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増子陽季:カタンしか勝たん

舩生から引き継ぎました長距離ブロック2年の増子です。
「増子さん部員日記明日なんですけどお願いします。」と突然お願いされました。
前回もマネージャーの眞下から前日にいきなり渡された気がします。部員日記において私は駆け込み寺のような存在になっているのでしょうか、とは言っても渡してくれたからには断る理由はありません。これからも駆け込んでくる人たちを受け入れていこうかと思います。
冗談はさておき、舩生は理工学部で多忙な日々を過ごしながら毎日練習しています。所沢キャンパスに通う私からしたらバス電車を乗り継いで東京まで通う彼には尊敬しかありません。限られた時間の中で競技と勉強を高いレベルで両立させていかなければならないのは非常に大変だとは思いますが、そんな場所に身を置いている舩生だからこそ磨ける強みもあると思います。とことん真面目な舩生ならどこまでも成長していくのではないでしょうか。去年1年で肩慣らしは済んだことでしょう、来年度爆走する彼を期待しましょう。
ところで皆さんはカタンというボードゲームをご存知でしょうか。簡潔に言うと集めた資源で領土を広げ、10ポイントを1番早く取った人の勝ちというゲームです。単純じゃないか、たかがボードゲームだろう、そう思った方もいるでしょう、私もそうでした。ところがいざプレイしてみると底知れぬカタンの奥深さに沼っていました。今まで人生ゲームぐらいしかボードゲームをしたことがなかった私にとって、こんな娯楽があったのかと心を打たれました。このゲームの魅力の一つに「交渉」というものが存在します。開拓を進めていく上で他のプレイヤーと交渉し資源をトレードをすることができるのです。各場面における交渉の最適解は何か頭をフル回転させゲームを進めていきます。この交渉や開拓の進め方が命運を分けるのです。
自分の利益だけを求め開拓を進めると後半他のプレイヤーを敵に回します。かといって交渉に応じすぎると自分の首を絞めることになってしまいます。
「道と都市どちらを作るか、あるいはガチャか」など様々な状況で選択が迫られます。
語り出すと長くなってしまうのでカタンの話は一旦ここまでにしておきます…
先ほどカタンにおいて様々な状況で選択が迫られると述べましたが、これは競技においても同じことが言えるのではないかと感じています。私は人より怪我をしがちな分練習において引き際を大切にしています。練習量が物を言う長距離においてやめ時を意識している人はあまりいないのではないかと思います。
もっと走るべきか、やめておくべきなのか体と相談し、選択に迷いながら練習をしています。迷う時はいつも2.3ヶ月後の理想の姿を思い浮かべるようにしています。長い目で見た時に今の自分は何をすべきなのか冷静に判断しようと心がけていますが、それでも中々思い通りにはいかないのが陸上の難しいところです。先の読めない難しさ…そう正にカタン!
最近、紺碧寮にて行われたカタンでは死闘の末に2連勝しました。カタンのように迷いながらも最後には輝かしい結果が待っていると信じて練習していきたいたいと思います。
明日は短距離ブロック1年の鶴巻にお願いしました。舩生から部員日記が回ってきた時、その場にいたので半ば強引に押しつけました。ごめんよ。鶴巻は寮も活動ブロックも違うためあまり交流の機会がありませんが、今お互いに怪我をしていることもありよく見かけます。鶴巻は引きこもりだけどめちゃくちゃ真面目なやつだと誰かから聞きました。その真面目さを武器にこの怪我期間を経て更に強くなるのではないかと思います。怪我が治ったら、今苦労している分まで走りにぶつけて早稲田の主軸として今後頑張ってほしいと思います。また鶴巻は新潟出身ということで私は新潟に行ったことがないので住みたくなるぐらい魅力を語ってもらいたいなと思います。明日はよろしく。
拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。それでは失礼いたします。