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部員日記

山口智規:良い時も悪い時も頼れる先輩

白石から引き継ぎました、山口智規です。

111代目早稲田大学競走部の駅伝主将を務めさせていただくことになりました。


敏腕マネージャー白石幸誠は、しっかり者ですが素直で可愛いです。

彼がチームについてよく考え行動してくれるため、物事が円滑に進みます。頼もしい限りです。僕があまり人に物を言わないタイプの人間ですので、しっかり者の幸誠が隣にいてくれるのはかなり心強いです。1年の時はあんなにまん丸だった幸誠も、体が締まり、スーツが似合う21歳になってしまいました。より良いチームを目指して一緒に頑張っていこう。

 

まずは、出雲駅伝の応援ありがとうございました。目標の3位には届かない6位という結果でしたが、私の出遅れが全てでした。私自身は反省しなければならないレースになってしまいましたが、チームとしては底力が見える、夏の取り組みが発揮された駅伝になったと思っています。本来、チームを引っ張っていかなければならない立場の私がチームに助けてもらい、情けない限りではありますが、駅伝の本質について感じることが多くありました。

 

声援や批判の多さから、期待の大きさや、競走部の伝統の重みを一層強く感じています。「批判は期待の裏返し」と言われるように、批判の声も自分への戒めとして受け止め、客観的な意見の一つとして向き合うことも大事だと思っています。

そして何より、瀬古さんをはじめとする偉大な先輩方が築いてきた臙脂の歴史を、私たちのせいで価値が損なうようなことはしたくありませんので、臙脂に白字のWが輝き続ける歴史の1ページを“One早稲田”で繋いでいけるよう精進していきます。


偉そうなことを言っている私ですが、今季は“1=1”からかけ離れてしまうレースが続いています。中学の顧問の先生に、「良い時も悪い時も頼れる先輩でありなさい。」と言われました。111代目の駅伝主将を任された今、結果を残すことはもちろん、姿勢以外でチームに貢献できるものについて考え、行動していかなければならないと感じると同時に、周囲の人に恵まれていることを深く実感しています。


11/3全日本大学駅伝、1/2・3箱根駅伝、大志さんのチームで戦う残りの試合はこの二つのみです。たくさんお世話になった4年生が良い思いで卒業できるよう、僕ができる最大限の恩返しをしていきたいと思います。


明日は、111代目女子主将の大川寿美香です。

足が速く、成績も優秀な彼女ですが、ノリが良く、天然のようにも見えます。

普段は素敵な笑顔で後輩からも慕われていますが、競技になると一変、真剣な眼差しで競技に取り組む姿は模範となるべき存在です。良い時も悪い時も頼れる先輩、その言葉がよく似合います。

思い返すと今シーズンの初め、お互い膝の故障に悩まされており、同じ症状だと気づいた時はなぜか喜び共感しあっていました。あっという間にシーズンは終わり、短距離は鍛錬期に入ります。冬季は、練習中に倒れ込む短距離勢を見るのが楽しいです。

今年は故障なしで乗り越えて来年一緒に花を咲かせよう!

 

至らぬ点も多いかと思いますが、井上率いる111代目を何卒よろしくお願いいたします。

また、110代目の駅伝も残り二つ、変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。


拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。