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平野智也:今までありがとう
こんばんは。
中村真由から引き継ぎました、
短距離ブロック4年の平野智也です。
4年生リレーのパスを回してくれてありがとう。
中村は強くなるために貪欲な選手です。誰にでもアドバイスを求めにいって、その度に吸収して強くなっていきます。
その結果、どんどんタイムも実力も伸ばし、女子短距離を引っ張る存在として全カレ含め様々な大会で活躍していました。この姿勢は私も見習わなければなりません。
確かに彼女は試合前になると弱音を吐いているイメージがありました。あれだけ人一倍練習をしていたのになんで今更という思いで声を掛けた覚えがあります。励みになっていたのなら良かったです。
競技生活お疲れ様でした。これからはお互い社会人として頑張ろう。
お久しぶりです。前回の部員日記からだいぶ時が経ちました。様々なことがありましたが、先日行われた所沢アスレチックフェスティバルをもって陸上競技を引退しました。
13年。これが私の陸上競技の全てです。飽き性な私がよくやってこれたなと思います。
流石に13年間の細かな振り返りは長すぎると思うので、是非高校生編までは闘魂をご覧ください。
振り返ると「出会い」に恵まれた競技人生だったと感じます。結構あるあるだと思いますが。しかし私1人では決して踏破できない道のりでした。
特に大学4年間は苦しいことが多かったです。最終的に臙脂を纏って1点でも多く貢献するという目標は達成することができませんでした。厳しい練習に耐え、試合に出ても記録は奮わない。これがずっと続くのは正直しんどかったです。今まで積み上げきた自分がどんどん離れていくような気がして。何度も何度もこの選択は正しかったのだろうかと考えてしまいました。それでも諦めずに続けることができたのは、支えてくれる人の存在だったと思います。いつのまにか自分1人でやっていた陸上競技ではなくなりました。
総じてこの4年間は、価値あるものでした。
それは早稲田の競走部じゃないと出来ない経験ができたからです。キラキラした大学生活への憧れを捨てて、ただひたすらに陸上競技に打ちこみ試行錯誤する日々。
先輩後輩、男女、種目の垣根を越えて強くなるためにアドバイスし合える環境。
大会では長距離と一体になって競走部として応援し合う団結力。
だからこそ自分の活躍よりもチームメイトの活躍に素直に喜べるようになりました。
1つのことを突き詰めた経験は財産になる。そう信じています。
今振り返れば、これまでの人生における様々な重要な選択、サッカーやそろばんを辞めて陸上競技に専念すると決めた選択、短距離を専門にすると決めた選択、洛南高校に決めた選択、早稲田大学競走部に決めた選択、その全てが後悔ない選択だったと自信をもって言えます。
ただしこれは「今振り返ると」です。その最中にこの選択が正しかった、間違っていたなんて分かるはずがありません。途中で良い意味でも悪い意味でも変わるかもしれませんし。だからこそ苦しいことがあっても最後まで続けてみてほしいと強く思います。
今後の人生においても続けた後悔よりも辞めた後悔の方が心に重く残るはずです。
最後にもうひとつだけ。
もしも、この文章を読んでいる未来の競走部を志している皆さんがいたら伝えたいことがあります。
それは生半可な覚悟で来てはいけない場所だということです。
大学陸上では1年生が結果を出しにくいとされていますが、強くなりたいなら1年生から結果を出す必要があります。そのためには、競走部に入った後からではなく入る前から明確な目標とそれを達成するための道筋を立てる必要があります。
今思えば、自分が目標を達成できなかった要因はここにあるのではないかと思っています。
そんな中でも良かったことは、毎年僅かながら大学ベストを更新できたこと。
嬉しかったことは、4継チームの活躍。
特に今年は主要4大会全てで勝ってくれました。このチームの一員になれたこと、誇りに思います。
最後の試合が終わってはや2週間が過ぎ去り、最近は普通の学生生活を楽しんでいます。やっと時間に余裕ができたと思ったのも束の間、卒業論文や資格勉強などまだまだやるべきことがたくさんあって忙しい日々です。
明日は同じくハードルブロック4年の金本昌樹にお願いしました。
引き受けてくれてありがとう。
金本はこの4年間で誰よりも成長し、誰よりも苦しんだと思います。その苦悩は、私には測り知れません。それでも私たちの前では、部の雰囲気を乱すことがないよう、明るく振る舞っていました。同期として、友人としてもっとできることがあったと後悔しています。
競技を引退するという決断した彼ですが、最後に出場した国民スポーツ大会では見事決勝に進出し、有終の美を飾ってくれました。本当に感動しました。おめでとう。
そして競技生活お疲れ様でした。これからはお互い社会人として頑張ろう。
明日はよろしくお願いします。
最後にこれまでお世話になった方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。
それでは。