決断の重要性を改めて感じています。9月の合宿も本来は花泉で走る予定でしたが、花田監督からの提案を頂き、短距離の菅平合宿に参加させていただきました。そこでは花泉で得られなかっただろう学びがたくさんあり、とても充実した合宿になりました。短距離の皆さんとの交流も出来て短距離チームの温かさを感じた期間でした。
そして、夏休み中1番のイベントであった日本インカレでは、関東インカレのリベンジとなる入賞を目指してレースに挑みました。結果4位入賞と自己ベスト更新をする事が出来、大学1番の嬉しい試合になりました。これがあったから夏休みが楽しく感じられたと言っても過言ではありません。手術までした股関節の問題がありなかなか思うような歩きが出来ていませんでしたが、ようやく未来が見えてきました。股関節の問題があったからこそ自分の身体に向き合うことが出来たと思います。上久保さん含めトレーナー、リバビリの担当の方々には本当に感謝しています。ただ、まだ股関節の問題は引き継ぎ向き合いながら競技を続けることになりそうです。来年は絶対優勝するぞ!
これからは一旦競歩はお休みして、ランに集中していきます。この前、シーズンインとなるThe Road of WASEDAに出場しました。セカンドベストを出し、そこまで衰えていないことが確認できて、少しホッとしたところもあります。ただ自分が競歩をやっていた中、横を見れば同期が着々とベストを出していて、正直焦っています。しかし、土台という土台が出来ないまま来てしまっているため、ハングリー精神も大事ですが、欲張りすぎるのは危険です。走ることはもちろん、ケアや普段の生活で出来る事をしっかりやるというのを心に留め、面倒くさいことをじっくりやっていきたいと思います。
明日は長距離ブロックの藤本進次郎さんにお願いしました。進次郎さんとは春によくモンハンを一緒にやったり、スマブラもやったりしていたゲーム仲間です。ただゲームが本当に上手すぎて相手にならないのでつまらないのではと申し訳ない気持ちもありました。ゲームもプロレベルですが、進次郎さんは今年5000mで大幅に自己ベストを更新されて、先日のThe Road of WASEDAではついに13分台を叩きだしました。 進次郎さんのストライドは凄まじく、距離走で迫ってくる足音はまるで進撃の巨人です。走れればとてつもない力を発揮する印象でしたが、今年その力がようやく現れてきました。今注目すべき長距離選手の1人ではないでしょうか。明日は宜しくお願いします。