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西徹朗:天候ジェットコースター
こんばんは。平田から引き継ぎました、ハードルブロック3年の西徹朗です。
土曜日の話です。何となくですが彼の部屋に遊びに行きました。そのとき、彼はiPadでバスケットボールの試合を観ていました。平田がB2リーグ所属の鹿児島レブナイズを応援していると言うことを何度か耳にしていて私もほんの少しだけ興味があったということもあり、折角なので少しだけ一緒に観戦することにしました(レブナイズにはBリーグ最長身の選手がいるそうです)。とても迫力のあるプレーに感心しているなか、ふと横を見るとそこには平田のスマホが。少しだけそちらの方に目をやると、私の目にはとある4文字が飛び込んできました。
そう、『部員日記』の4文字が。
気づいてしまった以上は彼に聞かざるを得ません。「部員日記書くの?」と。そこからはトントン拍子で話が進みました。平田曰く、月曜日に部員日記を書くこと、まだ回す相手が決まっていないこと…。その中で一際印象に残った発言があります。「部員日記を回せる時に回しておかないと、渡したい人に渡せなくなってしまうから書いてください」と。こんな嬉しいことを言われて無碍にできる私ではありません。と、まあ前置きが長くなりすぎている気もしますが、喜んで引き受けることとしました。
平田は陸上競技に対してとても誠実な人間です。自分のパフォーマンス向上のために同期、先輩、後輩関係なく色々な人にアドバイスを求めに行っている姿が印象的です。また、2024年シーズンでは400mHに加え110mHでも自己ベストを更新したにも関わらず、彼の表情は満足とは程遠いものでした。シーズン終了後にヘアスタイルを大きく変えたのも、この冬季練習に対する気合の現れだと私は思っています。ご存知の通り、男子のヨンパーは強いメンバーがたくさん揃っています。それでも、いずれ早稲田のヨンパーを先頭で引っ張っていくのは平田和であるべきだし、彼にはそれが出来るだけの素質と能力があると私は思っています。とはいえ彼も来年は3年生、学年としては上から数えた方が早くなってしまいます。彼が成長した姿を首を長くして待っていることもできません。彼には是非ともこの冬を通じて圧倒的に成長し、来シーズン一発目からチームの主力として男子ヨンパー界に風穴をブチ開けていただきたいところです。いや、さっさとブチ開けてくれ。お願いだ。
冒頭の平田の発言にもありましたが、機会を逃すとやりたくても2度とできなくなってしまうということ、これは現在の私にとってとても大きな意味を持つ言葉です。競走部で活動できる期間、陸上競技を続ける期間も残り1年を切りました。これからの1年、競走部及び陸上競技に関わること全てについて「最後の」という枕詞が付いて回ることになります。最後の冬季練習、最後のシーズン、最後の対校戦etc…。全ての事象が自分にとって残り1回しかチャンスがなく、そのチャンスを逃せば2度と機会が回ってこないのです。今年のシーズンで失敗したこと、達成できなかったことは来シーズンにぶつけることができますが、来年出来なかったことは今後一生、挑戦することすらできないのです。
結果に納得がいかないまま競走部を去るなんてことは絶対にしたくありません。考えうる限りの準備をし、その時点で自分が持つ最高のパフォーマンスをぶつける。そうすることで自分の目標が確実に達成されるという確証はありませんが、少なくともその目標に対して最大限できることはやったと自信を持つことはできます。そしてその自信を持って競技に臨むことができたのであれば、そこに残された結果がどうであれ、心の底から納得することができると思っています。どちらにせよ、目標に向かって努力するということに関しては、これが最後の1年でなくともやること自体は大きく変わらないのかもしれません。ですが、そういった視点を持って考え続けること、ここに後々大きな意味が生まれてくるのではないでしょうか。
残り1年、私の陸上競技の行く末を見守っていてください。
明日は中距離ブロック1年の地案に引き継ぎました。2つ返事で引き受けてくれて本当にありがとう!4年生が引退した今、競走部では数が減ってしまった希少な愛知県民、しかも同じ名古屋市民で僕と隣の区出身と来ました、私が地案にシンパシーを感じないわけがありません。いつか部員日記を回したいなぁとは思っていましたが、その機会が訪れてよかったと思います。残念ながら私と彼の生活圏は殆ど被っていなかったようですが、筒井さん率いた三河(時習館高校)勢に対抗し、地案と私で名古屋トークに花を咲かせることが幾度もありました。
私からみた地案は真面目で淡々としているという印象です。ですが彼も癖つよ勢揃いの愛知県民かつ中距離ブロックです。、どこかに強烈な個性を隠し持っているのだろうと思います(私が見たことがないだけかもしれませんが)。グラウンドで地案が個性を爆発させているところを一度見てみたいなと思っています。今年1年は少し苦しいシーズンを過ごしていたように見えましたが、それでもアクの強い中距離ブロックの面々に揉まれ、着実に力を着けてきているということは分かっています。この冬の間にさらに力を蓄え、来シーズン岩下や水嶋らと共に早稲田中距離ブロックの黄金時代を到来させてほしいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。寒暖差の激しい気候が続いております。皆様も体調を崩されないことを願っております。それでは、失礼します。