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日野斗馬:笑顔で
おはようございます。
白石から引き継ぎました、長距離ブロック4年の日野斗馬です。
中学2年生の頃に白石と出会ってから、まさか8年後にこうして同じチームで共にやっているとは想像もしていませんでした。安江が形容した「頼れるお兄さん的存在」という言葉、先輩であるはずの僕にとってもしっくりくるぐらい、白石には安心感があります。
紹介にもあった通り、中学高校と白石に負けた記憶はありませんが、高校2年時の県総体だけは負けそうでヒヤヒヤしたのを覚えています。結果的にはなんとか勝ちましたが。
前回の部員日記から非常に短いスパンですが、最後の部員日記を書く機会を与えてくれた白石に感謝です。ありがとう。
昨日、箱根駅伝のエントリー16人が確定しました。周囲から見ればほぼほぼ順当なエントリーだったと言えると思います。中から見てもその印象はあまり変わりません。そのなかで僕は4年間箱根駅伝を走ることはおろか、一度もメンバーに入ることすらできませんでした。4年生の僕には、当然ながら箱根駅伝を走るチャンスはもう僅かたりとも残されていません。
選手として純粋に悔しい気持ち、4年生で自分だけメンバーに入れなかった惨めな気持ち、バイトもできない生活なのに快く応援してくれた両親はじめ家族に対して申し訳ない気持ち、あと少しまでは来れたし頑張ったんじゃないのかと自分を認めてあげたい気持ち、重圧から解放されて少しだけホッとしている気持ち、、全てが自分の中にある嘘偽りのない本心です。
思い返せば後悔ばかりの4年間です。
あの時怪我していなければ、貧血にならないよう早めに対策できていれば、病気にならなければ、そしてあの瞬間に戻れたら、、だなんて何度考えたか分かりません。
そんなこと考えても何も変わりはしないことは分かりきっているのに、ふとした時に考えてしまいます。
先日、エントリー前最後の重要な練習である20km走がありました。ハーフマラソンはおろか10000m以上の距離でまともな走りができたことがありませんでしたが、そこそこいいタイムで走ることができました。タイミングが遅すぎたけれど4年間やってきたことがやっと実を結んだようで嬉しかったですし、下級生の頃は自分のことを競技者というよりも距離が近いだけの駅伝ファンとしか思うことができませんでしたが、今なら早稲田大学競走部長距離ブロックの選手だと胸を張って言えます。
最後にチームのみんなへの思いを綴ります。
いつも支えてくれるスタッフのみんなへ
朝早くから日が暮れた後まで毎日本当にありがとう。スタッフのみんなには頭が上がりません。普段あまり長話することはないけれど、箱根前に一度みんなの思いを聞いてみたいです。特に下級生の頃は一緒に選手として頑張ってきた相川と中田、形を変えながらも2人がチームのために汗を流す姿を見て何度も勇気をもらいました。ありがとう。
今回はメンバー選考に絡めなかったBチームの後輩たちへ
よく「チーム一丸となって箱根駅伝に向けて」なんて言われますが、正直自分の走りが箱根駅伝にどう繋がるかなんてイメージしにくいと思います。僕も下級生の頃はどうすればいいか分からなかったし、今も正解は分かりません。ただ、年末の記録会や来年以降に向けて全力で取り組む姿勢は必ずチームを勢いづけるはずです。
惜しくもメンバー入りを逃してしまった後輩たちへ
特に今回惜しいところまで行った幸太郎や小平は、今すぐ来年に向けてって切り替えれるほど簡単な話ではないと思います。でも4年間、終わってみればあっという間です。みんなが笑顔で卒業できるように、辛いだろうけど今は前を向いて頑張って欲しいです。まずは年末の記録会でメンバーのお尻に火をつけられるように頑張ろう。
エントリーメンバーを掴み取った16人の選手たちへ
大志も言っていたようにここからがスタートだと思います。これから先、10人に選ばれるための争い、そして本番で早稲田を代表して走る他大学との争いが続き、日に日に重圧が増していくでしょう。僕には想像もできないようなプレッシャーのなかで走るみんなのことを心から尊敬しています。下級生は伸び伸び走って欲しいですが、上級生は僕含め走れなかった仲間の思いを背負って走ってくれると嬉しいです。
4年生のみんなへ
入学当時は実績があったのが大志と石塚だけで「大丈夫かこの学年」だなんて不安がられていたけど、今では立派な学年になれたと思います。僕はずっと一番後ろで最後までみんなに追いつくことはできなかったけど、同期がみんなだったからここまでやり切ることができました。最高の学年でした。ありがとう。あとちょっとだけど最後までよろしく。
競技者としては後悔ばかり思い付いてしまう4年間だったけれど、競走部員としてはそして長距離ブロックの一員としては何物にも代え難い4年間でした。
あと少しだけ、自分のためにそしてチームのために全力で走り抜けます。
みんなで3位以内を勝ち取ろう。
明日は110代主務の小林にお願いしました。
短距離の同期たちが引退してから長距離の朝練習に小林が来てくれるようになりました。白い息を吐きながらベンチプレスしている姿を見て、小林ってあの細い体であんなに重いもの持ち上げるんだと驚いたのを覚えています。思い返せば108代主務の東さんもよく筋トレに取り組んでいました。早実出身者にはそういう血が流れているのかなと勘繰ってしまいます。そんな小林の筋トレにもやっと目が慣れてきたと思ったらもう引退が目の前、やっぱり寂しいな。
前回の部員日記では短距離への熱い思いを綴ってくれました。次は長距離への熱い思いを聞かせて欲しいです。あと少し、1月3日に笑顔で終われるように一緒に頑張ろう。
長文でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。また、4年間誠にありがとうございました。
本日も良い一日をお過ごしください。