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伊藤大志:じゃあ、大手町で。
あけましておめでとうございます。
本年も早稲田大学競走部をよろしくお願いいたします。
長距離ブロック4年伊藤大志です。
最後の最後で長聖リレーが叶いました。
"早稲田に入るため"に佐久長聖を選んだ長屋、そんな長屋と大学について話していた時にひょっこりいたのは当時高校2年生だった竣平。竣平曰く、ここで僕が早稲田を勧めた時点でほとんど早稲田に決めていたらしく、僕は何気なく大仕事をしたようです。佐久長聖高校駅伝部という特殊な環境を生き抜いたからこそ、周囲の仲間たちとはまた違った感覚を分かち合うことができるのだと思います。佐久長聖の人間として恥じない背中を後輩2人には見せてきたつもりです。苦しみを超えて厚みの増した長屋、足踏みした上半期から確実にステップアップしてきた竣平。数カ月後にはチームに合流するであろう佐久長聖の血が流れた後輩を、2人で導いてほしいと思います。走りにおいて心配はしてないよ。存分に、ぶちかましてこい。
箱根駅伝まで残り1日となりました。緊張や高ぶる気持ちは、実はあまりありません。
やるべきことはやった。あとはやるだけ。
ただこれだけです。
文字通り、チームに全てを注いできました。1年間だけではありません。シード落ちを喫した3年前の1月3日からです。
「1年生だから」
この言葉に甘んじてチームに干渉することを怠ったことを今でも後悔しています。早稲田をシード落ちさせてしまった者の一人として、ここまでやれることはやってきたつもりです。
110代目の長距離ブロックを発足させるにあたり、モットーにしたのは「このチームで勝ちたい。全員がそう思えるチームにする」ということでした。そして最後の試合を直前に控えた今、多くの者が「このチームで勝ちたい」と口にし、文字で表してくれるようになりました。この時点で僕が掲げた目標は達成です。じゃああとは信じるしかないでしょう。ここまでベストな状態に仕上げた仲間と、ここまでもがき続けた自分を。だからこそ、あとはやるだけです。
サムネイルの写真はメンバー外の選手とスタッフ達の寄せ書きです。うちの駅伝主務は最後まで粋なやつだなと思いました。だから僕も、この文を読んでいるであろう仲間達を信じて最後の言葉をかけたいと思います。
じゃあ、大手町で。
ここまで競走部を応援してくださった全ての皆様に、強いエンジが帰ってきたと思ってもらえる走りをします。
応援のほど、よろしくお願いいたします。
箱根駅伝、明日号砲。