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新井公貴:出る『杭』も打たれ続けて『柱』になる。
増永から引き継ぎました。
ハードルブロック4年の新井公貴です。
「次部員日記来たら新井さんに回しますね」と増永に言われてから1ヶ月。
時期的にもう回される機会もないと思っていましたが、前回の更新から1週間で回ってきました。
増永とは僕が高校の陸上部に入部してからなので7年目の付き合いのようです。
中高時代の増永は陸上競技にひたむきに向き合い、走りを研究している印象です。私が早稲田に入学してからは、早稲田への進学を希望しているという話を聞いていたので、早稲田の練習について聞かれたような覚えがあります。早稲田入学後もコツコツと練習を積み、同じ競走部員になれたことを誇らしく思います。
これからも怪我せず、焦らずコツコツと頑張れよ!!
ここからは私と増永を輩出する逗子開成中学・高等学校という名門学校についての紹介をしたいと思います。ご愛読者の小学生は中学選びのご参考になればとおもいます。
名前の通り逗子開成は神奈川県逗子市にある学校で、校舎から浜まで歩いて4分程度走れば1分で着くような場所にあります。休み時間に浜に出られるルールでした。そのため、昼食時間にトンビに弁当を『喰い』散らかされて初めて、入学が認められる学校です。(諸説・誇張あり)
また、海の近さゆえに海洋教育を盛んで、中学1、2,3年では年に1度、ヨットに乗って航海をします。面白いです。
また、高校1年では遠泳を行います。寒いです。
あと男子校です。臭いです。
本題ですが、今回は全日本インカレについて
私は今回初めて全日本インカレのメンバーに選出していただきました。
今までの全日本インカレは選手を送り出したことしかありません。
1年次はグランドからバスに乗るメンバーを見送り、2年次はアナウンス席から見送り、3年次もメンバーをグランドで送りだす。今までの全カレはそんな大会でした。
1年の頃はメンバー選考に引っかかりもせず、尊敬する先輩2人を見届けていました。
2年の頃は部内4番目でメンバー選考から外れてしまった試合。活躍する同期と先輩を目の前で眺めることしかできませんでした。
3年の頃は度重なる怪我で選考にかすりもせず、半ば放心状態。天智龍が勝ったことは覚えていますが、映像が思い出せない試合です。
今回の試合会場は幸か不幸か僕の1番嬉しく、1番悔しい思いをした2年の頃と同じ熊谷での大会です。
早稲田400mHが決勝6枚残しをし、アベック優勝した会場。嬉しさの中に「なぜ僕はトラックではなくアナウンス席にいるのだろう」と不甲斐ない気持ちを味わったあの地で、『走ら』せてもらえる機会をいただいたため、雪辱を果たし『悔い』なく終えたいです。
前回の部員日記で引退に向けて偉そうに書いた手前あまり書けることは無いのですが、僕なりの走りのチェックポイントを書いて明日に回したいと思います。自分の走りを見ていて「何かが違う」と感じている人の「何か」を探す手助けになればと思います。
1.接地位置
2.関節の干渉
3.重心の移動
4.遊脚のタイミング
5.上下半身のタイミング
です。
1 接地位置
着地時にブレーキ成分が大きくなるような接地をしていないかです。着地時にひざ関節の角度が90度に近いかどうかを判断基準にしてみるといいと思います。僕はおそらく100度付近で接地しているのではないかと思っています。
2 関節の干渉
関節の干渉は主に怪我開けの選手に多いと思います。大3年の復帰明けで西や新上に再三できていないと言われたことです。サッカー選手と陸上競技選手の走りの違いは「反発の有無」だと言われます。その反発を生み出すためには関節が固まっている必要があり、つぶれてしまうと推進力を得にくくなります。結構推しチェックポイントです。
3 重心移動
接地位置とも重なりますが、推進力を減らさないために必要だと思います。足は回っているのに進まない人は重心移動の甘さだと思います。上体が直立している人はうまく重心移動が使えないと思うので、少し前傾を作り体幹で角度の維持をするとうまく進めるようになると思います。
4 遊脚のタイミング
「流れる」と表現することが多い技術です。脚の回転軸が後ろになってしまうと重心移動が促されにくくなると感じます。また、流れることが肉離れの原因になりやすいのではないかと思っています。うまく遊脚が持ってこられると臀筋がうまく使える感覚があります。(あくまで個人の感想です。)
5 上下半身のタイミング
腕振りと脚の回転があっているかどうかです。骨盤と肩はバランスを保つために反対方向に回転します。肩の回転が骨盤の回転と重なったとき反作用のように大きく力を発揮できます。そのために腕振りのタイミングを合わせる必要があると思っています。
以上です。
明日は上島に回します。
彼女を漢字2文字ひらがな1文字で表すと「面白い」です。競走部でも5本の指には入る面白『クイ』-ンです。会話への切り替えしの早さは頭の良さからくるものでしょう。(真実『は知ら』ないけど)
上島を見ていると大学1年の頃の自分を見ているようで、気にかけてしまいます。
最近の走りには光るものがあるので先輩たちをどんどん頼って強くなってください!!
上島の今後の活躍に期待です。