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中田歩夢:明日から全日本インカレです!
北村光さんから引き継ぎました。トレーナーブロック3年の中田歩夢です。
北村さんの走りを初めて生で見たのは私が高校1年生の時のインターハイ北関東予選でした。スタンドから見ていてこんなに美しく走る人がいるのだと心を奪われたことを今でも覚えていますが、当時はまさか同じチームで活動することとなるとは思いもしませんでした。ここ最近の合宿ではかなり状態が良いということで、その美しい走りにより一層磨きがかかっています。全日本インカレ、そして三大駅伝と私なりに精一杯サポートするので、最後のシーズンの好走、ひいては「光走」をよろしくお願いします!
※いじっていただけるのは結構ですが、会って早々「うるさい」はやめてください。その時点では絶対にうるさくないはずです。
長距離ブロックは7月下旬から夏の鍛錬期に入りましたが、その鍛錬期もいよいよ佳境を迎えています。現在チームは私が入学してからの3年間のうち、ダントツで順調に夏合宿を消化できていると思います。故障者もほとんどおらず、質、量ともにかなり充実している選手たちが多く、駅伝シーズンを今までで一番ワクワクして迎えることができます。この後心配なのは体調不良や故障による離脱です。特に昨年は体調不良者が完全復調するまでにかなりの時間を要した記憶があるため、トレーナーとして全員の体調、また自分自身の体調により一層注意を払いながらこの先の駅伝シーズンに備えていきたいと思います。
ありがたいことに、私は今年、学生スタッフとして多くの合宿に帯同させていただいています。その中で他の大学と練習場所が被ることがよくあり、その際には他大の練習を見たり、マネージャーの方と話をしたりすることができます。私はあまり他の強豪校の知り合いもおらず、外部の記録会などで他大のマネージャーと交流する機会もなかったため、非常に新鮮な経験です。そうして他大のことを知る中で、自分たちのやり方がいかに特殊であるかを実感しました。練習でカーボンシューズはほとんど履かない、朝練習の集合は遅い、3部練習はほとんどないなど、自分では今まで気づかなかった他大のやり方と自分達のやり方との相違を知ることができました。このことから私が感じたことは、外側に目を向ければ、より自分たち自身についての理解が深まるということです。内側しか見ていなければいつの間にか自分たちが当たり前、自分たちが常識であると勘違いしてしまうことがあります。しかし、外側、世間に目を向け自分たちを相対的に見ることでより冷静に、客観的に自分たちの行動がどういうものなのか判断できると思います。現在Team Strategic Advisorの相楽さんが以前よくおっしゃっていた言葉で、「早稲田の常識は他大の非常識、他大の常識は早稲田の非常識」というものがあります。外側に目を向けて見えてきた自分たちのよい意味での「非常識性」を武器にして戦っていきたいと思います。一方で、社会や他大と比べ悪い意味での「非常識性」も感じることがあります。来年4年生になるにあたり、競技以外の点では特に組織の常識と世間の常識を比べ、おかしいと思ったことはおかしいと声をあげて競走部がより良い組織となっていくようにしていきたいと思います。
明日は長距離ブロック2年の山口智規にお願いしました。彼は今シーズン、早稲田のエースの一人となっています。関東インカレ5000mでは誰もが「どこからきたのか」と思うような最後の追い込みで3位表彰台、先日ヨーロッパのロードレースに参加し入賞を果たすなど今シーズンはチームの中でも存在感が際立っています。競技に対してもチームトップクラスでストイックで、常に世界を見据えて競技に取り組んでいることが伝わってきます。また、コミュニケーション能力も高く、私には時々同期なのではないかと思うくらい距離を縮めて話してきます(良くも悪くも)。過去の日記を見返すと、全く記憶にありませんでしたが以前も彼に日記を回していました。いつも日記を受け入れてくれてありがとう。駅伝シーズンは去年の分まで爆走してくれ!
読んでいただきありがとうございました。明日からの全日本インカレでは、チーム全員で総合優勝を勝ち取れるように頑張りますので、皆様お忙しい中だとは思いますが、ぜひ熊谷に足を運んでいただき、応援のほどよろしくお願いいたします。