こんにちは

進次郎から引き継ぎました、トレーナーブロック4年の中田です。

先日の進次郎のロードオブ早稲田の走りを見た時、私は心の底から喜びを感じました。入学当時からポテンシャルはピカイチのものを持っていながら、どうしても生活環境に慣れることができず、突き抜けることができなかった進次郎。「どうしたらいいんですかね」という言葉をたくさん聞いてきました。一時期本当に辛い時には、このままやめていってしまうのではないかということもありました。そんな進次郎が堂々と他大の選手と渡り合う姿には心を打たれました。あと３ヶ月となってしまいましたが、仮に進次郎が駅伝メンバーとして今までにない緊張感の中で戦うことになっても、今まで通り進次郎がのびのび、楽しく走れるように最大限サポートしていこうと思います。あと少しよろしくね。

さて、引退まであと３ヶ月となりました。最近は私がいなくなった後でも問題なくチームが回るためにはどうすべきか考えることが多いです。こう書くと偉そうに聞こえてしまいますが、やっていること自体は大したことありません。ただ、一応唯一の長距離専門学生トレーナーとして活動しているため、このまま何もせずに私が卒業してしまうとサポート体制に多少なりとも影響が出てしまうと思います。その結果として選手が少しでも不快な思いをしてしまう、もしくはトレーナーの後輩が無力感を感じてしまうのは嫌なので私がいるうちに、私自身がただ見ているだけで良くなるくらいにはきっちり引き継ぎたいと思います。立つ鳥として跡を濁さないだけでなく、次の土壌もしっかりと作った上で卒業していきたいと思います。

また、このように考える時につくづく良くも悪くも自分の行動の源が他人であるのだと思います。自分がどうしたいかではなく、他人にどうなって欲しいから自分はそのためにどうするのか考える、そういう思考を持っている人間なのだと自分で思います（時々自分に負担をかけすぎたと思うこともありますが）。それが競技者としてなかなかうまくいかなかった一因だったかもしれませんが、トレーナーとなってからはそれがよく働いていることが多いので今となっては元々トレーナーやサポートに向いていたのかなと思います。

さて、いよいよあと９日で私にとって最後の駅伝シーズンが始まります。毎回部員日記で書いていますが、私の目標は「全選手がそれぞれの目標を達成できること」であり、その選手の目標の中に駅伝の目標があるのであれば、私自身もそこに全力を注ぎます。とにかく今年は昨年苦しめられた感染症対策を徹底していきます。ここまで割と気楽に頑張ってきましたが、どちらにせよあと３ヶ月なので少しだけ気持ちも入れて、多少自分に負荷がかかりつつも一人一人の選手のために頑張ってみようと思います。

明日はトレーナーブロック&投擲ブロック2年の鈴木真帆にお願いしました。普段は冗談しか言い合わない仲なので真面目な話を見られるのは非常に恥ずかしいです。最近舟生から実は私の大ファンだということを聞いたので今度サイン入りチェキでもあげようかと思います。と言いつつも私は心の底から彼女を尊敬しています。選手とトレーナーどちらも経験した私にとって、二足のわらじでを履いて投擲で自己ベスト、トレーナーとしても着実に力を付ける彼女は恐ろしいです。なんだかんだ責任感が強いので背負い込みすぎてしまうこともありそうですが、誰もやっていない道を歩く自分に自信を持って気楽に頑張ってほしいと思います。

長く且つ抽象的な話題が多くなってしまい申し訳ございません。また、季節の変わり目ですが皆様どうぞご自愛ください。最後になりますが、今日明日の日本選手権リレー、さらに駅伝シーズンとどうか早稲田大学競走部の応援をよろしくお願いいたします。それでは、失礼します。